欧州生活約10年以上、長期滞在以前にも欧州には何度か来ていましたがイギリスに行ったことがありませんでした。なのでかの有名なロンドンにも行った事がなかった。
それなのに、時々ひとに言われるのです。きっとロンドンを好きになると思うよ、君はパリよりもロンドン派だね、ロンドンの街に馴染みそう。。などなど。
ふーん、そうなのかぁ、位に思いつつも特にイギリスに行きたいという理由もなかったので行かずにいましたがこの夏急に何故かロンドンに行ってみよう、そろそろイギリスデビューをしないとな、と思ったのです。
決めたが良いわ特にやりたいことや見たいものがある訳でもなくオススメしてもらったもの以外は行き当たりばったりで楽しもうと思っていました。
しかし旅程が近づくと何故か興奮状態に…学生の頃に好きだった歌手やよく聞いた音楽の出身者はイギリスの人が多い。。さほど珍しい事ではないと思います、イギリス出身のミュージシャンで有名な人は多いので。その人たちの音楽を聞いていた頃の未知なるものに対する淡い思いを思い出してしまったからなのです。
そして周りから指摘されていた理由のひとつは、私の好むファッションはイギリスのものが多かった。。というかロンドン発のものが多い…のでロンドンを好きになるよ、と言われていました。また色んな文化や人がごちゃまぜなのが好きだと思われているようで。実際そうなんですが…。
行ってみて人に言われた事を確かめるべく、確かに多様な人々がいるようだけども観光客も多いし現地のひとかどうかも分からない。私も観光客なので現地のひとと関わる機会もほぼ無し。どうやって私がロンドンを好きになるか判断したら良いのだろう?と思いつつ地下鉄に乗り、あ!これってチューブと呼ばれるやつでは?どこかで見たことがあるぞ、と思いつつ長く速度の早いエスカレーターに乗って思い出したのはウクライナのキエフのエスカレーター。地下鉄のホームでふとチェコのプラハの地下鉄みたい、と思ったり。
どこかで見たものに似てるね、という感覚になってしまいました。もしこれが逆だったらキエフに行って、ロンドンみたい!プラハに行って、ロンドンみたい!となったのだろし非ヨーロッパ人としてもしや来る順番を間違ったのでは?と思ってしまいました。
大きな通りを歩いてH&M やZARA、スターバックスなど今ではどこでも見るような商業施設を見て、世界中の都市には同じお店が並んでいて物珍しくもなくなっているんだろうな、と思い。日本にH&Mがなかった頃を思い出し、昔はどこも同じじゃなかった。それ故に他所に憧れる気持ちが大きかったし他所の価値も高かった(個人的に)。
グローバル化という言葉が広まる前に縁があってドイツ、ベルリンに来てしまったからその後の欧州生活に繋がっているけれど、元々別に欧州に夢を持っていた訳ではなくて。初めて訪れた街がベルリンではなくロンドンだったら、ロンドンに魅了されそこに住み続ける事を選んだのかもしれない、と思いました。
ベルリンに体して感じた当時の魅力はさほど大きくないのに首都であるところ、古い建物、自然の多さ、何だか物悲しさがあるところ。
ベルリン的な物悲しさはロンドンにはない気がするけれど多くの可能性やアイデアに溢れた街、という意味で魅力は感じそう。
行ってみて思ったのは確かにロンドンは魅力的だった。でも心踊らせるには10年遅い。ロンドンが悪いなどと言う理由ではなく、思いっきり夢見るための材料を自分の経験から失ってしまっただけです。私の場合、心を踊らせるものを見つけるとすぐにそこに関わりにいこうとするので街を知りたい、住みたい、一部になりたい、という気持ちが生まれます。そしてそうなるべく楽しい奔走が始まります。
だけど、欧州生活10年でその奔走をする為の煩わしいものを見ないようにする、という技量が余分に必要になってしまったようです。
煩わしいものというのは滞在許可証の取得や医療制度への気持ちの切り替え、引っ越しの手間、新しい文化への適応…などなど。
一度経験してしまったものは似たようなことが起きるであろう、というのを想像しがちではないですか?
これもただの思い込みかもしれないし、煩わしいと思っていても実際は楽しめたりするかもしれないので実際のところは分からないですが…
なので目一杯、何かを夢見ることって邪魔が入らず幸せな状況だな、と思うので夢がある人を応援したい気持ちがあります。
現実的じゃなくたって、今もしどこかに移住したいという人がいれば、がんばれ!!何とかなるから諦めないでね、と思っちゃう。
ロンドンの話からまた逸脱してしまいました… いまロンドンへ移住する根性はありませんが、もしそうしたくなったら全力で夢見て進めますのでこちらのブログにも記したいと思いますq(^-^q)
むちゃくちゃな締め方ですみません。。
皆様良い1日を!
アデー❤️
---------------------
お!この記事役にたった!+ポチっとしても良いかな、という方は以下のバナーをポチっとしてもらえるととっても嬉しいです。