明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。
いや〜明けてしまいましたね。ついに2021年!去年は毎月何かあったようでそのせいか時間が過ぎるのがあっという間に感じられました。
今年はどうなるのでしょうか。先の事は分かりませんが、新年の明るい気持ちに乗っかったままご機嫌でいられる時間が長ければ長いほどいいかなぁ、なんて思います。
途中で途切れても、新年だし!まあ何か良い事あるよ!という根拠なき明るさで誤魔化すという良い手も使える時期ですので、緩くまったり行きたいと思います。
さて、1月1日、元旦にはスイスのヴァリス州からチューリッヒ州に戻ってきていました。雪景色の静かな谷から現実に戻ってきたのですが、年々日本的な年明け方法が薄れていく自分の環境を今回は強く感じてしまって、ちょっぴりセンチメンタルになっておりました。
日本に居た頃のような、年明け前のワクワク感がない。周りの雰囲気もクリスマス時期は盛り上がるけれどそれ以降はそこまで...という空気だし、年越しそばやカウントダウン、お年玉、初もうで、お節、お餅、三が日の平和さ、などが自分では用意できないので昔の記憶をたどるかインターネットで人様のお正月前のウキウキを見ては、少ししんみりしていました。
せっかくの元旦なのに...元旦っぽさがない!チューリッヒ中央駅には既に人の往来が...私も電車を乗って移動して居た身なので人の往来の一部なんですが。。元旦もお正月も、私の休みの日も誰かがいつも働いてくれている。スイス鉄道の皆様、中央駅の商店で働く人々、ありがとう、と思いつつ、いや、ここの人にとっては元旦はそこまで...クリスマスに家族と集まらず働く、ほどの衝撃はないだろう... まあでも、とにかく誰かがいつも何かしてくれてるから快適に暮らせてるんだ、ありがたい、と思いつつも、しつこくお正月なんだから理由はなくともハッピーでいたい!のに何もない!と静かに一人葛藤していました。
そんな時に、インターネットニュースで昨年見ていた韓国ドラマ『愛の不時着』の主役の二人が交際を認めた、というのを知り、大喜びしました。やっと...!やっとお正月っぽくめでたい話題だよ!と。普段は恋愛ドラマも韓国ドラマも見ないのですが、スイスが何度も舞台となっていたので見始めたドラマでした。恋愛話とコメディが一緒になっていて、綺麗な映像と目で上手に感情を表す女優さん、それから現実離れしたストーリー、私にとっては真新しいエンターテイメントでした。
別に主役のお二人が現実で交際してようが、そうじゃなかろうが私の生活には一切関係ないんですが、ドラマが面白かったので、あの甘い雰囲気がドラマが終わったからはい終了、ではなくて現実でも引き継いでくれるような、あの世界観がどこかで今も存在してくれるような気になるから嬉しいのだろうと思います。実際は役柄とは関係なく別の二人の人間の関係なので、全く別物なのはわかっていますが、こうやって外野は勝手に夢を膨らませるのですね。。
この明るいニュースのおかげで、お正月らしくなったぞ!とウキウキしながら夜になって、ドイツのドラマを見ました。Tatortというドイツ各地の捜査官が主役になった犯罪ドラマなのですが、基本的には毎週日曜日に放送しています。今回は元旦なので、日曜日でなくても特別に放送していたようなので見る事にしました。毎回舞台になる地域が違うのと監督も出演者も違うのでTatortと名前はついていますが、実際はTatort-地域名、で内容が異なります。
今回見たのはTatort-ヴァイマールでした。毎週日曜日に放送しているからと言って、いつも見てるわけではありません。製作者が違うのでいつもシリアス気味の地域、割とコメデイっぽい地域、などがあります。個人的にはヴァイマールの明るくコメデイっぽい雰囲気が好きだったので、それに期待し見始めたら...いつもと違ってシリアスな雰囲気で、なんと主役の捜査官が亡くなってしまいました... ものすごい衝撃でした。
コメディでもなく、主要キャラの殉職...他の地域のTatortならありえそうなこのシリアスさを元旦一発目に見せつけられ、落胆しました。
放送後にツイッターやインスタグラムでTatortのページを見たら、私と同じ様に落胆した人々が『内容や表現は素晴らしかったけども、どうしてあのキャラが亡くなっちゃうの!?しかも年明け一発目にこんな悲しい内容にしなくても良いと思うんですけど!こんなの意地悪!』みたいな事が書かれていて、多いに頷きました。。。
激しく同意です。こんな、、裏切り行為ってある!?
一年の初めって、普通は未来に対する明るい気持ちでスタートしますやん、それがこんな出鼻をくじかれるような事があるなんて...と、ソファに座りながら項垂れてしまいました。
そして、なぜ彼の役柄が殉職することになったのか...と必死に考え、挙句1月1日に悲しい物語を見る意味って?!と思春期並みに考えてしまいました。
うむ、、こんな経験は今までした事がないので、もしかしたらいい事なのかもしれん、と思い始めました。年明け一発目に思いっきりテンションを下げておく。そうしたらもうその先は上がるしかない訳ですよ(←ちょっと怒り気味)!
ね?そうですよね?! (言い聞かせ)
まだ、ショックは残ってるんですけども...
このように元旦はテレビの世界に多いに影響を受けた日でありました。
平和すぎる葛藤で、良い事ではあると思うんですけどね。。
ではでは、
本年もどうぞよろしくお願いします。皆様にとって良い一年となりますように。
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