クロスカントリースキーの初心者向けコースに参加してきました。
ドイツでも何度か雪のあるところへ行って経験した事があるのですが、どうにもこうにも運動神経の悪さもあいまってちゃんと楽しめていないのでは?と気にしていました。
クロスカントリースキーとは簡単に説明すると、細長いスキー板とストックを使って、既にシュプールのあるなだらかな雪の上を前に進むだけというもの。
スキーも何度か行ってますが、恐怖心が前に出てほぼ楽しめてないのですが、クロスカントリースキーなら危険でも無さそうだし、と気楽にできているとは思います。
それでも周りの人に比べると何とも不器用さが顕著なので、いちど習った方がいいのでは?と夫が探してきてくれました。
場所は家から車で45分ほどのところにあり、家のある場所は標高400m位ですがそのスキー場は標高700m位のところにあり、家の付近で雪が降っていなくても、そこでは降っているというような場所です。雪のあるところへすぐに行けるのは、山々の多いスイスならではの冬の楽しみ方かもしれません。
90分のグループコースで30フラン(約3300円)、スキー板やストック、靴までレンタルさせてもらってこのお値段!しかも最新のもの。
物価の高いスイスでは破格のお値段でございます。
最初にグループを二つに分けられ、クラシックというシュプールの上を前進するだけのグループか、スケートというシュプール無し、スキー板を逆八の字にして前進するグループ。
私達はもちろん簡単な方で…。指導者一人に対して8人の受講者、という構成でした。
ストックの紐の長さの調整が大事なようで手の大きさに合わせて指導の方が一番最初に調整してくださいました。その後は、手の上げ方から下げるタイミング、どこで力を入れる、とかカーブのコツ、ブレーキのやり方など、ざっくりですが教えて下さいました。
大方の予想はできてたのですがやはり私が一番ダメ受講者で後半の自由時間ではマンツーマンレッスンになってしまいました。
いや、しかし人から教えてもらえるというのはやはり有難い。
何となく出来ていることでもプロに教えてもらうと細かい訂正ができたり、そのおかげでもっと楽しめるようになったり。それが、この人件費が最強に高いスイスで90分コースでたったの30フランって?!大丈夫なのーー!?と思いましたが、もっとスイス中で多くの人にクロスカントリースキーをしてもらいたいそうで、広めるためのお値打ち価格なようです。
そして最初っから懸念していた、やはりスイスドイツ語での指導…。
7割位は分かるのですが、残りの3割が急に分からなくなるのでドイツ人夫に通訳として横についてもらいました。やっぱりスイス(ドイツ語圏)生活、スイスドイツ語が分からないとできない事が多いなと実感しました。頼めばスイスの方はすぐに標準ドイツ語に切り替えてくれるのですが、申し訳なさと自分に対して「じゃあいつになったらスイスドイツ語を理解するわけ?!」という思いもありますので(;´д`)。。。
ここはスパルタで…。
そういえば、スキー板やストックのレンタル小屋が人でいっぱいでぐちゃぐちゃなのに、ちゃんと何とか貸し出してもらえて、思ったよりちゃきちゃき、と事が進むというスイス流に感動しました。
帰りは念願のマクドナルドへ寄ってセットを食べて来たのですが、渋る夫が店内が綺麗な事に驚いていました。
彼の腹痛の原因になるから、とあまりファーストフードへ普段は行けないのですが今回は無理やり一緒に来てもらい、たまたまですが同じセットを食べました。
外から見るとコンクリートがポツン、の建物でこの施設は大丈夫なのか?!と思う雰囲気なのに中に入ると綺麗で暖かみがあるというのが私が経験したスイスでのよくある印象ですので、今回もそのギャップに驚いたのでした。
どこでもこういう訳ではないと思いますが、期待していないとその分ギャップに対する驚きが大きい。
クロスカントリースキー、冬が終わる前にあと1,2回は行ってみたいです。
習ったことをどれだけ実践できるかチェックしなければ。