ドイツにいた頃、住んでいた街とその周辺のハイキングコースが20種類くらい載った本を買って、月に最低一回はハイキングに行っていました。
ハイキング、と言っても水筒とバナナとクッキーとかもって近くの森や山を歩くだけなので実際はそんなたいそれたものではありません。
ハイキングコース近くにはバス停や駐車場があるので、そこからスタート。
最初に地図を見て、ここを北にまっすぐ、二キロくらい歩いたら左へ曲がって、と大まかに歩く方向を認識してからスタートしていました。
で、最初は良いんですが、よくあって困ったのが歩き進んでいった先の地図に現在地が記されていない、というパターン。
たぶん、その森のハイキングコース用に大きな地図を合計で10枚印刷して、それをとりえあえず要所要所に設置しただけ、という感じで、方向感覚にすぐれた人には問題ないかもしれないですが、私にはさっぱり分からない地図でした。
うーん。ここかなあ?
もしや今、ここにいるのかな?と検討をつけるとかなりの確率で間違っている…。
まあ、でもスマホのGPS機能のおかげでその地図だけに頼らずとも、なんとかなったのですが、逆にスマホがないと無理すぎませんか?と。
夫と、これって私達が地図を読めなさ過ぎるだけ?それとも一般的にもみんな現在地が分からなくて困ってるけど、放置されてるだけ?と毎度毎度、話し合っていました。
ハイキングが売りの地域に関しては、事前に街の観光局が提供する地図アプリをダウンロードしたりもできるので、もしかしたらそんなアナログ地図はただのお飾りだぜ!みたいな感じだったのかも??
そんな事があったので、先日ドイツに行った時、街の地図を眺めていたら【現在地シール】が貼ってあったので、あ!現在地が分かる地図だ!と普通のことなのに喜んだのでした。