スイスすごろく++スタートはドイツ++

計らずもドイツからスイス(ドイツ語圏)へ移住 両国の生活を比べつつサバイバル方法/学習記録をメモしていきたいと思います。

ドイツ語 C2試験 (ゲーテ)

昨年、退職したので転職活動をしながら求人を見ていると、ドイツ語力に関しては私の応募したいものにはネイティブスピーカーか、遜色のないドイツ語レベル、最低でもC2と書かれているものをよく見かけました。

 

ネイティブスピーカーではないし、遜色のないドイツ語レベルでもないし、できる事と言ったらドイツ語のC2試験を受けて証明書を履歴書に添付するくらいか、と思ったので試験を受ける事にしました。

 

試験は、内容を理解していることももちろん重要ですが試験の形式を理解していないといけないので、本屋さんに行って対策本を買ってきました。

パラパラとめくりながら、『うぅ...試験なんて受けたくないよ、、しんどいもん。そもそも半日試験にとりかかる集中力が学生一本でやってた20代とは違うので、無い...どうしよ。』と思っていました。

 

念のためチューリッヒの試験申し込みサイトを見てみると、なんとまあC2は各モジュールで別々に受けられることが判明。試験内容は、聞き取り、読み取り、筆記、口述の四つのモジュールからできていて、C1ではこの4つを全部同じ日か、口述だけ別の日か、そんなだったと思います。

 

こ、これは…このチャンス、利用するしかない!と思いました。

しかしですね、4つのモジュールをまとめて受けたら、ハッキリした金額は忘れたんですが450フラン位(本日のレート 約53000円)ですが、1モジュールずつ受けたら各モジュールが180フラン(本日のレート 約21000円)なので、まとめて受けない場合は合計で720フランになってしまうのです… ちょっと恐ろしい金額なので日本円換算したくありません。。すみません... 450フランでも十分高いので、最初に試験料がスイスよりも安いドイツに受けにいこうか、と考えたほどです。そうすると結局日帰りだと疲弊するので私は宿泊が必要になって移動費と宿泊費がかかって、じゃあチューリッヒで受けた方が良かったやん、となりそうなのでやりませんでしたが。

(注意:スイスは物価の高い国です。)

 

高い、高い...720フランあったら安い時に日本行きの航空チケット買って日本に一時帰国できる...と思ってしまったり。

でも考えたんです、その金額、高いが私には払える。だっていい歳した大人だもの。

集中力の無さは金で解決してやる!と決心しました。

 

学業が本分の頃の20代は体力も集中力もありましたがお金はなかったので、体力と集中力にがんばってもらうしかなったんです。(だって学業がメインの学生だから。バイト代は娯楽やお洋服代に優先使用)

 

と、いう事で各モジュール別々に受けることにしました。試験対策勉強に取り掛かる前に、買ってきた対策本をパラパラと見て、読み取り試験のサンプル問題を見てみたところ、これは満点は取れないけど受かりそうだわ...と思ったのでまずは読み取りモジュールだけを申し込んで受験しに行きました。

 

勉強...?しませんでした。。めんどくさくて...

結果、合格しました。かなり低めの点数で合格するかと思いきや7割取れてたのでちょっとびっくりしましたが、まあ受かったので良しとします。

 

その後、次はどのモジュールを受けようか、と考えて対策本の聞き取り試験のサンプルを聞いてみました。これは…満点は取れないけど受かりそうだわ...と思ったので申し込んで受けたところ、合格しました。これも7割取れてました。勉強してなかったんだから、まあこんなもので良いだろう、と。。実はもうちょっと理解してるつもりだったのでショックだったんですけど。受かったものは受かったので胸はっていきたいと思います。

 

残りは筆記と口述です。サンプル問題を見て、試験の形式を理解したらギリギリ受かりそうだけども、読み取りと聞き取りと違って受け身では受験できないので、集中力に加えて気力がいる... 一体そのようなものが私のどこから湧いてくるんだ?と思ったので困りました。

 

モチベーションになるものが必要だな、と思ってぼんやりしながら対策本を見ていたのですが、いい動機が見つかりました。筆記も口述もこれからドイツ語圏生活をしていく自分にとっては自発的に表現できるものがあればあるほど、表現方法を自由に選択できればできるほど心軽やかに、楽しく生きていけるだろう、と思ったのです。

 

それで、重い腰を上げて筆記と口述を申し込みました。

申し込んだ時は意気揚々としていたのですが、いつもの光の速さで何でも飽きる感覚が戻ってきて、、試験...勉強したくないし受けたくもない...しかし受験料を支払ったし...終わった。大金を支払っておいて、わざわざ不合格の道へ行くとは... と自分を責めつつ何の勉強もせず試験日が近づいてきて、罪悪感にさいなまれていたところ...

