新しく入社したっぽい人が英語圏出身の人で英会話のみ可能、という事でした。
近くに居たので、どこから来たんですか?と質問しながら、話の流れで英語圏の人はよくパートナーがきっかけでスイスに来てるイメージがあったので、「じゃあ、パートナーがきっかけでスイスに来たんですか?」と聞きながら思ったことがあります。
ここで、まずこの人は結婚せず、事実婚という形をとっているかもしれない、そうなると配偶者?と聞く選択肢はなしで、パートナー、と聞く。
でももしかしたら同性相手で事実婚もありえるかもしれないし、同性で結婚しているかもしれいない。
そういう時はドイツ語なら旦那さん、奥さん、という聞き方は避けて、パートナー、と聞くのですが、相手が男性ならパートナー、女性ならパートナリン、と語尾が女性を指す言いかたに変わります。
一瞬で、この人は既婚者か、事実婚か、相手は男性か、女性か、というのをドイツ語会話なら少し考えるのですが、英語だと、婚姻うんぬんは無視して、とりあえず相手の性別を気にせず「パートナー」と聞けるので、うわ、めっちゃ楽!!と思いました。
こういう時、ドイツ語なら気を遣って、パートナー、またはパートナリン?と聞くのですが人によっては異性と一緒なのが当たり前じゃないか、みたいな反応の人もごくたまに居るのです。。。
もう聞いてる側としてはパートナーの性別なんて別にどっちでも良いのですが、妙に労力を使うときがありまして…。
他のヨーロッパ言語でも男女の区別をはっきりさせる表現がある方が一般的かもしれませんが、今の時代は逆に性別をはっきりさせない言い方の方が合っているのではないか、と思いました。
保守的な場でそういう事を公にしたくない友人もいて、本当はパートナリンがいるのに、毎度毎度パートナーと嘘つく姿を見るとなんだか可哀想です。