スイスすごろく++スタートはドイツ++

計らずもドイツからスイス(ドイツ語圏)へ移住 両国の生活を比べつつサバイバル方法/学習記録をメモしていきたいと思います。

例の疫病についてのスイスの反応

Reaction

スイスでは例の疫病のワクチンの接種率が思ったより上がらない、という事でワクチン接種反対の人も結構いるらしい、などを聞き、まぁそうだろうな、と思いました。

 

日本の人からのなぜワクチンを打たないの?!などというネットの反応などを見ると、スイス文化を見てたら割と考えうる国民の反応だったのでは?と思ってしまいます。

 

スイスは国民投票のある国で、自分の意見を考え、それを投じる事ができます。

直接民主制という、名前そのままの制度があります。

 

内閣は7人の連邦大臣で構成されていて、その中から毎年ひとりずつ大統領を務めるようになっています。

 

この簡単な説明だけでも上からの決まりをトップダウンで突き通せる国でなくて、大統領や首相が任期を10年以上も務めたりするような国でもなく、独裁政治を許せる国でもないというのは分かると思います。

 

国民の意見が反映されやすい、それゆえ、国民も個々の意見を持っていて、ただ野放しにしたり諦めたりする、という事はできません。そうしたいならそうできますが、逆に自分の意見を反映したい、と思えば効力がある仕組みの中、生きています。

 

去年の3月のロックダウンで飲食店が閉まり、在勤が推奨され、屋内でマスク着用義務になり、プライベートで人と会うのも制限がありましたが、それでも今までスイスは割と自由に生活できるようにやってきたと思います。

 

去年の夏にドイツに行った時に、雰囲気がスイスよりもピリピリしていて驚きました。

ドイツの家族との家族チャットや電話などでも、話を聞くとスイスよりも緊張感がある気がしました。ドイツが昨年飲食店を閉めて厳しくしている時に、ドイツのニュースでスイスのチューリッヒの様子を報じていましたが、こんな時期にカフェでお茶を飲んで、人々のこの距離感!信じられません!ってな報道でした。

 

日本やオーストラリアの友人からも、例の疫病が怖いね、など緊張感のある連絡があり、スイスのこのイージーさの中生きてる身としては、同じような反応ができず逆に困りました。毎日数千人の感染者が出ていて、疾患して回復した人も周りに多く、むしろ感染した人が周りにいない方が珍しい、という状況だったのでは?と個人的には思っていました。

 

もちろん重症化しないなら大丈夫、などとと言っているのではなく、スイスは例の疫病との付き合い方が他の国に比べて割と緩かったのではないかと思うのです。

 

それは政府の政策がそうだったからで、トップダウンが常ではない文化ならでは対応だったのか、担当者の意向だったのかは分かりません。

 

ワクチン接種は義務ではないですが、ワクチンパスがないと利用できない場所が増えてきたという事は、事実上は義務化に近い強制力があると思います。

 

トップダウンが普通ではない国で、上からの強制力が強い政策に対して反発があるのは至極当然の事な気がします。そういう政策に慣れて生きてきた人にとっては、受け入れを基準に考えるのでしょうけれども、強制に慣れてない人にとっては、今まで尊重されてきた意思が尊重されない、選べるのはこの国での自分の権利なのに、という感情だと思います。

 

たとえば政府が保護者だとして、国民が子供だと考えてみると、今まで自分の意見をしっかり考えて言って行ってね、と育てられてきた子が急に、これは危ないから、よそのお家の子もしてる事だからダメ!と抑えつけられる感じだと思います。

 

まずは反発心が出てくると思います。なぜダメなのか、ここが納得できる答えじゃないと納得できず不満が残ると思います。納得できる答えうんぬん、じゃなくて抑えつけられる事になれていない人の驚きやパニックを含めた反発もあるように思います。たとえ冷静に考えたら納得できる考えであっても、強制されるようなアプローチになれていない故の混乱、的な。

 

保護者は結局、子を守りある程度導く立場なので、静かに見守る、という教育方針もあると思いますが、最終的には保護者に決定権があるのが一般的かとは思います。政府の決定が絶対になる時が来るかも、とは思いますが、違憲であれば覆すことも可能かと。ただ、政府の仕事は何かアクションを起こさないと批判もでるでしょうし、アクションを起こさないように見える=見守る、というアクションだと今の事態だと批判が起きるとは思います。人は見えるものに目がいくので。見守る、というスタンスは表明しない限りは手抜きだと見なす人も多いと思います。

 

保護者の子育てと違って、政府の管理は国という大人を含めた国民と、未成年と...と主に大人相手なので意見が対峙して、その大人が意見に反するのも自然な事だと思います。

 

