以前、ドイツで暮らしていた時は家の目の前に毎週土曜日マルクト(移動式の市場です)がやってきたので、そこで卵とじゃがいもを買っていました。パン屋さんも来るのでクロワッサンを買って。夫がたまにお花屋さんで花を買ってきてくれたり。
卵がスーパーで売ってるものより黄身がキラキラしてるしプクっと膨れていて、気のせいとかではなく美味しい。じゃがいもも紙バッグに入ってるので持って帰りやすいし、旬の料理に合うよう販売されていて、じゃがいもスキルがない人間にはありがたかったのです。
スイスに引っ越すにあたり、このマルクトの真ん前に住めるという立地、農家直売の卵を買えるという状況が惜しくなるだろう、とただただ残念に思っておりました。
それがですね、今住んでる家の近くにモーモー言う牛はいるわ、馬はいるわ、小さな伝統的作りの家の庭?にニワトリはいるわ、で農家の近所みたいな立地なんです。
地域新聞を見ていたところ、卵、じゃがいも、牛乳、チーズ、季節の野菜、ヨーグルトの無人販売所のことが乗っていて、明らかに近所の住所なので行ってみました。自転車で一分くらいの距離です。
あ!やっぱり!とニワトリのいるお家の一階に扉があり、入ってみると無人販売所でした。
お金を払うところは壁に穴が空いていました。その手前に小さなノートがあって、料金が不足する場合と大きなお札しかなくて多めに払う場合にはそこに名前と金額を書く、という仕組み。もちろん自己申告なので記入者の行為の信用度にかかっております。
そんなこんなで、卵とじゃがいもと牛乳を買って、壁にお金を入れて帰ってきました。
この販売所は毎日夕方まで開いているので、曜日を気にせず新鮮な卵とじゃがいもが買えるのです。
ドイツ時代のマルクトのように週一回の移動販売がやってくるのを待たずして、日曜日にも卵が買えちゃう!っていうね(^o^)!
別の記事で書きましたが、ドイツもスイスも一般的に日曜日は休息日でお買い物ができないため、急に卵がいるぞ!となった時に慌てふためくのです。
(どんな状況って、ケーキを焼いたり…スクランブルエッグを作ったり…と。)
一度、卵が日曜日にどうしても必要で近所の街中を駆けずり回り探して見つからなかった、という事があります。
こんな悲劇が今住んでいるところでは起きないなんて涙 嬉しい,(。>﹏<。)。。。
そしてその無人販売所の近くに湧き水が流れている場所があり、ペットボトルを持っていっては湧き水を汲んで帰ってくる、というのが今最高に私の中で熱い行いになっています!
スイスはどこでも湧き水の流れているところがあって、喉が渇いたらそこでサラっと飲めちゃうのです。
そんな感じで、卵や野菜を農家から直接買って、湧き水を汲みに行って、と生活していて我ながらハイジかよ!と思ってしまいました。。。スイスに住んでることさっぱり忘れて、ですよ?!
やっぱり自然とハイジっぽい生活になるのかな?? なんつって。