今でこそそんなに聞かれませんが、15年位前には外国にあまり行かない人に、外国に行くと差別されることもあるし大変でしょう、差別されたことはある?なんてよく聞かれました。
不思議とその時になんて答えたのか覚えてはいないのです。
でも、差別された!と言っていた人の事は覚えているんです。でも具体的な内容は覚えていない。
それでもし今聞かれたら何と答えるか?
差別?されたことがあるかもしれないけど、たぶん気づかなかった…かな?と。
差別とは何でしょう、例えばパリのレストランでアジア人と言うことで見栄えの悪い席に着席させられるとか、ウェイターが無視して来てくれない、とかそういう事でしょうか。
それだったら、あったかもしれないし無かったかもしれない。
そもそも欧米でそんな大したサービスを求めていないし(←すっごい失礼)、あ、こいつアジア人だから見下してテキトーに扱ってやろう!って人に出くわしても、普段関わるタイプの人じゃないし、別にいっかぁ、となります。良い気分は全くしませんが。
基本的にそこまで考えてない人も多いと思いますし。。
差別って、チャンスを与えてもらうべきところでチャンスを与えてもらえない、って事でしょうか。
それなら、例えば白人しかいない街にアジア人の私がやって来て、よそ者、何者か分からないから声をかけられても無視して人間扱いしない、みんなが受けれる講座も受けれない、とかそういう事ですよね。
そしたら、そういう差別は私はたぶん受けたことがないと思います。
たまに道を歩いていていきなり見知らぬ少年というか青年にバカにするようにニーハオ!って言われて嫌な気分になる時はありますが、それを差別と言う人もいるけどそれはたぶん差別にならないのでは?と私は解釈しています。
なぜなら、嫌な気分にはなるけれどそれがいつも続いて生命を脅かされている訳でもないし… 一番大きいのは、別に普段関わらないタイプの人だからって所だと思います。
学校のクラスでも4,5グループくらい友達付き合いって自然と分かれていたと思います。表面的には他のグループの人とも話せるけど、心底腹を割って、って感じで相容れることは同じ日本人同士でもグループが違うだけで出来なかったりしますよね。そういう感じで理解できない人間関係は、違うグループの人なんだな、位でスルーできます。
一番怖いのが、普段自然と関わる人にチャンスを与えてもらえないこと、その理由がアジア人だから、日本人だから、っていう理由なら差別なのかなぁ、と思います。
すごくビックリした話が、日系企業で働く友人から聞いたことですが、年末の忘年会っぽいものにドイツ人を呼ばずに日本人だけでした、という話。
もちろん駐在の方も沢山いて、日本語で話せるし日本のノリで、って事なんだとは思いますが、残念だったのがその話がドイツの方にもれていたこと。
これは完全に差別だと思います。会社としてやっていることなので、余計に聞いていて残念だな、と思いました。個人でやっているなら、仲良しの人だけを集めて、という理由があるからまだ大丈夫かな、と思いますが。
私が逆の立場だったら傷つきますもん。ドイツだったらこんな事は尚更あり得ないのでドイツの方は相当傷ついたと思いますが…
やってる本人達は本当に悪気ないんだと思います。その場にドイツ人が来たって楽しくないだろう、っていう思いもあったと思います。
でも、じゃあドイツ人と日本人、全員が来れる会も別にしたら良かったでしょ、という話なのですが。これを日本人の知り合いから聞いて、本当にもう口があんぐり…というか、ひどい話だね、となったのを思い出しました。。会社としてやることじゃないよね、と。
別の話ですが、スペイン人女性の誕生日パーティに呼ばれたことがありました。
かなりの数の人が来ていて、結構夜遅くまで盛り上がっていました。私も最後の方まで残っていて、気がついたら日本人は私一人だけ、残りはスペイン人が10人くらい。
みんな、そりゃスペイン語で話したいですよね、はっきりとは言わないけれど私がいることによってドイツ語で会話しないといけない雰囲気から開放させてくれ、なんてのが漂ってきまして…悲しいけれどおいとましました。私はこれを差別とは思いませんが、何となく実感できた軽い体験として。
あの時に、仕方ない、と思ったのですが悲しかったです。別に差別するつもりも何も私に不快な思いはさせるつもりもなかったのでしょうが…
やってる側が悪気がない、ってのと、された側の衝撃に隔たりがありすぎるんだろな、と思います。
悪気なくやっている差別もあるし、意図してやっている差別もあると思います。
いずれにせよ、この時代、そこいらで外国人を見る時代。
私は好き勝手に自由にやらせてもらっていると思います。
昔の人々が沢山良いことや悪いこと、何でも経験してきたからこそ今の私の住みやすい海外生活があるんだと思っています。よそ者がよそ者じゃなくなる位、慣れを運んできてくれた人がいるという事だから。
特にドイツでは外国人排斥をしてしまった過去があるので、公に露骨に外国人を嫌がることは良しとされていないし、5人に一人が移民の背景を持った国なので私があまり体験することは無かった気もします。国が違うとまた違うと思います。
そんなこんなで、差別された事はあるか?と聞かれたら私の解釈では、
うーん、たぶんあったかもしれないけど気づかなかっただけかもしれないし、無いとは言い切れないけど、あっても今はラッキーな時代だからあまり気にしないようにしてる、という感じです。 他を見ればいくらでもチャンスはあるから、と。わざわざ嫌なことばかりに目を向ける必要もないかな、とʕ•̀ω•́ʔ✧
もっと過酷な世界がありますが、幸いにも私はそこに居ないから、今のところは
何事も好きにやらせてもらって、ラッキー、という感じです😎
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