物事に無駄に関わらなければ、問題は起きないと思って過ごしてきましたが、それがくつがえされたのがドイツ生活でした。
最初は私はあなたを攻撃したり、邪魔したりしませんよ、という意味でニコっと微笑み静かに座っていれば済むはず、と生活しておりました。
が、しかし、これはドイツ生活ではマイナスでした。
欧米文化だから自分の存在をアピールはもちろん必要ですが、それ以外に必要なのは、あえて誰かに話しかけて「私はあなたの敵ではありませんアピール」。それをしなければドイツの方は自分は受け入れられていない→嫌われている/大した存在ではない→悲しい→攻撃されている→あいつ嫌い!敵! みたいに考える図式なのでは?と気づきました。
す、すごいめんどくさい!!!!!!
けれど、この図式に気づいてからは、おはようの挨拶、どう?元気?その服似合うね、どこで買ったの?の会話がいかに大事かという事が分かりました。
正直、職場などでは毎日顔を合わせていてそんな長々と話すこともないだろう、とみんな思ってるとは思うのですが朝一やらないといけないが、上の一連の流れ、もちろん洋服が似合うなんてのはオプションですが、これは女性社会でしょっちゅうあった会話で、○○が似合う、素敵ね、など褒め言葉があるとその後スムーズにことは進みます…
能動的に私はあなたの敵ではありませんアピールをしないといけないわけなのです。
ニコニコ静かに座っているから敵ではない、と見なされません…
ひとさまに話しかけない=その人に興味がない=他人をぞんざいに扱う人=敵、くらいなもんなので。。日本式コミュニケーション、触らぬ神にたたりなし、はドイツでは危険でした。
話しかける内容は上っ面でも多少ざっくばらんでも、何でもいいのです。大事なのは話しかけること。
洋画やアメリカドラマなどで、ちょっとおとなしめの子がクラスメートに意地悪されたり、などありますが、正直そこまでおとなしい、という感じでもないし、普通に座席に座ってるだけなのでは?と思っていたのですが、たぶん、たぶんですが欧米ではその感じでいくと静かでおとなしくて何を考えてるか分からない奴、扱いなんだと思います。
こんなめんどくさい事が仕事の一部でもあるので、ゆるい業務内容のうち、同僚とおしゃべりも加味して仕事をしなければいけません。
効率よく、合理的に、が好かれる訳ではなく、いかに重要人物にゴマをするか、なんてのも冗談抜きで普通にあることです。コネ入社もウェルカム!
仕事探しで友人に聞きまくるなんてのも普通のことです。
これを良しとするかは別として、私のドイツ時代にあぁ、なぜこんな小学生の意地悪グループの子がやるような事を大人になってやらんといかんの!?と思っていたことです。
でも、誰かに迷惑かけちゃうかも…!そわそわ!には神経を使わなくて良いので、どこに住んでも一長一短…ですね!
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