前回に引き続き、ドイツの良い思い出話を披露したいと思います。
(猫の画像は本文とは関係ありません。気楽に読んでください、という意味を込めてのことです。)
まず、シェアハウスに住み始めた時の話。
大きいシェアハウスだったので、同じ時期に入居した人は住んでいるシェアメイトに料理を作って自己紹介をせねばなりませんでした。私と同じ時期に入居したドイツ人二人と話した結果、一緒にコースメニューを作る事になりました。私が前菜、S君が主菜、M君がデザート、と言うプラン。
S君は主菜だったので、はりきって彼のお母さんが昔よく作ってくれたマンゴー入りカレーのレシピを連絡して教えてもらって、せっせと作っていました。
その当時私たち三人は20代半ばから20代後半だったと思うのですが、「ママンにお気に入りの料理のレシピを聞き出して料理しようなんて、なんて可愛らしい話だ!!」と思ったものです。別にマザコンとかではありません。お気に入りの母の味があると親元はなれた子供はレシピを聞いて作ったりするそうです。
そして別の日の話ですが、夜八時か九時ころからM君が大きな鍋を出してキッチンでグツグツやりはじめました。苺と砂糖のあまーい匂いに包まれたキッチン。
何だろう?と近づいて、何してるの?と聞いたら苺ジャムを作っているとの事でした。
空き瓶20個位も同時に別の鍋で煮沸消毒していました。たまに思いついたらジャムをつくって瓶に入れて実家やおじいちゃんおばあちゃんに渡している、とのこと。
だから最近、蓋つきの空き瓶をせっせと集めてたのかぁ、、と。
「夜中にメンズがジャム作りなんて、しかも家族にあげる分も確保するなんて、なんて可愛いらしい話なんだ!」と感動したのでした。
私の夫は自分の誕生日前に会社に持っていくケーキを自分で焼きます。
そんなデコレーションケーキみたいな大それたものではなく、チョコ入りパウンドケーキとかそんな感じですが。ドイツに来てすぐ驚いたのですが、ドイツ人男性でケーキを焼いた事のない人はいないのではないか?と思う位、ドイツ人男性がケーキを焼くのはそんなに珍しいことではありません。頻繁にやっていることでもないと思いますが、むしろ自分でケーキを焼いた事のない男性を見つけたらビックリしちゃうくらいな。
と、まあこのように私がドイツのメンズ達よ、なんて可愛いんだ!と思ったエピソードでした。他の国の事は分かりませんが、ドイツだけじゃなくてドイツ語圏ならスイスでもオーストリアでも男性達はこんな感じで、みんながみんな、ではないと思いますがジャムを作ったりケーキを焼いたりは割と普通なのではないかな、と思います。
スイス人の友達の彼氏がアップルケーキを作った話や、別のスイス人の彼氏がお菓子パンを焼いた話などをしていたので。
小さい頃に一緒に作った、とか親の姿を見ていてそうなった、と言う感じだと思いますが微笑ましい事だな、といつも思います。
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