先日、初めてチューリッヒの美術館クンストハウス、に行きました。
常設展示を見ながら、シャガールのある絵を見つけて、あ!この絵のポストカードを持ってた。原画はここ(スイス、チューリッヒ)にあったんだ、と。
そして1500年代のスケッチを見てこの時代の紙は貴重だったのか、画材は簡単に手に入ったのか、どれ位の時間を絵に費やすのが一般的だったのか、庶民には手の届かない趣味だったのか、それとも仕事だったのか、ずっと楽しく描いてたのか、惰性で続けていたのか、生きるためだったのか、などと考えていました。
どこかで見た事のある有名な絵画を見ると、ここの美術館にあったんだ、と思い古い絵を見ると時代背景を想像してみて、画家の気持ちを想像してみる、という癖があります。小さい頃、親に連れられていった美術館や展示では何が有名かなどはよく分からないので、この絵が何だか気になるな、という思いと絵に触りたいな、という思いと私も早く家に帰って絵を描きたいな、という思いでした。
絵を触りたい、という思いは今でも湧き起こる思いです。小さい頃の様に絵を描きたいとは思わないのですが、大人になってからは前述した理由をもって絵を見るようになりました。
そこでふと思ったのですが、他の人はどんな思いで絵を鑑賞されるのでしょうか。
単なる疑問です。よく考えたら絵って何の為に鑑賞するのだろうか?と思ったんです。
日本に居た頃やドイツに居た頃も絵はよく見に行きましたが、絵を見たいという思いと同時に美術館の大きくて静かな雰囲気を感じたいという思いで行っていた気がします。
スイスでは、何となく見た目の建物が日本やドイツに比べると小さく感じたので、中に入って狭いと嫌だな、と思って行かずにいました。そう思うと私にとって美術館に行く理由や鑑賞方法というのは実は絵を見るだけじゃなくて、空間を感じるためにも行ってるのか、と。
ドイツの美術館はシンプルな作りというか装飾などがあまりなく、作品そのものに集中できる場所が多かった気がします。気のせいかもしれませんが、建物が大きいので装飾があってもそこまで目立たないような?オランダやオーストリア、チェコなどの小さめで装飾の綺麗な建物(美術館)に入ってしまうと絵が良いのか建物の内装がいいのか分からなくなってしまうので、ニュートラルな気持で作品を見れない気がしていました。
今回行ったチューリッヒ美術館クンストハウスも常設展のある場所の大理石が気になってしまって、そちらに意識がいきがちでした。
そう思うと、美術館と作品の関係って…気をつけないと美術館のイメージに押しつぶされちゃう?などまたまたどうでもいい事をひとり考えていました(;´_ゝ`)。
考えすぎかな。それにしても絵を見る動機って何なのでしょうかね。
ああ、なんて美しいんだ、と感動するものや考えさせられるもの、何も思わず通り過ぎるもの…色んなものがある。 絵じゃなくても物語でも同じかな。
広義の意味では、日常生活って芸術作品以外でも毎日毎日誰かの作った物(作品)を見て、使って生きてると言えますよね。
人様の創作物と製作物ありきで生きてるのか。。ふむ。だからどうしたって話なんですが…
あ、生活に必要な物(作品)と芸術の作品は別物かΣ(゜Д゜)!!
あーこりゃこりゃ。。
以上、またまとめられずに終わります(汗。
ではでは、また~
アデーヾ(´ー`)ノ
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