上の投稿の続きです。
ある週末の日、電車に乗って少し遠出をしました。
その帰りに、以前働いていた職場の最寄り駅前を電車が通過しました。走馬灯のように頭に湧き上がるカオスな職場の風景と残業の日々...急にお腹が痛くなりました。
あり得なかったわ...あの日々、、と思いつつ、そんな事があったからなのか、次の日にふと元同僚М氏の事を思い出しました。
仕事を辞めてからすっかり存在を忘れていたМ氏。職場ではよく助けてもらったし印象も良かったのに、何故かすっかり忘れていました。そういえば、彼は元気にしてるだろうか、仕事で数々のプロジェクトに携わっていたので疲れてないだろうか、などと二日ほど思っていました。
すると、就活用に使っているメールアドレスに元上司からメールが来ました。
な、何事!?と思って内容を見てみると、職場の人員不足と共にМ氏が辞める事になったので、猫の手も借りたいほど人手が欲しい、との事でした。だから、その職場を辞める時に転職ではなくて数か月ふらふらしたいだけ、と言って辞めた私に連絡がきたようです。
М氏の事が急に気になったのはこのメールが来るって予告だったのか?分かりませんが、ふと気になった人から久しぶりに連絡がきたり、逆に私が連絡したら助けが必要だった、などという事は結構あります。
とにもかくにも、元上司からのメールを見た瞬間には鼻で笑いました。
あのカオスっぷりが改善されるはずもなかろう、貴重な働き手のМ氏を失うとは何て不憫な!あっはっは!と意地悪な笑いをしてしまいました。働いていた当時には組織がカオス過ぎて私も疲弊していたので。。この疲弊から抜け出すには辞めるしか手はない、と思って辞めた私に連絡してくるなんてね...と。
こんなの断るに決まってるやん、と思いつつ一応、友人数人にも相談しました。
何故ならば面接をしたくない、という希望通りになるかもしれないし、在勤する為の制度は整っている会社だったからなのです。
二週間ほど悩み続け、考え続けました。何度考えてもお腹が痛くなる。
あ...無理、やっぱり無理だわ。またあの会社で働くなんて絶対に無理。と思って元上司に断りメールを書くことにしました。
机の前に座って就活用メールを開けて、メールを書き始めました。
『ハロー〇〇(元上司は呼び捨てで呼んでいました。)、メールをありがとう。私の事を思い出してくれてありがとう。せっかく提案をくれたのに申し訳ないんだけども、、』と書いたところで、あ、自分の事を知ってくれてる人にドイツ語でメールを書くのって心地良い...と思ってしまいました。
そうだ、私の事を知ってる人がここにいるんだ。もう会ってなくても私のことを思い出す人がいるんだ、と。ドイツ語が多少おかしくても私の言いたい事を理解してくれる人がそこにいるんだ。
就活用のメールで面接招待もお断りメールも沢山もらいましたが、誰も知ってる人はいなくて、当たり前なんですが顔の見えない、姿の見えない、誰なのかよくわからない人とのやりとりにちょっと疲れていたようです。
そう思うと、スイスという遠くの国に来て、私の事を知ってる人がいてまた一緒に働こうと思ってくれるのって、ただの人員不足が原因なだけかもしれないけれど、ありがたいし気持ちがほっとする事なんだわ、と気づきました。
そう思うと、じゃあ一応こちらの希望の就労条件のみ書いて返信してみよう、という気になりました。その②に書いたのと同じ、60%(24時間勤務)、在勤ベース(週に一回の出社は可能)、週休三日、お給料の希望額は前回100%働いていた時の75%分なのに、勤務は60%のみ、と完全に自分に都合の良い条件を書きました。
それで断られても別に良いや、と思っていたのでさらっと書いて送信しました。
長くなったので続きは次の投稿で書きたいと思います。
ではまた~
またブログにお越しいただけると嬉しいです。
アデー♡
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