スイスすごろく++スタートはドイツ++

計らずもドイツからスイス(ドイツ語圏)へ移住 両国の生活を比べつつサバイバル方法/学習記録をメモしていきたいと思います。

スイスの職場で驚くこと

Zürich

 

あっという間にスイス生活も赤子が幼稚園児になる位の期間を過ごしました。

まだ、スイス生活は続くようです。海外移住の話も出ていますが、今のところ確定したものはなく、まだスイス生活はこれからも継続していくと思われます。

 

ドイツからスイスに移住してきてから、未だに新発見が多くて、これは普通なのか?これはどうなの?と思うことがあります。

 

スイスではまだ一社でしか勤めたことがないので、他に比較できるものがないのですが日本やドイツの職場にはない習慣や経験した事のないことで驚くことがあります。

 

まず最初に...

あと数年で定年退職、という人が職場にいること。これはただ単に今まで私の働いた職場に年配の方があまりいなかったから、というだけなのかもしれませんが、うちの会社には結構いて、しかも20年以上勤めている人もいて、はじめは結構驚きました。

グループ会社や取引先にもいて、〇〇さんは来週で定年らしいですよ、と聞いて、え!と驚いている内に『今まで皆さんありがとう...今日が私の就業人生最後の日になります。。』などという内容のメールが届いて、何とも言えない気持ちになります。いい意味で。

 

例えば20歳で働き始めたとして、65歳まで働いたとして、だいたい45年働き続けてきた、ということですよね。人によっては間に数年働かない時期や働けない時期もあったかもしれませんが、一般的にはだいたい40〜45年位は働く、という。凄い、80歳が寿命だとしたら人生の半分位は働いてることになるのか...。そんな人々の勤務最後の日など、感慨深いったらありゃしません(という軽めに書いてしまってすみません)。

 

その次に驚いたことは、同じ会社で働く家族がいる事。うちの職場には兄妹で働く人がいます。会社のある村の近くで育って、各々が結婚して別の家庭を築いた後も、同じ会社で、しかも同じ部署で働くという。最初に聞いた時はたまげました。そんなことってあるの!と。しかもスイス人の同僚と話をしていたら、彼女は今の会社を辞めて彼女の旦那さんの勤める会社に応募しようかと思っている、というのです。え?社内恋愛でそのまま勤務し続ける、とかじゃなくて、家族がいると分かってるのに応募するの?と。

 

従業員数が30人位の会社ならば、それこそコネ入社ではないですが、知ってる人の紹介だから信用しやすい、とか知ってる人の助けになるから、と雇うのはありそうだな、と思うのですが(スイスもドイツも何だかんだ都市部でもコネはきくそうです)。

うちの会社も彼女の旦那さんの会社も数百人規模の会社なので、そういうコネっぽさはなさそうだしな、、

 

というか、パートナーの会社が倒産の危機などあれば、共倒れする可能性もあるわけで、そこは別の会社で働いた方がいいんじゃないの?と私は思ったんですが、、、考えすぎ?

 

私の暮らすチューリッヒ州にはスイス最大の都市、チューリッヒ市があります。

スイス最大、と言えども例えばスイス自体は日本に比べると面積が小さく(九州ほど)、人口も少ない国(大阪府ほど)なので、そこにある最大都市と言えども驚くほど小さく感じます。個人的には。なので、チューリッヒ州全体、チューリッヒ市も含め、の求人を見て、住所からグーグルマップで写真などを見ると都市部にあっても高層ビルや大きなビルなどにオフィスがなく、可愛い一軒家みたいな所にオフィスがある会社も結構あります。

 

もちろん誰もが知っている大企業なら大きな建物に入ってる、というのもありますが、結構、こんな可愛らしい緑の広がる場所にぽつんと...みたいな建物もあって、スイスで就職活動をし始めた頃はちょっと郊外の場所の写真を見ると田園風景、小さい教会、お昼ご飯とか買いにいくところがなさそう...というか車がないとここに通勤できないのね、というものは見かけました。

 

そこで理解したのですが、スイスは大体が田舎、というか牧歌的というか、人が溢れかえった都市部の集まりでできた国ではない、という事。

アルプスの少女ハイジ、の世界は地方だけの極端なイメージ、という訳でもなくて個人的見解ですが都市部も緑はそんなに遠くないし、場所によっては近くの芝生の上に牛や羊はいるし(移動するのでいつもそこにいる訳ではありません)、牧歌的なのです。

 

なので良い意味で田舎的、であると考えると同じ職場で家族が働くことも、定年までずっと働き続けることも、なんら不思議ではないんだな、と思いました。

 

そして三つ目に驚いた事ですが、若い人を雇う事は若いから記憶力が良い、とか吸収力が良い、とか職務経験が少ないから会社の色に染めやすい、とかいう理由よりもお給料が安く設定できるから、という人がいる事です。

 

これはうちの職場の人やスイス人の友人に、スイスの求人で20歳から30歳のひとの応募を促すものを結構見るから、若い人の能力が必要とされてるんだね、と言ったところ20代の同僚からも『若いと、安く雇えるからね。』と言われました。

 

スイスは物価の高い国ですが、お給料もそれに比例して高いので、人件費を抑えるために多くの会社は頑張っているらしく(聞いた話なのでどこまで本当かは知りません)、年齢が高ければ高いほど、経験があるのでお給料も高くなる、なので出来れば若い人を雇いたい、と思ってるところもあるそうです。

 

