スイスすごろく++スタートはドイツ++

計らずもドイツからスイス(ドイツ語圏)へ移住 両国の生活を比べつつサバイバル方法/学習記録をメモしていきたいと思います。

たぶんもう二度と会わない人達 -スキーコースで-

St. Anton

 

 まだまだ続く上の投稿の続きです。

 

先の投稿に書いた、一緒に初心者コースでスキーを学んだ人たちについて、思っていたことを書いていきたいと思います。

 

Jさんはお父さんと二人で来ていて、お父さんは既にスキーができるらしく強制されたのか感化されたのか、練習中に上級者のコースから滑り降りてきてお父さんに、ここはこうやって滑るんだよ、などアドバイスされていました。

 

Jさんとは四日連続一緒にコースで練習したのですが、お昼ご飯を食べている時など、僕のお父さんが…と何度か言っていました。20代半ばの男性がこんなにもお父さんの話をするなんて、と少し思ったのですが一緒にスキーに来るくらい仲良しなのかもしれないし、もしかしたらお父さんと二人だけで今まで暮らしてきたのかもしれないし、スキーの話だからお父さんが出てくるのかもしれないし、そもそも日本人の男性比べるとこちらの男性は(もちろん人それぞれですが)父親との関係が強いというか濃い気はするので、私がいちいち反応するような事でもないのかもしれないですが。

 

My Dad(僕のお父さん)とよく言う人、という印象がありました。

別にイヤミなどではなく。。そういえばドイツでもしょっちゅうお父さんに電話をかけて話している友達(男性)がいたな、と思い出し日本ではあまり見ない光景だったので当時はかなり驚いたけど、今はそこまで私自身が何とも思わなくなったんだな、と。

そこで自分の反応の変化に気づいたりしました。

 

そして別の人の話ですが、Tさんの話。Tさんは自分はもう何度もスキーの経験があるし結構できるのでこのコースから抜けたいと言っていました。でも明らかにできない事が多くて、助っ人のインストラクターがやってきて、その人につきっきりで教えてもらっていました。それが二日続いたあと、それでも尚、自分は結構もう色々できるから習わなくて良い、と言っていました。

 

別にイヤミなどではなく、、こういう人いる!!と思った次第です。他と比べると基礎までも至っていないのに、自己申告で出来てるからもう良い、という。それがダメだとか批判したいという訳でもなく、こういう人たまに出くわすなぁ!と思ったのです。ただ単純に、私達から見ると恐らくこのまま同じコースに残った方がいいのに、、本人はそれが必要ないと思っている。本人がそう思っている、という時点でそれが彼女の見てる世界なんだよな…と。彼女がそう思っている、という事は何かの正式書面などにもし自己申告でスキーのレベルを書けと言われたら中級と書きそうだな、と思いました。

 

それが悪いというのではなく、それくらい自己申告って本当に自分の判断だし、日本に居ると自分のことを実際よりもより良く評価する人が少なくて、むしろ自己評価が厳し目の人が多いのでこちらの文化から見たらもう何だかとにかく出来ない人なんだな、と思っちゃうのは仕方ない事なんだな…とぼんやり他のことを考えていました。

(日本の人なんて本当みんなしっかりちゃんと何でもやろうと頑張ってるのにね。)

 

そしてまた別の人の話。Sさんは20代半ばでスキーが上手な旦那さんに薦められコースに参加したとのことでした。私も似た様な状況でした。私も別に興味がないけど夫が一緒にスキーをしたい、というから半ば渋々。。。Sさんも私も高い所が苦手というのが同じなので、高所に行ってスキーをするというだけで既に楽しむという状況からは逸脱していて、でもパートナーが一緒にスキーをしたいと言うしな、、という環境は同じだったと思います。

 

私も怖い怖いと思いながらやっていましたが、彼女も怖がっていて、どこかのカーブで何度もこけて泣いていました。しっかりして優しい大人の女性が泣くのですよ、、、でも分かる、だって怖いもん。しかも別にやりたくてやってる訳じゃないし。

私だったら何度もこけて泣いてしまったら、スネた気持を隠しながらもうこれ以上の高さの所ではできません、下にひとりで降りるので心配しないで下さい、と言っちゃうと思いますが彼女は最後までみんなについてきて滑っていました。

えらい!!!えらいよねーん、、よく頑張ったよ、と。。本当にえらい!

 

ちなみに私はビビリながらも全く転ばなかったので、彼女にどうやったら転ばずに滑れるの?と聞かれたので、転んだら起き上がるが結構大変でしんどいでしょ、私はあれがとにかく嫌なの。とにかく転んで起き上がるのが嫌だから、転びそうなカーブでは、いきなり「雪は私の味方!雪は私を転ばせようとしない!」と自分に言い聞かせるとなんだか自信をもって滑れるのよ、と。

 

彼女は呆れつつ笑っていましたが、その後何回か私が言っていたことを口ずさんでいたので少し頼りにしていてくれてたのかもしれません。それでも何度か転んで泣いてしまっていましたが。。

 

他にもブラジルから直行便でチューリッヒまできて、そこから電車でスキー場まで来た人や、地元オーストリアの人、たぶんもう二度を会わない人達と数日一緒にスキーを習って、少しだけ親近感が湧いて、少しだけ別れたあとも皆スキーを楽しめてたらいいな、と思う、なんて不思議なことなのでしょう。

語学学校で色んな国の人と知り合うと、同じ言語を学んでいるとか、引き続きそこにすみ続ける外国人としての共通点があるのですが、スキーコースはスキーを同時期に学ぶというだけの共通点だったので、もう二度と会うことはないだろう、と思うと切なくもないけれど不思議な出会いという感覚でした。

 

別にスキーコースじゃなくたって、たぶんもう二度と会わない人達と出会ってばかりの人生というのは珍しくないと思うのですが短期間の間にダメな所を見せあい、ぼんやりと世間話をしたせいなのか少し親近感が湧いたのでした。

 

不思議、不思議。

私達の人生はやっぱり限りがあるのね。 

 

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