不思議な事に、今まで普通に会話していた同僚や取引先のひとに、今更急に「そういえば出身はどこの国なの?」と聞かれます。
たぶんドイツから引っ越してきてドイツ語を話してるから、最初に突っ込んで聞かなかっただけな気もしますが。
以前住んでいたドイツの街では日本人という事で話をふられることが多かったのですが、チューリッヒでは外国人が多いし皆いちいち気にしないのかも、と思ったり。
ベルリンに住んでた頃も出身国を聞かれず、結構ずっと知り合い、みたいなのもあってそれはそれで居心地が良かったです。
どこの出身だとか関係なく、自分自身を見てもらってる感がある。
もちろん日本人として日本で生まれ育った自分に日本の要素はたっぷり詰まってるのですが、まず日本ありき、で会話をされるか、まず私という人間ありき、で会話されるかとでは気持ちが違います。
これも人によって好みがありますが、私の感覚では、国籍不明な解放感を味わえる、という意味で出身国を問われないのは好きです。
それでも、外国の人から質問されるような話題に上がる国出身という事でありがたい思いをしてるのもいっぱい。
ときどき、こうやって国籍不明な解放感を楽しむには安全な基盤があるからこそなのかも??