あと、外国から来た人は、基本的にはスイスより物価やお給料が低いところからくるので、初期のお給料設定を多少低めにしても就職したがる、という事で外国人=お給料が安く雇える、というのもあるそうです。

こちらも分からなくはないですが、個人的感触では、分野によっては職歴が重視されて、そこでお給料が良くなるパターンと、学歴が重視されてお給料が良くなるパターン、ただ単純にスイスの人、外国の人と分けずに総体的に平等にお給料が決定されるパターン、を見る気がします。

 

チューリッヒでは外国人だから安く雇われてる、というのはオフィスワークに関してはあまり感じません。これはただの私の肌感覚なので正確な事は分かりませんが、外国人でオフィスワークをしようとする、とスイスの職場で使える職歴か、学歴か、若さが必要なので、必然的にお給料を低めに雇うことは難しいのではないかと思います。オフィスワーク以外については、ただ単に私の情報不足なのでここには何も書けない、というだけです。例えば若さだけが売りならば、お給料は低くなるかもしれませんが、人手不足の業界ならば、お給料は上がるでしょうし、若くて学歴か職歴があれば更に上がる、とは思います。

 

あと、インターナショナルにしたがる会社もあって、外国人である事、若い、が重宝されるとは思います。こういう会社に当たると、若い外国人は就職しやすい、とはスイスの同僚から聞きました。(聞いた話なのでここでも統計などはありませんので悪しからず)

 

ここまで割とポジティブな事を書いてきましたが、有名な企業が法定すれすれな方法で特に外国人を雇っているのも知っているので、すべてが全て良い事ばかりではないと思いますが、その会社で雇われる人にとっても利害が一致しているのであれば本人が承諾した事なので、そこは本人が納得してるなら良いのだとは思います。個人的にはヨーロッパの人権基準からしたらあり得ない話ですが、日本のブラック企業に比べたら幾分かは良いとは思います。でも私はそういう雇用形態を助長するようなものに手を貸したくはないので、個人的にはアウトだと思います。

 

外国人雇用については、労働するための許可証がないとスイスでは就職できないので、私のようなEU人パートナーがいる人や、スイス人パートナーがいる人は、労働許可があるのでそれだけで有利だと思います。スイスと協定を結ぶEUの人なども許可証の取得は比較的簡単ですので、そういうものがなく、一から仕事の能力を使ってスイスで就職した人の話を聞くと、それはもう尊敬を超えて感心してしまいます。私なんてEU人パートナーがいないと、絶対に就職できなかったと思いますので。ありがたいです。

もちろん、時代によって労働許可証の取得しやすさなども違うようですので、容易な時代もあったそうですが、最近のインドからの就職者の話を聞くと...たまげます。次元が違う... 

 

最後、四つ目に驚いたこと。

ドイツから引っ越してきた頃、スイスの人はドイツの人よりは控えめに見えました。

全体の調和を大切にするような。でも国民投票が頻繁に行われる国なので、個人の意見もかなりはっきりしているようで、調和は大事にするけれども、自分の意思もはっきり表明します。感情的にならずに淡々と(ドイツ比)、という印象。

 

職場でチームミーティング中、最初はみんな静かに聞いているのですが、意見を言うようになると、ブワー!と勢いよく今まで静かだった人が意見をはっきり言います。

年配の人が言う意見に対して、若い人々も容赦なく反論します。そこでは年齢の差は関係ありません。

 

これはチーム内の話ですが、例えば上司に対しても驚くほどはっきり意見を言います。

こんな効率的でない事はできない、など。でも批判するというよりも、出来ないので改善するために行動して下さい、という意思は見えます。それを何度も上司に訴えて、改善されない場合は辞めていく、というのをうちの会社では見ました。

 

他の会社ではどうなのか分からなかったのですが、夫の会社ではどうなのか?と聞いても、同じような感じだと言っていました。ドイツでは上司に盾突くような事は基本的に難しく、お上の指示に従って当然、という感じでしたがスイスは上司に盾突くのもアリ、だという印象です…盾突いたからと言ってクビになる事もなく、でも査定に響くのでは?と思うのですが、そこはまだ分かりません。未だ探っている最中です。

 

他の日本人の知り合いにも聞いたのですが、その人達の印象でも、スイスでは堂々と上司にも意見を表明するよね、と。ここは非常に驚きました。

私も上司に対して盾突く、なんて事はないですが、納得いかない事、改善したい事があればはっきりと言うようにはなりました。批判ではなくて、状況を良くするために。

 

日本とドイツのビジネス文化とも違う、スイスのビジネス文化、また会社に寄っても文化は違うと思うので、その都度学ばないといけないのですが、スイスのビジネス文化については未だに慌てながらついていっている状態です。言語圏によって文化も違うでしょうし。。フランス語圏とイタリア語圏、ロマンス語園と同じ文化を持ってるとも思いにくしし、、小さい国の中の多様さに未だ圧倒されます。

 

いつか、慣れる時が来るのでしょうか。

分かりません...

 

人生日々、勉強という事ですね。

以上、全て個人的な見解なので、流すように読んでくださいませ~

(就職なんて結局会社との相性、時代の流れ、とかなんで凄い人だけが就職できるなんて訳もなく。。色んな人が作ってる社会ですので。) 

 

では~

またブログにお越しいただけると嬉しいです。

 

♡アデー♡

 

---------------------

お!この記事役にたった!+ポチっとしても良いかな、という方は以下のバナーをポチっとしてもらえるととっても嬉しいです。

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村 にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
にほんブログ村 にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村