うちの近所に小さい森があります。歩いて1分位ですぐに行けるので、ちょっと散歩したい時にはその森の中を歩きます。大きな森ではないので、大きな木々がうっそうと茂っているような迫力はないのですが、一応ちゃんと森としてご近所でも認識されているようです。
スイスに引っ越して来るときに、この村に住むことを最初に決めて、その中から住む地域と家を決めることにしました。最初に住みたかった家は先約があり住めず、何だかんだ候補に残って人気のなかったこの家に移り住んだので、最初に住みたかった地域でもないし、心躍ることもなく、という状態でした。
ところがどっこい、引っ越してみたら近くに小さな森があるじゃないか、と。
自然にすぐに触れられるなんて最高じゃないか、という事で家の近所を愛で始めました。無人販売の売店も近いので農家の新鮮なたまごや野菜も買いにいけるし、こじゃれたカフェやちょっとした飲食店も一応あるし、主要スーパーが近くに四つもあり、そして大きな道路の近くなのにちょっと小高い所に建っているからか、車の音が聞こえず、信じられない位に静かでのどかなんです。
愛でるポイントはまだまだあるのですが、個人的にこの環境を支持している一番の理由はやはり森なのです。スイスに住む友人で他にも森にすぐ行ける場所に住んでる人がいて、その人もしょっちゅう森散歩の良さを語っています。そこはもっと大きな森なのでこちらの森との規模が比べ物にならないほどなのですが、家の近くにすぐ森がある良さはよく分かります。
そしてお互い、街まで15-20分で行ける距離なので村だけども郊外、都市も近く、という環境に暮らしているところが気に入っています。ただ、チューリッヒではさほど珍しい条件でもなく、近所に自然があって街まで数十分というのは大げさに言うことではないとは思います。
そんなこんなで、夫と話す時にも森に散歩に行こう、森を通って駅まで行こう、などとよく言っています。それをある日、ふと電話で話している時に『え、その後どうするかって?私たちの森を散歩したら良いんじゃない、ちょっとした運動にもなるし。』と言って興奮してしまいました。
ついに...『あの森』呼びを止めて『私たちの森』って呼んでしまいました♡
は、恥ずかしい...笑
付き合いはじめのカップルが~さん、~君、と呼ぶのを止めて呼び捨てし始める、とか恋人のできた人がパートナーの事を彼女、彼氏、と誰かに紹介するときのような、こっぱずかしさが...!!
実は、今までずっと私たちの森に対する愛を語っていたのに、皆のものだから、調子に乗ってわが物顔で『私たちの森』なんて呼べる立場じゃないし、位に何故か躊躇していました笑 ...しかし、素直に愛を見せつけてやることにしました。俺様のあいつ、くらいの。。って一瞬思ったんですけど、そうじゃないですね。森の中の木々や自然の歴史の方が遥かに私の人生より長いんだから...
この様に、呼び方を変えるだけで思いがあふれ出す事もありますので、皆様お気を付けくださいませ。
では~
またブログに遊びにきていただけると嬉しいです。
いつもありがとうございます。
アデー♡