オルフェウスの窓と言うコミックをご存知でしょうか。
あの有名な、ベルサイユのばらを描かれた池田理代子さんのドイツ・レーゲンスブルクが舞台の作品です。
中学生の時に、クラスメートの女の子がコミックを持ってきて貸してくれました。
その当時は全くドイツに興味なんてなかったので、ただの漫画として読んでいたのですが、はまって夢中になって読んでいたので今でもまた読みたいな、と思う時があります。
ユリウスという名の美形男子が主役の話なのですが、ドイツが舞台とあって当然のことながら沢山のドイツ人が登場します。

オルフェウスの窓 文庫版 コミック 全9巻完結セット (集英社文庫―コミック版)
- 作者: 池田理代子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/04/24
- メディア: 文庫
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登場人物の中で多くの女子をときめかせたのは、ユリウスとクラウスという名の美少年達なのですが、ドイツ生活に慣れてきたころ、ユリウスやクラウスと言う名をよく見かけて「オルフェウスの窓の登場人物やん!!」と目がハートになることがありました。
それでいつも通りの妄想まっしぐらで、私はユリウスやクラウスというイケメン達と恋に落ちる訳ですが…その話を何となくドイツ人にしてみたところ「ユリウスとかクラウスなんてオッサンの名前やで。」と…
な、なにーーー!!!?
後で気づいたのですが、確かに私世代での名前ではないようでした。
私からするとおじいちゃん世代、みたいな。確かに冗談抜きで、レストランとか行って横の予約席におじいちゃんが座っていて、そこに別のおじいちゃんがやって来て「おぉ、ユリウスー 元気にしてたかい?」と言う会話が聞こえて、うぅ…私の思ってるユリウスと違うぅ。。。と思ったことがありました。
他にはイザーク(英語だとアイザック)、という人も登場するのですがドイツ人に言わせるとユダヤ人っぽい名前という事。
イザークの妹でフリーデリーケという女の子も登場するのですが、ドイツ人の友達の妹がこの名前だと分かった時は興奮して「その名前素敵ね!」と言おうもんなら、「古臭いから恥ずかしいよ…」と。 あら、ま…。
ゲルトルートという召使の女の子と同じ名前のおばあさんに会った時もひとり興奮していました。周りの反応は、典型的なおばあちゃんの名前だよねん、と。
私が作品の中で素敵だと思った名前はどれもドイツではちょっと時代遅れな感じなようです。
今でも普通によく聞く登場人物の名前と言えば、マティアス、ダーヴィド、カタリーナ、モーリッツ、という感じでしょうか。10代の子にはあまり付けないようですが。
途中、ロシアも舞台になるのでロシア人の名前も多数出てきます。
ドイツでアレクセイというロシア人と知り合った時に、何とも言えない懐かしい気持ちになって、なぜ?と思っていたらちゃんとオルフェウスの窓の登場人物の中にいました。
こんな感じで数年経っても、好きだったものを思い出す事があってあの時のドキドキと、今その世界とちょっと関わってるのかも?!みたいな気持ちが混じってテンションが高くなることがあります( ・ิω・ิ)。
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