スイスすごろく++スタートはドイツ++

計らずもドイツからスイス(ドイツ語圏)へ移住 両国の生活を比べつつサバイバル方法/学習記録をメモしていきたいと思います。

職場のメンタルヘルス

ドイツに居る頃からメンタルヘルスが理由で退職する人は見てきましたが、スイスの今の職場では、というか私のいる部署ではメンタルヘルスで退職する人を三人見てきました。別に一人、長期病欠後に復帰し、別の部署に異動した人もいます。

 

かく言う私も以前、このままここで働き続けたら病気になる、と思って辞めた人間ですので近いものはあります。退職後も一か月は仕事の悪夢を見ました。

 

今の職場では他部署でもかなりメンタルヘルスが原因で退職する人が多いです。異常だと思います。全然、そんなことが起きないハッピームード全開の部署もあります。そういう部署が発端となってTeamsに職場のメンタルヘルスグループも作られました。

 

最初に招待状が来た時に、鼻で笑ってしまいました。こんなメンタルヘルスグループで防ぐ前に、会社のやり方自体を変えないといけないのでは?と。最初の方で色んな人のやり取りを見かけましたが、おススメされていたのは瞑想、食事、睡眠、全てを抱え込まない、などそういった類の内容でした。

最近は見かけないのでどうなっているのかは分かりません。

 

数か月前から私の仕事を引き継いだ同僚の腹痛が通常化し、体重が減っていくので私なりのアドバイスをしました。まず、出来ない仕事は上司に出来ない、と告げる。それで他に割り振ってもらえない、及び改善されないなら、自分のペースでやる、自分が壊れてまでやらなくていい、それで動かない仕事は経営側の問題であって、私達の問題ではない。それでもどうしても、何とかしようと動いてしまうのであれば、可哀想だけど従業員の性格によるし、または仕事の仕方による、と。

 

仕事との距離の取り方は自分で決めて自分で扱わないといけない、という話をしました。彼女の問題は、全部の情報を頭に入れておきたい、各仕事をきっちり丁寧にやりたい、というモットーが実際の仕事量とスピードに追い付かず、結局ストレスになる、とのことでした。

 

仕事量は多いですし、何かやってる最中から急ぎの案件が来て、同時に期日の限られたものを間違わずにやらないといけない、というどうにもこうにも精神的におかしくなって仕方ない、自転車操業状態が常になっています。なので、そもそも基本が無理のある職場というか部署なんです。

 

私は一度、このままでは病んでしまう、と思って辞めた人間なので、戻ってくるにしてもフルタイムで働くと壊れるので、パートで戻ってくる、という事でまずは自分を守る術その①をこさえました。

 

術その②、は仕事の事は仕事が終わったら出来るだけ忘れられるように、頭に入れずにわざと全部コンピュータの中に記録しました。たとえ頭の中に残している方が効率が良くても、それが私の精神的負担になるなら意味がないので、効率よりも精神衛生を重視する事にしました。

 

術その③、は適度にこなす、やりすぎない、仕事ができる人になりすぎない、でも同僚の信頼は失わない程度に働く。仕事ができる人は自然と他の人に引き継ぐ時に、他の人の仕事レベルも高い物を期待されるように促しがちなので、こういうカオスな職場という事もあり、仕事の出来る人風にならないように心がけました。職場の雰囲気にもよると思いますが、仕事ができる人が増えれば増えるほど、それに合わせたものが要求されて挙句、他の社員も同じ様な事をしないといけなくなるかもしれないからです。

(正直、わが社はとても儲かっているので、それでお金が湯水のように流れていて、問題が改善されていないと思います。なので、勝手にここで緩くした所で会社の利益には関わらなさそうだな、、とも。。)

 

術その③、はしんどくなったら病欠を取ろう、と思いながら働く気持ちを持つ事です。急に病欠になった同僚の仕事を今まで何度引き継いできた事か... 急にやらされる方はたまったものじゃないですが、何とかなるものです。むしろ急に同僚がいなくなっても周りました。所詮その程度、だと思いながら働くと精神的負担が減るので個人的にはそう思いながら働くのは安心感がありました。

 

もちろん、休暇で同僚がいなくなるのが普通なのでバックアップで働く、という習慣があって、そういう時は顧客にも同僚がいないから、この程度のサービスで許して、という姿勢で緩くもできますし、あまりプロフェッショナルだとも思えないですが、情報が少ない、なり担当者がいないので今すぐ対応できかねます、もどうしようもない時には使えるカードです。

 

