スイスすごろく++スタートはドイツ++

計らずもドイツからスイス(ドイツ語圏)へ移住 両国の生活を比べつつサバイバル方法/学習記録をメモしていきたいと思います。

スイス建国記念日は皿洗い


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ある日の事、スイス建国記念日の8月1日にご近所の村の屋台でちょっと手伝ってみない?と聞かれました。そこまで乗り気ではないけれど、まあ良いですよ、どうせ暇なんで、と引き受ける事にしました。

 

その時はスイスの村の屋台でお手伝いができるなんて、新しい体験だ、悪くはないだろうと思っていたのですが当日になって村に向かう前に段々とお腹が痛くなってきました。

 

嫌だ…安請け合いしてしまったが、よく考えたら屋台で販売なんてさせられたらスイスドイツ語が分からないのでお客さんに「え?何ですか?もう一度お願いします。」と何度も言って怒らせるに違いない。いくら優しいスイスの人でもこの暑さの中イライラするだろう…と思い始めたのです。

 

ぎゃあぁー( ;∀;) 一応言語の分かるドイツでもこういうのは苦手なのに何故二つ返事でやると言ってしまったのか…と大後悔の嵐。。それでも今更断れないのでお腹が痛いまま集合場所へ向かいました。

 

集合場所についてから、私と同じようにお手伝いで来ていた人々が屋台の配置場所を説明され、私はどこかと思っていたらサラダ販売なのであっちのキッチンへ行ってくれと言われ、食券販売に比べればマシ(お金を扱いたくないので)か…とキッチンへ向かうと忙しそうにしている初老の男性がいました。

 

自己紹介をして何をすれば良いですかね?と聞いたらサラダ販売は人が足りてるし、実は繁盛時間は過ぎて今は少し片付けを始めてるので皿洗いをして欲しい、と言われました。

 

な、なに…皿洗いだと!? う、嬉しすぎる!!!!( ´∀`)これでスイスドイツ語対応などせず黙々とひとり作業に没頭できるではないか…と。

しかもその数日前に仕事に疲れて、もう嫌だ…昔学生の頃にやったレストランの皿洗いは楽しかった、あれをもう一度やりたい、と思っていたのですよ!すごい、ちょうどやりたかった事ではないか!と。

 

しかもその初老の男性が話すのはスイスドイツ語ではなく標準ドイツ語、英語圏の人の訛りがありました。あぁ~彼も外国人なのね、だから標準ドイツ語なのね!分かりやすい、彼の言ってる事なら理解できるわー!と一安心。

 

徐々にお腹の痛みも消え、緊張しつつも皿洗いに徹して食器を拭いて、外の空気を楽しみました。

段々と洗えるお皿も少なくなったので、どうしよっかな、と思っていたら初老の方がやってきて、今落ち着いてるからそこで休憩してて良いよ、忙しくなったら呼ぶからと好きなドリンクを持っていきなさいとビールを一本くれました。

 

連れていかれたスイス人グループのテーブルで「う…見知らぬ団体の中に連れて行かれた…。しかもスイスドイツ語…。辛い。。( ノД`)…」と思ったのですが黙っているのもなんなので、屋台とお祭りについてちょっと質問したりして、意外と話が弾むので驚きました。職場でスイス人の団体に囲まれて毎日コーヒー飲んだりお昼ご飯を食べている、という経験(まあまあ辛いです)が、なんと役に立ちました。何となくスイスの人が団体の時に話すペースや話し方を知ってるので変な雰囲気にもならず。。ほ…と安心。

 

そうこうしている内にまた皿洗いとして呼ばれたのでまた黙々と皿洗い。

その内暗くなってきて、花火が打ち上げられ始めました。綺麗だな、と思いつつ食器を拭き、一度大きな花火が私の真上で打ちあがり、生まれて初めて真下から花火を見れたので感動でその瞬間が止まったかのような感覚になりました。

感動的な瞬間の記憶はスローモーションになるのはなぜでしょうかね。

 

花火もほぼ全て打ちあがり、お祭りもお開きという時に初老の男性がやってきて沢山お礼を言って褒めてくれました。普通にお皿洗ってただけなんだけどな、ここまで言ってもらえるとは悪くない、とありがたかったです。

 

片付けもほぼ終盤に入った頃に焼きたてのソーセージとパンを貰い、明日も仕事で早いので帰らせてくださいと早めに一人で帰りました。

 

真っ暗な中、電動自転車で走って家に向かいながら、あまりの暗さに少しパニックになりつつも森の横を走っていたので虫の鳴き声や森の匂いが気持よくて、何故か一人で笑ってしまいました。10年前の自分が、10年後にスイスの屋台で皿洗いして電動自転車に乗って森の横を走って家に帰る生活を送ってるなんて思いもしなかっただろうに…と思ったからなのです。

 

不思議です。流れるように生きてきて気がついたら新しい土地が私の住む場所になっている。そしてそこで私の事を知っている人が増えていって、それが普通の日常になる。なんとも不可思議な事ですな。しかもスイスの建国記念日なんて、気にもしなければどこ吹く風と言っても良いかもしれないのですがよく考えたらスイスが存在しなくてスイスがこういう体制でなければ私はスイス暮らしをできないので遠くの次元の話のようで実は私の生活に関わっているという建国記念日

 

以上、スイスで三度目の建国記念日の話でした。

もう一度同じ事をやれ、と言われると二つ返事で引き受けるかは微妙ですが、いい経験をさせていただきました(´∇`)。

 

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