共同洗濯所なんて、初めて聞いた時は、なんてめんどくさそうなんだ!と思いました。
そしてスイスに引っ越してきてから、強制的に共同洗濯所を使い始めてなかなか利点が多いことに気づきました。
まず、洗濯物が目につかない。
地下の洗濯所で洗ったあとは、乾燥室で乾燥させるのでその間、家の中に干された洗濯物がないのです。
ドイツに居た頃は、夫も私も気が向いたらいつでも洗濯していたので、ほぼ二日に一回位洗濯していて、洗濯物は当然家の中。ベランダもないし、あったとしてもベランダ干しは禁止ですので室内干しです。(ドイツは乾燥してるので室内干しでも乾きます)
どこで干すか、となったら変なスペースのあった我が家の寝室の一角。
洗濯物見ながら寝るの嫌だな、と思ってたのでリビングに干したかったのですが、夫はリビングに洗濯物があるのは嫌だ、というので寝室でした。
洗濯好きの私達の周りには常に洗濯物が目に付く、という状態。
今思えばなんだか変な光景だったかも…。
今は、予定した日にしか洗濯できないので週一回、決まった曜日に洗濯してその日の晩か次の日に取り込む、という事をしています。
ドイツの家で、好きな時にいつでも洗濯できるというのは悪くなかったのですが、洗濯しすぎるのと、旧築の家で築100年以上だったので床が少し傾いていたり、で運が悪けりゃ洗濯機が壊れて水漏れ、なんてのもあり得る状態でした。
そのため、万一洗濯機が壊れた時に外出中だとすぐに対処できないかも、と洗濯中は家に居て少し緊張しながら洗濯機をのぞきにいく、という生活でした。
それに比べたら、今は地下の床がちゃんと水平な部分に洗濯機があるし、水漏れの心配はないし(大家さんが管理してくれるから)、週に一回だけしか洗えないと思うと、だらしない気まま人間には身がひきしまる思いでなかなか悪くありません。
突然ですが、たまにあったヤバイエピソードを披露したいと思います。
洗濯が完了した40分後には干すのが嫌になってて、結局パンパンとシワを伸ばす事なく引っかけるだけ~、とやっていたことがちょこちょこありました。
はぁー (-.-)やる気がゼロなので今日は洗濯物シワシワdayということにして、シワシワなまま干してやったぜ(*_*)、目標達成!!、私すごい!! と済ます。
何がしんどいって、シワシワに乾いた洗濯物をアイロン掛けしないといけないところ。
気分が乗れば、クリーニング屋になりたかった♪と思うほどテンションがあがるのに、気分が乗らなければ重しを乗せて重力だのみだ!!とか…
めんどくさ過ぎて、重しで対処できなかったシワつき服で結局外出するはめに。もう大人のする事じゃないなあー、と本当に自分でも呆れました。身近にそんな大人見たことないもん、いや、子供でもみんなちゃんとしてるって…と。
わたし終わってるなあー・・・(;´Д`)、と思いながら通勤してました。同時に形状記憶シャツを発明した人すごい!とか、ヤンキートレーナー上下ならシワになりにくいかな?とか、いや、ヤンキーは意外とキッチリするところはキッチリしてるからパンパンしてトレーナー干してるんだ、とか考えてました。挙げ句は、うちに家政婦さんがいて、いつもスミマセン、といいながらアイロン掛けしてもらう妄想とか(*_*)。。
これくらい洗濯関係では何かありましたが、今は週に一回のチャンスなのでしっかり伸ばして干しています。
ただ、以前にも書きましたが共同洗濯所ゆえにブチ切れた事もあります。
そして、先日、洗濯日を勘違いしていて洗濯できない、という失態を犯してしまい大変でした。幸いにも2日後たまたま洗濯ができたので良かったのですが…。
それ以外は至って良いシステムではないか、と褒め褒め中です。
アパートの住人がちゃんとしてる人ばかりなので、今のところ問題はあまりありません。そうじゃない感じの住人がいるとストレスになりやすいかなぁ、とは思いますが今その状況でない事はラッキーだと思って、愛でていきたいと思います。