以前、どこかの投稿でも書きましたが今勤めている会社を辞めることにしました。辞表を出した時にはコロナって何?ヨーロッパには関係ないよね?位の扱いだったのに、その後あっという間にスイスもロックダウンで影響を避けられなくなりました。
そんな折、着々と近づく私の退職時期。産休に入ってた人が帰ってくるのでその同僚に一部業務を引き継ぐのですが、相変わらず在宅勤務なので久しぶりでも顔を合わせず在宅でのやりとりです。電話やチャットでやり取りをしつつ、チャットではプライベートな事もやりとりし始め、今こんな状況なんだから辞めるな、上司とすぐに話して辞職を取り消した方がいい!と強く迫られてしまいました。いやいや、、でもこれこれこうで辞めたいのよ…と返信するも、こんな先行き不安定な時期に仕事があるだけラッキーなんだから辞めたらもう次は簡単に見つからないよ、私だったらせめてあと半年から1年は辞職を延ばします!といわれてしまいました。。
いや、でも…とあまりにつめ寄られるので「分かった、私は自由(Freiheit)か安定(Sicherheit)を選択しないといけないのね、、」と答えたら今だったら安定を取るべきだね!とこれまたどんどんつめ寄られる。。。
やり取りしている間に彼女の終業時間になったのでそこで話は終わりましたが、そのあと少し考えました。自由か安定か、、 こんな状況になって本人の意思とは別に失職する人もいて、先が見えない人も沢山いるのに私は自ら職と安定を手放すのか…分かってるけどその選択は間違っているのだろうか?と。
考えて考えて考えて、、出た答は私にはこの選択が合ってるし、今は自由を選びたい。
この「職に就いている」、という安定を手放しても数年やってくための経済的安定は先に準備しておいたので大丈夫。日本からドイツに来たときに、無職で貯金切り崩し生活、しかもドイツで働くほどのドイツ語力もない、という不安は十分味わったし、そのあとバイトを見つけてせっせと節約を心がけ、やりたいこともあまりできず、でもここを逃すと本当にもう何もなくて生活していけないから我慢...で不快な人間関係でお腹を壊す、というのも味わった。
そういう状況なら職という安定は手放さないと思います。自由を選べるようになるまではこの状況を耐えるしかない、と思ったと思います。むしろありがたい事だと。
でも今回は自由になるための準備もしっかりしたし、また働きたくなったら次が見つかるという自信もある。根拠はないですが… なんとかなるし、なんとかなるという予想外の状況を楽しむのが好きなので私には合ってる、なのでこの選択で良い。
そう自覚した後に、じゃあ気ままに今までだったら無理だろうと思ってたような仕事に応募してみれば?世間はこんな状況だし、何が起きるか分からないからやってみたい仕事とかどんどん気にせず応募すれば?と夫に言われました。
やってみたい仕事かぁ… 何だろ。仕事で外国語を話したいとかインターナショナルな環境、という希望は叶ったし働いてみたい業界でも働いたしやってみたい役職にも就いたし、よく考えたら自覚している希望は今のところ全部叶っていました。
そうなった後に思い出したのは就業方法の改善、でもこれもほぼ希望通りになった。
本当に自分のやってみたいこと?サーカス?サーカスは憧れるけど根気と情熱と才能がないので無理だろう。と思ってるのが間違い?今からでも挑戦すべき?と思いつつ、でも何かピンとこない、そうじゃないんだよなあー 、サーカスは私にとって神の領域(笑)みたいな、あまりにも恐れ多くて尊敬の念が強すぎて。。なんだろうな、自分の本当にやってみたいことって…と考えていた矢先、見つかりました。
見つけたものは次回の投稿にて。
では、また。
アデー(о´∀`о)ノ