あと、スイスが国として何かを決める時にはEUに属していない、とは言え結局はEUの決定に伴い足並みを揃えないといけない、という印象があります。まず最初に何か新しい事を決定する国、というよりは周りの決定を見て様子見してから決定する国、という。他の国との兼ね合いが強いので、スイスが何かを決めてそれに追随してもらう方が立場上難しいのだと思います。

 

なので、決定事項はまず他の国の流れを見てから。

 

このスピード感に慣れていたら、もうちょっと他の国の様子見をしたくなるのは分かる気もします。テレビでコロナパスの影響で美術館に入れない人が、私は別に陰謀論を信じている訳ではないし、絶対にワクチンに反対しているのではないけれど、まだ様子見をしたいだけです、と言っていました。様子見に慣れている国の人がそう思うのは自然な事だと思います。

 

もちろん、様子見の程度も人それぞれなので、今までさんざん他の国の様子を見てたんだからもういいじゃないか、という意見もあると思います。

 

様子見なんてとんでもない!早く出来る対策はどんどんしたい!という意見もあると思います。対策というよりも、周りの流れに乗る方が生きやすい、と思う人もいるでしょうし。とりあえず早く旅行に行きたいから、とこの政策にのる意見もあると思います。一刻も早く以前のような暮らしにならないと、命が危ぶまれる、という意見もあると思います。結局は、それぞれの意見を持つ人がどんな生活様式で、どんな人との関わりが合いがあるかによっての意見も変わるでしょうし、世界全体の事を考える人、見える範囲の事だけを考える人、周りの事を鑑みる余裕が今はないひと、ずっとないひと、余裕があってもそういう発想にならない人、真面目に考えてもついつい世間ズレした考えにまとまる人など、色々いると思います。

 

 

スイスと言えばどんな国か、なんて想像がつきにくいと思いますが、数年住んで私が感じていた印象と、今のスイスの反応はさほど大差がないな、と思ったので忘れる前に書く事にしました。

 

小さい国で、でもそれゆえ教育などで国力を高め、他の国の緩衝材的な役割を果たし、国民投票があり、移民が多くて、田舎文化の閉鎖感は強そう、けれども都市部は移民が多い国なだけあって多国籍。

控えめな印象で、調和を大切にするけれども、一人ひとりの意見ははっきりしている。対峙する意見であっても、施行されるとなると素直に従う印象。

調和の意味は皆で仲良く共倒れ、ではなくて個人の個人の強さの中、他人をある程度は尊重する、一人でいる事は負ではない、納得した上での共倒れはありそう。けれども、自己を尊重した共倒れ、たとえそれが周りから見ると不自然であっても、本人が納得していたら関係ない。他人がどう思うかなんて私には関係がない、という芯の強さ。

 

意外と柔軟性のある頑固さ...とでも言いましょうか。

芯が強いけれども、意外と周りの意見に聞く耳を持ち、ある程度は柔軟に合わせるけれど最終決定で納得いかないと全く動かない。ただ、ある程度の部分で多少譲歩していたので頑固に全体を拒否してる訳ではない、静かに淡々と...感情的にならずに拒否、という印象です。なので目立ちにくい。日本文化に比べると、スイスの方が分かりやすく拒否は感じますが、他のヨーロッパ文化に比べるとやっぱり控えめに見えるかなぁ、とは思います。でも芯の強さはぴかいち。ぶれない。静かな強さは感じます。

 

感情的にギャンギャン言う人がたまに現れますが、それでも他のヨーロッパの国で感情的になる人に比べたら、それでもまだ静かな方だなぁ...と私の経験上から比較しただけの事ですが、いつもやっぱり、何だかんだ控えめだ、とは思います。

 

唾を飛ばして感情的にギャンギャン言う大人、スイスでは見たことないです。

ギャンギャン言ってても唾は飛びません...他の国の人でびっくりするぐらい唾を飛ばし顔が真っ赤になる人を見たことがありますが、ああいうレベルにはならない、という意味で『控えめ』です。

 

それが良い事かそうでないのかは分かりませんが…

 

以上、私の観察して思っていることをまとめてみました。

私の知ってるスイスはドイツ語圏のチューリッヒ辺りの事で、違う言語圏の街の規模も違って、関わる人のタイプも違うとまた違った『スイス』の印象にはなると思います。

私の関わる世界の話だけかもしれませんし。

とりあえずいつもながらの私見という事でご理解いただけると幸いです。

 

では~

 

またー アデー♡

 

 

 

---------------------

お!この記事役にたった!+ポチっとしても良いかな、という方は以下のバナーをポチっとしてもらえるととっても嬉しいです。

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村 にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
にほんブログ村 にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村