以前、上の投稿で話題にしたスイス映画「プラッツシュピッツベイビー」を見に行きました。
悲しすぎたら見たあとの影響が怖いので、見るのを若干躊躇っていたのですが、たまたま映画館の近くにいて、たまたま時間を潰さないと行けなかったので結局見ることにしました。
1995年にドラッグ使用者が溢れたチューリッヒのプラッツシュピッツという公園に出入りしていたドラッグ中毒の母親と、その娘の物語です。元はスイスでベストセラーになった実話だそうです。
トレイラーを見ても感傷的になるのが予測されるし、、と思いつつ見ましたが楽しい場面や美しいシーンもあって、悲しいだけじゃなかったのでスイス人の友達に薦めたら、『見たんだ!でも悲しいから泣いちゃうでしょう。』と言われました。
うんうん、紺色のアイライナーが見事に落ちてほっぺの上辺りが青アザみたいになってめっちゃ恥ずかしかったけど、皆もボロボロに泣いてたから大丈夫(笑)と。
友達曰く悲しい内容にも心揺さぶられるだろうけど、チューリッヒ方言なのが自分の言語とほぼ同じだし、それで余計に感情移入しそうで怖い、と。
うんうん、わかるよ!私も火垂るの墓を見ると映画の内容も悲しいけど、関西弁が自分のベース言語なので、物凄く沁みてしまって感情移入無しに見れない。甥っ子が中学生で姪っ子が4歳位だったときの兄妹の会話を聞いて…え?デジャブ?なにこれ、火垂るの墓?の兄弟の会話ですか!?と反応してしまったこともあったし。。(;´_ゝ`)
この映画は彼女にとっての火垂るの墓的な映画かもな、、と。
ついでなので映画紹介のみならず主題歌?も紹介します。主役の女の子が歌ってるんですが、歌詞が分かっても分からなくてもお薦めしたい素敵な歌声とメロディです。(私は歌詞があまり聞き取れないので理解しきれてないですが、スイスドイツ語が分かる人には沁みるはず。)
Ich gibe nöd uf = Ich gebe nicht auf = あきらめない、というタイトルです。
最近しつこく聞いてたのですが、職場で周りのスイス人同僚達の会話がスイスドイツ語なので、ふとこの歌に聞こえるときがあります。ただの聞きすぎかな...(^^;。
映画タイトルのプラッツシュピッツ公園は、チューリッヒ中央駅裏の国立博物館の真裏にあります。
1995年当時の姿からは想像できないほど綺麗で平和な公園になっているので、映画を見たあと近くを通ったらタイムスリップをしたような不思議な気持ちになりました。
この映画に関連して当時のドラッグ中毒者や現在の行政の対応方法に関する番組なども見ましたが、今のチューリッヒからはあまりイメージできないような姿だったので興味深かったです。主役の女性も私とほぼ同世代だし色んな場所で色んな人生があるのだな、とぼんやり思ったりもしました。
ご興味のあるかたはどうぞ~
おすすめしたいです。
ではでは、また!
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