なんと!!!試験が中止になりました笑 まさかこんなオフィシャルな試験が中止になるなんてね、、と試験が中止になって喜ぶ、という喜びの舞いをしてしまいました。

例の疫病のせいで中止です。試験料は返金されるそうです。

 

ということで、筆記と口述については今の所受けてもいないし、勉強に対するモチベーションは見つけましたが、机の前に座って勉強する根気が今の所出てこないので次にいつ受けるかも分かりません。でも良いテキストを買ったので、合格してない身分であれですが、独学で合格したい人用におススメしたいのでのちのち別途そのテキストについて紹介したいと思います。正直、あのテキスト(数冊)さえしっかり勉強したら受かると思います。(←何の勉強もしてない上に受かってもいない人間の発言)

 

ところで、読み取りと聞き取りに関して、どなたかの役に立つような試験対策アドバイスはできないだろうかと考えました。

 

読み取りに関しては、もちろんドイツ語圏生活の延長があるので、日々目にしているものに助けられているというのはあります。ただ、仕事以外では私はそんなにドイツ語の文章を読みません。読むとしたら、自分の興味のある分野のものだけ。

自然科学系雑誌のGEO(Forschung: Die Welt der Wissenschaft - [GEO])、Bild der WissenschaftAktuelles Heft - wissenschaft.de)、は気が向いたら買って辞書を引いて読みます。あと、何かの応募要項、募集要項なども興味があれば読みます。新聞はあまり読みません。美術館、博物館に行ったら解説と作品説明も読みます。文学は気が向いたら読みますが、読み取り試験用には文学は別に読まなくても良いと思います。あと、今ふと気づいたのですが映画を観に行ったりテレビを見ていてオリジナル音声がドイツ語じゃない場合はドイツ語字幕で見るのですが、これを相当数やってきた気はします。あのスピードに合わせて目で追って理解するのはもしかしたら良かったのかもしれません。

 

聞き取りに関しても、ドイツ語圏生活の影響は大きいと思います。夫とドイツ語でいつも話しているのでドイツ語の聞き取りを忘れる事はないですがC2に必要な高尚なドイツ語力は私達の日常会話ではあまり養われていないと思います。

どちらかというと、ほぼ毎日見ているドイツのニュース

Tagesschau(Aktuelle Nachrichten - Inland Ausland Wirtschaft | tagesschau.de)、Tagesthemen(Tagesthemen - Videos der Sendung | ARD Mediathek)で高尚なドイツ語には触れていると思います。あと、職場で聞くものも発表やプレゼンの時に。

そのほか、好きで見ているドイツのドラマやドイツとフランスの共同の放送局ARTE(Deutsch-französischer Kultursender. Videos, Livestream | ARTE)もテーマが自然、経済、環境、科学、文学、芸術、異文化、政治、ドキュメンタリーと多岐に渡るので結構見ています。スマホのアプリもあるのでそれもインストールしています。

たまに、ですがドイツ語の朗読を聞いてぼーっとしたり、はします。

同じドイツ語圏でも、スイスドイツ語圏暮らしだと高地(標準)ドイツ語に日常生活で別途触れる機会は増やしていった方が良いとは思います。(試験のドイツ語が高地ドイツ語なので)

 

たぶんC2試験に出てくるテーマは学術的なものが多いと思うので、ドイツ語じゃなくてもそれこそARTEの様に自然、経済、環境、科学、文学、芸術、異文化、政治、ドキュメンタリーに関して日本語でも知ってることがあればある程、試験問題で目にした時にピンときやすいと思います。

 

読み取り試験では環境保全第一次産業革命から第三次産業革命、それから未来についての取り組みなどのテーマがあり、たまたま自分が知っている内容だったのでドイツ語の詳細が分からなくても全体像をイメージしやすかった、というのはあります。選択問題で、環境保全の事で一般的に知られている事ではないけれどその分野では今問題視されている事についての問題があり、たまたま知っていたので、ありえそうであり得ない選択肢を消去法で簡単に絞れたものもありました。

 

もちろんドイツ語の試験なのでドイツ語能力ありきなのだとは思いますが、多岐に渡るテーマについては事前知識があればあるほど良いんだろうな、と思いました。

 

試験会場では、私のように1モジュールだけ受けに来てる人も多くて、年齢的にも30代半ばから50台半ば位の人が多かった気がします。私みたいにドイツ語圏にそこそこ住んでいて、自然とそのドイツ語圏生活での延長で試験を受けるレベルになったから来ました、みたいな風には見えました。下手したら買い物ついでに受けに来た、っぽい人もいたり。。そりゃ4モジュールを1日で受ける緊張感とは違いますよね... 金で解決してやる!タイプだと今回落ちたってまた受ければ良いし、みたいな心持ちかもしれませんし。。

 

ちょっと聞いてほしいんですけど、最初の試験を受けた時にラテンの国から来たセレブマダムみたいな人が二人いて、めっちゃキラキラだったんです。小麦色の肌に、裾が床すれすれの大きな花の描かれたシルクっぽいワンピース、肩にはジャケットがかけられていました。腕を袖に通していないんです、肩にかけてるだけ、顔は綺麗なハイライトでキラキラ、髪の毛はめっちゃ綺麗に巻かれている。手と首元にはキラキラのアクセサリー。キラキラオーラが凄まじかったので、このマダム達、別に私みたいに転職の為にC2の証明書なんかいらんのちゃうか、別にこの試験受けんでええんちゃうんか、的な事を思ってしまったんですけど...人それぞれ見えない事情がありますよね。しかしキラキラでした。幸せオーラでまくっておられました。

 

何が言いたかったかというと、(キラキラマダムの話はちょっと脇道にそれたので忘れてもらって)ある程度の大人になれば嫌でも色んなテーマを知る事になるのと、人によっては興味が出てきやすくてこういった試験を受ける時の利点にはなるかもしれません。もちろん十人十色なので、万人に言えることではないですが。分野分けされているから興味のない分野は自分に関係ない気がしてしまうんですけど、実際はどの分野もテーマも自分の生活に関わっているので、そう思いながら様々な分野に触れていけば頭に残りやすいのかな、と思います。

 

以上、ゲーテC2試験に関する話でした。

筆記と口述試験に役立ちそうなテキストについては後日また書きたいと思います。

 

ではでは~

 

アデー♡