逆に、それくらい緩くしておかないと、何でもすぐにデータが取り出せたり、メールですぐに連絡できたりできるので、スピードを上げる事はいくらでも出来て、気が付いたらそのスピード感にはまっていて、それが出来ない自分を卑下したり、それが出来ない業務を批判したり、となってしまいやすい時代だと思います。

 

簡単なオフィスワークの事でしか言えない事かもしれませんが、一つ一つの業務がそれこそスピーディに出来る時代なので、30年前、40年前の一日8時間労働と比べたら、やる事も増えているのではないかと思います。さくさく働いているつもりが気が付いたらとんでもない負担になっている、という事もあると思いますので、普段から緩くするように心がけています。

 

30年前、40年前には別の問題があったと思いますが、最近のメンタルヘルスへの悪影響を聞くにつれ、今には今の問題があるんだろうと思い始めました。

 

術その④、ですが仕事を自分の生きている証にしない事。社会から認められる事はとても気持ちのいいものですし、自信にもつながりますが、それが原因で自分が壊れたら元も子もないですし、回復するにはそれなりに時間も気力もかかります。完全回復も難しいかもしれません。そもそも何の為に生きてるんだ?という気にもなります。

 

ありがちかもしれませんが、大体において自分の生活で刺激になるもの、気楽に感じられるもの、どうでも良いもの、無になれるもの、収入のため、と割り切れるもの、など知っておいて、そこのバランスを取れるようにするのは大事だと思います。

 

また、例え世の中がああしろ、こうしろ、と言ったり常識だと言うことでも自分にとってピンとこない、とかしっくりこないものは無視した方が良いと思います。

別に突拍子もない事をして犯罪を犯してもオッケー!と言ってるのではないですが、個人的に『うーん 私にはピンとこないなぁ。』という事は静かにスルーしてきましたが、今まで生きてきて支障はあまりなかったです。あったかもしれないですが、違和感を抱えながら生きる方が私にはしんどかったので、私にはそれがあっていたのだと思います。

 

ここまでつらつらと書いてきましたが、いつもいつも上手く仕事のプレッシャーと距離が取れてるという事もないです。毎週最低一回はお腹が痛くなってるので、今も改善方法を試行錯誤しながら対応しています。ただ、自分の人生で一番大事なのは自分の心と身体だと思っているので、そこを大事にするためにはどうすればいい?と考えると、自然とやるべきことは見えてきます。

 

自分を大事に出来ないと、本当に周りの事なんて大事に出来ないし、周りの評価に自信を委ねていると、とんでもなくブレブレになってしまって、不安も溜まりやすいです。不安が溜まりやすいと依存がちになったりして、、さらに悪循環。そんな時に決めた事なんて自信がないので後悔の原因になったり...。

 

まずは自分の心と身体が元気である事、そうすれば自然と周りの事も気にかけたり見えてきたり、自分の事も客観視できるので、常に自分の気持ちをモニタリングしています。

 

さきほどの同僚も、今日職場に言って喋ったら、精神的にセラピーを受けているらしく、そこでも担当医に仕事との距離感を取らないといけない、とアドバイスを受けたと言っていました。出来ない事はやらない、やらないと決めたらもう考えない、上司に訴えて改善されないならそれは会社の問題、とも言われたそうなので、私のアドバイスとかなり近いようでした。

 

夫の会社でもメンタルヘルスにかんする説明会みたいなのがあったそうで、そこでも例の疫病の事やウクライナが侵攻されたことなど、色んな事が重なってここ数年、メンタルヘルスに影響を及ぼす人がとても多く、もう駄目だ、と思ってクリニックに来たらかなり重症化している、とのことでした。なので、距離を取る方法を知っておくのはとても大事だそうです。

 

こちらの文化で、自分を犠牲にすることは美徳ではないし、仕事ができる事が格好良い、なんて事はないですがスイスの働き方は結構真面目にきっちり、が求められるのも見かけるので気を付けないといけないのかも、、とも思いました。

 

ドイツでは燃え尽き症候群になる話をよく聞きました。

個人的には日本で働くほど、仕事内容を求められてる気はしないですし、病欠も取れるし、休暇に入る時にスローダウンは出来るし、まだ気楽なのにな...と思ってたのですが、働く人の性格や立場もあって、こういう問題はこれからも出てきそうなのかな、と思います。

 

社会保障の無い国もありますし、そう思うとまだまだ気楽に働ける方なので、自分で自分を苦しめないように気を付けていきたいと思います。同時に、同僚に無意識にプレッシャーをかけないようにもしないとな、、、というのが新しいテーマかもしれません。

 

気持ちよく働いていけたら一番ですよね。

 

 

では~

 

また。アデー♡

 

 

 

 

 

 

 

 

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