スイスすごろく++スタートはドイツ++

計らずもドイツからスイス(ドイツ語圏)へ移住 両国の生活を比べつつサバイバル方法/学習記録をメモしていきたいと思います。

今更ふり返るスイスドイツ語コース

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昨年書いた様に実はスイスドイツ語コースに約四ヶ月間参加していました。修了したのは四月だったのですが、今ふと書きたくなったのでふり返って書いてみたいと思います。

 

毎週1回、夕方からのコースでした。恐らく全16回ほどの授業数で、なんとその内休んだのは2度だけ!信じられません。語学コースに参加して3回に一度はサボる、または最初の数回頑張って参加して後は行かなくなる、完結できないというのが最大の悩みだったのに今回はちゃんと完結できました。

 

なぜならば…やはり楽しかったからでしょうね。先生がとにかく授業が好きだったようでその嬉しさが伝わってきたのと、また参加者も皆良い人ばかりでわきあいあいと一緒に学べ、まさかのそのコースを楽しみにするというおまけすらありました。

 

他の語学コースでサボってしまう一番の理由は、授業を聞いているうちに「これ、別にここのコースに参加しなくても家で繰り返せば覚えるよね?」と思ってしまうからでした。今となっては他の参加者との対話レッスンで新しいアイデアを得たり、皆で取り組みながら学ぶグループレッスンの良さも分かるのですが、どうも他に情報が明確な事をなぜ固定された時間に出向いて効率悪く(昔はそう思ってました)学ぶのだろう?と疑問にさえ思っていました。

 

しかしですね、家で自主学習はスイスドイツ語ではなかなか難しいのです。

教材数と情報数が英語やドイツ語に比べて格段に少ない。しかもやっと手にした教材ですら良い物かどうかは分からないのです。他に競合が居ない分、比較し大幅に改善されることもなく何度か出版されている教材もあります。また、スイスドイツ語の表記方法が統一されている訳ではないので、ある教材ではnüütと明記されていても他の教材では nutと明記されていて、しかもどちらも間違いではない。隣町で発音が違ったりするのでどちらを採用するか、聞き手がどう聞くかによって表記方法が変わるのです。

 

手探りでスイスドイツ語を学ぶ身としては少し表記方法が違うだけでも混乱の元になるので自主学習に限界がありました。なので、頼みの綱のようにコースに参加していたという所もあります。授業では習わなかったのですが職場で同僚がüberchoとよく言うので何だろうと思ってたので先生に意味を質問し、標準ドイツ語ではbekommen(入手する)という意味だと教えてもらったりもできました。

 

前述しましたが先生が授業を愛していたのは何となく雰囲気で伝わってきましたが、そういえば自己紹介の時にもずっとドイツ語の先生をしていてとにかく語学を教える事が好きで、この仕事をできて幸せだと言っていました。普段は標準ドイツ語の先生だけど、こうやって自分の母語のスイスドイツ語の先生をできるのも嬉しいとか何とか言っていました。

 

授業内容は教科書を追うだけではなく、いつも授業の最初に皆で前に出てきて輪になり前回学んだものをゲーム方式で復習しました。床に置かれたカードの上に標準ドイツ語の文章があるので、それを取ってスイスドイツ語で皆の前で読み、訂正箇所があれば教えてもらって復唱する、など。それが質問であれば他の参加者にスイスドイツ語で質問して、相手にもスイスドイツ語で回答してもらう、というもの。

 

このゲームで仕事後の疲れた参加者の目も覚め笑いが起きるのでその後、机に戻っての授業も活気があった様に思います。あとはリスニングでスイスドイツ語の会話を聞いて、5つの質問に答え、皆の前で発表。その会話を他の参加者とペアになり何度もスイスドイツ語で読み上げる、など。

 

普通の語学コースの様に1から新しい事を学んですぐに使ってみる、というものではなく最初にドイツ語の知識があり、それが単純にスイスドイツ語の方言に変わるだけなので覚えることの量が少なく、ヒントも多いのでゲーム感覚でできたのが良かったのかもしれません。例えばin der Nähe(近くに) という表現 の発音は i de Nöch で何となく予想が付いたり、sprechen(話す)という表現はスイスドイツ語ではreden(喋る)になる、など。

 

ドイツ語の基礎知識があればとにかく後は聞く力を養うだけで済むので、全く新しい言語を学ぶ事に比べると格段に楽だとは思います。ただその後、住む地域によって発音や表現がどんどん変わっていくのでせっかく習ってもその通りの事を聞く、というのは標準ドイツ語に比べると少ないとは思います。

 

よく言われるのが、チューリッヒ方言よりもベルン方言の方が難しいのでチューリッヒ方言で暮らせるなんてまだマシな方…との事。そういえばバーゼルチューリッヒ、ドイツから近い地域はドイツ人も多くまたチューリッヒは外国人が多いのでまず標準ドイツ語から学び始める外国人の影響かスイスドイツ語から方言らしさがなくなっていっていると先生が言っていました。そしてその外国人移住者の子供も標準ドイツ語を学び始めるのでそれに合わせて標準ドイツ語が話せる子供も以前よりも増えたのだとか。

なのでチューリッヒ暮らしをしている身としてはかなり楽な方だそうです。

 

非常に楽しいスイスドイツ語コースでしたが、前期を終え後期の教材が残っているにも関わらず後期を受講するのは止めました。このコースの雰囲気があまりにもよく、先生に対しても良い印象が大きすぎたので後期のコースを受けて落胆するのが嫌だったので…。先生は後期の授業は受け持たないとの事で、使っていた教材の著者がなんと後期の授業を受け持つという事だったので興味津々ではありましたが落胆が怖くて参加は見送りました。

 

今まで数々の語学コースでサボりまくってきましたが、積極的に行ったコースをふり返ると先生方が授業を愛していたからだなぁ、と。ドイツで行った英語コースも先生が英語を、特にイギリス英語が大好きでイギリス人に生まれなかった事が悔やまれるの笑 と言ってたほどで、生き生きと授業をされていたからそれを見るのが嬉しくて私も参加してたのだな、と。。

 

まぁ、私の心構えが足りなかったというのもあると思いますが、語学コースってこんなに楽しいものがあるのだ!と思えたコースでした。

 

スイスドイツ語には今でも苦しんでいますが、あのコースに参加して学んだ事が多かったので参加していなければ今頃自暴自棄になっていたかもしれません…。

 

学びたいものが学べるってありがたいですね、、特に教材なんて誰かが作ってくれた情報の寄せ集め、情報の宝箱みたいなものなのでどんどん多種多様な教材が出版される英語やドイツ語のテキストなんて、宝ですよ、宝!!なんつって。。

 

オンラインの無料辞書なんて未だに使ってて毎回感動してしまうほど、、

人様の集めた情報を無料で…今でこそドイツ語の情報が増えたけど一昔前はドイツ語の単語を一つ見つけるも時間が掛かったので、いい時代になったなぁ~なんて思います、はい。本当に。大げさじゃなく。