ドイツ語圏のチューリッヒ州に引っ越してきて、【ありがとう】をフランス語の【メルシー】とよく言うことについて、実は心の中で「メルシーって何やねん(´ 3`)。ドイツ語圏やのに。」と思っていました。
引っ越す前からチューリッヒには何度か仕事で来たことがあったので、メルシーを多用することは知っていましたが、住み始めたらドイツ語のありがとう【ダンケ】の登場回数が少ないことを実感して驚きました。
これも街にもよると思うのですが、私の印象ではドイツでのありがとうのレベルはこんな感じでした↓
ありがとう:ダンケ(danke)
どうもありがとう/ありがとうございます:ダンケシェン(danke schön)、フィーレンダンク(vielen dank)、ダンケゼーア(danke sehr)
もっと、心を込めたありがとうのバリエーションはありますが、日常的にさらっと使うのはこの辺のイメージ。
これがベストだ、という感覚でチューリッヒでダンケシェン(danke schön)、フィーレンダンク(vielen dank)、ダンケゼーア(danke sehr)、と言っても何だか人に響かない気がしてしまいます。
メルシーって何やねん!と思ってた割には私の中でもメルシーの重要度が上がってきて、思いがけないことで喜ぶ時はポロッとメルシーが口から出るようになりました。
ダンケも言いますが、メルシーはダンケにプラスアルファ何かあるような、勝手な私の印象。
メルシー使って、「どうもありがとう」、と言いたい場合はフランス語のようにメルシーボクー、というのではなくメルシーフィールマールス (merci vielmals)、とフィールマールスはドイツ語、という面白い組み合わせ。
これも最初聞いた時はおもしろい!と思ったのに、今ではちょっと期待以上の事などあればメルシーフィールマールス (merci vielmals)を多用しています。
ところ変われば、ありがとうの表現方法もこんなにも簡単に変わっちゃうんだな、と思った次第です。