ある日ふと思ったのです、職が見つからない、貯金切り崩し生活もきつい、一向にこの状況が改善される見込みが感じられない。おまけにスイスに来てすぐに銀歯がはずれるという恐怖を味わったぞ、と。
海外で歯科治療なんて治療費的な問題でできれば避けたいのに、この、この物価のバカ高いスイスでですよ、無職の身なのに銀歯がはずれるなんて、最強に終わってる状況じゃないか!!と。(ちゃんと治療しましたが…)
こんなの、ないないづくしじゃないか!!運もねえ、職もねえ、金もねえ!!と。
ない!ない!求人を見てもパーフェクトなドイツ語力、フランス語で仕事が出来る人、イタリア語が出来れば尚可、スイスドイツ語の理解必須…ってどれも私にはないんですけど!
ない!ない!ないぞ!じゃあ私にあるものって何なの?!と問うたところ、
時間があるじゃ~ん!と。自由な時間がふんだんにあります。おほほ!
好き勝手できますやん。
おまけにスイスに移住してこの三重苦を味わって、正直もう恐れるものなど何も無い。
怖いもの無しだ、と。健康だし、今のところ夫婦二人だけだし、自由っちゃ自由、身軽っちゃ身軽だ。私は自由だ!と開き直りました。
そう思ったらとっても気楽になりました。
職業安定所に義務付けられたドイツ語の試験のあと、トラムに乗ってチューリッヒ市内を適当に周りながら見ていたら、夫の会社近くをトラムが通ってる事に気づき、その辺りの画像を撮って夫に送りつけ「へい!私は今どこにいるでしょう?」と。
すぐに返信が帰ってきたので、あなたが暇だったら一緒にランチしてあげてもいいけれど、どうかしら?と聞いて、夫の会社の近くでお昼を一緒に食べました。
あなた仕事はどうなの?ちゃんと働いてるの?と聞いたら、まあ、あれやって、これやって、普通の日、と言うので、ふ~ん、と言いながら心の中で「地味なことしてるわね。顔に覇気も感じられないしかわいそう、私は自由な時間があるから自由だし幸せ!」と思い、食べた後に、これからどうするの?と聞かれたので、ドイツ語の勉強したくなったから家に帰るよ、と答えました。
今まではせっかく街まで出たので何かしようか、と行動してましたが興味のないことをやっても楽しくないので自由を楽しもう!と、好きな時間に好きな場所に帰れるってなんてラッキー!と思いまして。
家に帰ると言ったら、夫は爆笑していました。そんな意気揚々に嬉しそうに家に帰るって言わなくても笑 と言うので、だって家に帰るの楽しみなんですもの、家が好きなんですもの、と。
お昼休みに思わず嫁に会えて爆笑できて幸せだね、あなたは、とコッソリ上から目線で目を細めて微笑んで帰ってきました。
自由って素晴らしい!!
(数日経ったら仕事がしたくなって、たぶんまた落ちます…)
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