むかーし、ベルリンで人様のお家にお世話になっていた時がありました。ドイツ人家族と、フランス人男性、スイス人女性が二人、そして私がひとつ屋根の下に住んでおりました。
スイス人女性たちは、フランス語圏とイタリア語圏出身。年齢が近かったのでたまに一緒に出かけたりしました。
そしてそこから数年が過ぎ、またベルリンに住むことになり、その時のシェアメイトも、ドイツ語圏からきたスイス人でした。
インターンをしていたので、日中はインターン先に行っていましたが、そこにもスイス人の女性が二人いたので一緒にプロジェクトに取り組んでいたり、インターンの後に一緒に飲みに行ったりしていました。
そんなこんなで、私にとってスイス人と出会う事はなんら特別な事ではなく、スイス人ってどこにでもいるね!と思っていました。
おまけにひょんなことから、スイス資本の会社で働くことにもなり、スイスに特に興味はないが成人してからスイスが何となく近くにある感じ。チューリッヒにも仕事で来るし。
ドイツからスイスに引っ越すと決まった時も、ドイツ人や日本人の知り合いから、まぁ!スイスに!なかなか日本人がドイツにとどまらずスイスに関わる人生なんてないよね、的な事を言われて、周りのリアクションに、なぜ?と思ったものです。たぶん、ドイツからスイスへ、という人生設計の思いがけない方向転換の事を言ってたのもあると思いますが。
私にとっては「スイス」はすぐそこにあって、何だか滅多に合わない親戚のような。知ってるし血のつながりもあるけど、特に思い入れもない、でも何か接点がある、という感じでした。
そんな感じだったので、周りの反応をよそに、ちょっとそこまで買い物行ってくる、みたい気持ちでスイスに引っ越してきました。
でもやはりドイツと同じではないのだから、新しい文化を学ぼう、とスイスの基本情報を見て、人口が約830万人…?! 面積から考えれば当たり前かもしれないですが、ドイツの10分の1、しかも大阪府の人口(890万人)とあまり変わらない事に気づいて驚きました。
当たり前だけど、スイス人少ない!!!
そう思うとベルリンであんなにスイス人と知り合ったのは稀だったのかと…
そりゃあ、もちろん、隣国ドイツの首都ベルリンは若者にとって魅力的だっただろうし、スイスの若者が集まるのは大して珍しいことではないのかもしれませんが。。
それにしたって、私にとってスイスは特別ではなさすぎました。
今思うとあれは映画の予告編みたいなもので、本編(今のスイス生活)が始まるから覚悟しといてね、くらいの事だったのかと思ってしまいます。
そう思うとスイス人の伴侶をお持ちの方もなかなかの確率で…
それを言い出すとオーストリア人の人口もそれくらいなので、小さい国(面積)の人と出会って結婚に至る、とはなかなかロマンチックかも♪ と人様の生き様を勝手にポジティブに解釈してみたり、ね。。
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