チューリッヒの街中にチューリッヒカジノがあるのですが、無料のお試しデーがあったので行ってきました。
通常はドレスコードがあったり、もしかしたら入館料が必要だったりするのかもしれませんが、無料デーは誰でも入館できるカジュアルデーだったようです。とりあえず誘われるまま行ってみました。
夜の九時半位に建物の中に入るとすぐにキラキラのエスカレーターが現れたのでそれに乗って二階へ。カウンターで入館の説明を聞こうかと思ったところ、リュックサックはロッカーに入れないといけない、との事だったのでロッカーへ向かいました。私は小さなショルダーバッグだったのでロッカーに入れる必要なく、ロッカー室の前で待っていました。
するとそこに、男性がやってきて、スイスドイツ語で今から入館しますか?それとも帰りますか?と聞いて来たので、今から入館するところです、と。じゃあ、僕はもうこれ使わないので良かったらもらって下さい、とゲームに必要なカジノコイン100と書かれたものを二枚もらいました。
それから、入館に際して配布される、四種のゲームが無料で楽しめるカードとその真ん中に番号が印字されているものも貰いました。その男性曰く、10時になったら抽選があって、その番号が読み上げられたらお金がもらえるから、とのことでした。
わあ!ありがとうございます!と言いつつ、男性が去った後にそのカードをよく見ると深夜1時に抽選があり、1000フラン、3000フラン、5000フラン、が当たると書かれていました。
なんだ、10時じゃないじゃないか、と思いつつ、私のスイスドイツ語の聞き間違え?と思いつつ、いや、男性は私に念を押すように何度もスイスドイツ語で10時だからね!見逃さないで!と言ってくれたので、それを思い出し...『ツェーニー』ってスイスドイツ語で10時よね?と自問し、男性に念を押された後で私の方でも二回「分かりました。10時ですね!」とこちらは高地ドイツ語で『ツェーンウーア』、10時、と答えたのでそれが間違ってたら訂正してくれそうなものだしな...ふむ、彼が間違っただけかな?と思いましたが、なんと10時にも少額の抽選がありました。
500フランが二名に渡されていました。若い男性の大喜びの声が聞こえたので、入り口の男性が言ってた10時の抽選、とはこの事だったのか。。と。
しかし、入場無料のお試しデーで500フラン(約66000円 本日のレート)もらえたらそりゃ喜んじゃうよね、と。
その少額抽選の直前に司会のお姉さんがマイク越しに話していましたが、カジノに居る人々に「ここに居る理由はなに?ここに来た理由はなに?ずばり、お金だよね!みんなお金欲しいよね!」と。すると会場がわぁーー!と明るく湧いていました。
しつこい様ですが、入場無料のイベントでこんなにポンポンお金を渡されるんなら、貧乏学生なら何度も足を運んでしまうかもしれない、いや、私がもしそうだったら、、の話ですが汗
入館に際してはカウンターで身分証の提示が必要で、何やら機械に名前を入力しているようでした。他の情報が入力されているかどうかは分かりません。とにかく、今日来たのが初めてですね?と言われたので、はいそうです、と。例の四種のゲームが楽しめるカードとそれを首からぶら下げるスイスカジノと書かれたネックホルダー、それからカジノコイン100を一枚もらいました。
何ができるか分からないので、スロットマシーンのある所をチラ見して、その後は更にもう一階上の階に行き、アメリカンルーレットの台へ行ってみました。ルールが分かるようで分からない、何か数字を選んでかけてみなよ、と言われ、ふと32が頭に浮かんだのでそこにコインを置こうとしたのですが、強面の中国語を話すお兄さんがそのあたりを陣取っていて怖かったので、引っ込んだらなんと32のスポットに入ったのでビックリしました。ビギナーズラックが生かせたのかもしれません。
とにかくそのルーレットのスピードが速くて、他の参加者の目のギラ付きが本気だったので一歩下がって見ていました。ルーレット台担当の女性の真っ赤な口紅が綺麗だな、と思いつつ、他のエリアを見てみるとブラックジャックやポーカーの台もあった気がします。そこも熱気でいっぱいでした。
なんせ、無料のお試しデーなので結構込み合っていました。見事に20代から30代前半位のジーンズにトレーナーやパーカーの男性だらけで、世の中にこんなにも沢山同じ世代の人々がいるものなんだな、と思いました。
無料の四種のゲームはスロットや、カードに書かれた番号でお宝箱を開ける、またはルーレットを自分で回してもらえるコインの額が決まる、とかそういうシンプルなものでした。
カジノがどんなものかちょっと見てみよう、くらいだったので元々興味がないからか、ビックリするほど心が動きませんでした…車の試乗に付き添うほど心が動かなかったので、ギャンブルと車には興味がないのだろうか、どちらかというと男性で好む人が多そうな分野なので、女性の私のこの反応は別に珍しくもないのかもしれません。
でもですよ、中国語を話す団体客の女性の方もかなり来ていて、彼女達の目つきは本気でした。気迫がすごい...という事は単に私の趣味嗜好にあってないだけであって、性別問わずに夢中になれるものなのかも、なんてカジノ自体に興味がなさすぎてちらほら考え事をしてしまいました。
他に気になったところと言えば、各ゲームで担当してくれてる女性の方々がみなさん真っ赤な口紅をしていて、優しい印象なんですが少しだけやっぱり夜の世界の空気感があって、穏やかに手放しで過ごせる空気感でもなくて、ちょっとピりっとしてるんです。夜のバーとかクラブとかに行くと感じる空気感でした、あと女性も入れるまだカジュアルな夜のお店なんかの雰囲気でした。
日中は羊を見たり牛を見て可愛い~なんて言いながら、緑の匂いを匂って鳥のさえずりを聞いてぼんやり過ごす日々だったので、久しぶりにそういう空気感を味わって、そうだった、そういう世界もあるんだった、懐かしいな、と思いました。
日本に居た頃の方が夜の娯楽は沢山体験できたので、夜の空気感を味わえたんですが、もう長らくそんな生活してなかったんだな、と改めて思いました。
話はカジノに戻りますが、色んなゲームをしていくうちに、あんまり楽しくない…という気持ちが湧いてきたのでさっさと帰ろう、という話になったのですが手元にいくつかコインがあって、1000コインがあれば20フラン相当に交換できる、とのことだったのでカウンターに行って20フランに交換してください、とお願いしたら現金交換はできないので他のゲームをするカードにだったら変えられるとの事でした。
スロットマシーンをプレイするようのカードを貰い、早速プレイしてみましたが、完全にマシーンに操作されてるだけでひたすら自分がプレイボタンを何度か押すだけで、何も参加してる感じがないし楽しくない、と思いさっさと20フラン分を使って帰る事にしました。
お試しで入ってみましたが、個人的にはもう行かないと思います。
そもそも興味がない分野なので、仕方がないですが、チューリッヒカジノに興味がある人には無料で入館できる日なのでおススメです。噂によると毎月一回開催されているようですが、定かではありません。。
リンクを貼っておきますのでご興味のあるかたは見てみてください。
では~ また!
アデー♡