スイスすごろく++スタートはドイツ++

計らずもドイツからスイス(ドイツ語圏)へ移住 両国の生活を比べつつサバイバル方法/学習記録をメモしていきたいと思います。

フリーサイズの威力

Of Modistes and Sartors. #tailormade, #tailor, #shop, #oldworld, #fashion, #popular, #solotravelling, #Autumn, #winteriscoming, #Hungary

 

スイスの取引先が、ドイツ語、フランス語、イタリア語で表記された仕様書を100部づつ欲しいと言うんです。

 

はいはい、分かりましたよー、と手配したんですけどね、この仕様書はスイスの取引先がスイス内のお客さんに渡すもので、実際のところはどの言語圏の人から何部請求されるか事前には分からないそうです。

 

スイスは四か国語が公用語の国なので、仕方ないとは思うのですが、ドイツ語圏にある取引先でもイタリア語圏のお客さんが連絡してきて、イタリア語の仕様書を沢山欲しがって在庫数が減るかもしれないし、もしかしたらフランス語圏の問い合わせが少なくて仕様書がすごく余るかもしれない。

 

ただの仕様書なので大した問題にはならないでしょうが。

 

そう思うと自国の言語がひとつに統一されてるって、楽なことなのかもしれない、と思いました。

 

スイスの場合は出版物はスイス発もあるけれど、ドイツ語のものはドイツやオーストラリアと共有しているし、フランス語のものはフランス語圏、イタリア語のものも当然イタリア語圏と。

 

他の国と共有できるものはあまり考えなくていいけれど、スイスの法に則ったものに関してはスイス国内で収めないといけないのかあ… と少しだけ考えてみて、段々としんどくなって考えるのを止めました(ーー;)

 

ところで、言語の話ではないですがヨーロッパの消費者向けに洋服や靴などファッション関係の買い付けをしていた時にも、似たようなことがありました。

 

ヨーロッパの人々の体型が様々なので、買い付けるにしてもよく売れる体型を調べようにも、ドイツの女性は背が高く、東欧の女性は細身、とかで定まらず毎度疲れました。

でもとりあえず全サイズは買い付けておかないといけない。

 

そんな時に日本のフリーサイズを思い出して、もちろん皆が皆着れる訳じゃないけど、とりあえずフリーサイズというひとつのサイズで物が売れるというのはなんて楽チンなんだ!と思ったものです。

 

サイズが多種多様なのはドイツでは普通だったので、知り合いはよく自分のサイズを知っていて、体に合ったものを着るようにしていました。少しの誤差ならまあいっか、という人は私の知り合いではいなかったです。

どんなに気に入ってもワンサイズ大きいなら買わない、とか。

 

私が細かいことに無頓着というというのもありますが、フリーサイズである程度、洋服のほうに自分を合わせるのにも慣れていたので「別にこれでもういいよー」というと、ダメダメ、と周りに変更させられたり。

 

自転車のサドルのたかさとかペダルがちゃんと足のサイズに合ってるか、とかもドイツでは友人が見てくれたりしました。

 

ああ、私は既存のものに合わせる人生を送ってたんだなあ、とその時気づきました。

 

ドイツの友人は自分に合うものを見つける生き方なんだな~、と思ったり。

 

とはいえ、日本にある既存のものは良いものが多く、既に細かな事まで配慮されてたり、ドイツにある既存のものはちゃんと確認しないと、後から突っ込みどころ満載、みたいなものも割とあるので消費者が目を光らせないといけない、という違いもあります。

 

この日本の物に無意識に信頼を寄せることと、ドイツの物を注視すること、どっちの癖もついた後でスイスで暮らすと、日本+ドイツ=スイス、みたいな感じで面白いです。

 

そこまで信頼してるつもりもなく、期待もしてないけど、失望もなく、思いがけず良品で感動! したところに、うっかり店員さんのプチ説明ミス、みたいな。

 

それで、まあ いっか~、こんなこともあるよねーん。

 

で、たいていは済みます。

 

 

日本だって違いは沢山あるけれど、周りに合わせる文化だからなりたってるんだろうな、とか。違いがドイツほど顕著に大きかったらまた違うんだろうな、とか考え出したらキリがないですが、卵が先か?鶏が先か?? 性格が決まるのは遺伝要素が強いのか?環境が強いのか?みたいな始まりが分からないこの感じが結構好きです。

 

まあ、でも全部わたしが考えてることなので、こんな風に思ってる人もいるんだな~、くらいで読み流してくださいませ(ФωФ)