ドイツには日曜日の20:15分から始まるTatortと言う名の捜査官がメインのサスペンスドラマがあります。
「事件現場」という意味だそうで、長年放映している歴史ある国民的番組です。
毎回同じ捜査官が出てくるのではなく、ドイツの各地域が舞台になり、そこで勤務する捜査官が出てきます。今放映中なのはベルリン、ブレーメン、ミュンスター、ドルトムント、ケルン、フランクフルトなど(他にもありますが今思い出せません、スミマセン)
東ドイツからの場合はPolizeiruf 110という名前で放映されます。こちらもワイマールやロストックなど、他の都市も舞台になっているかと思います。
西ドイツと東ドイツ時代に分断されていた時の名残で二つ名前がありますが、どちらも捜査官メインのサスペンスです。
ドイツに居た頃、一時期毎週楽しみに見ていた時がありました。まさかの捜査官が容疑者といちゃいちゃ、捜査官の奥さんと別の捜査官の浮気、捜査官の精神的病気、など見ていて「えー!うそやろ!」と思うことが多々ありますが、捜査官の急なブチ切れ具合を見て、最初は怯んだものの、そのうち、これは割と普通のドイツ文化だという事に気づき、私だけがブチ切れられてたわけじゃないんだなぁ~なんて安心思ったり…
もちろん各都市によって捜査官も製作者も違うので、コメディタッチの都市もあったり、ひたすら捜査官のどんより具合を見ないといけない都市もあったり、とかなり特色が違います。
スイスに引っ越してからも、スイスの各都市が舞台になったTatortがあるという事なので見てみよう、と。
まずはチューリッヒが舞台のものを見ました。なにやらお金がらみの事件で殺人とかではないらしい。
その次に見たのはルツェルンが舞台のもの。他殺ではなく自殺だった、ということらしいです。
え?スイスでは殺人事件のサスペンスはないのですか?!さすが歯医者より銀行の支店の多い国だけあって、お金がらみの事件なのねん、と。
たまたま見た二本がそうだっただけかも知れないのですが、何だか展開が優しく静かで笑ってしまいました。
ドイツのTatortだと誰かが絶対にブチ切れて叫んで揉めて…まぁスイスのTatortでも誰かが叫んでは居ましたが…
ちょっと話がそれますが、以前、舞台衣装デザイナーの友達がドイツTatortのある都市の衣装を担当していました。その友達はすごくセンスが良くて、彼女自身の着ている服も様々な素材を組み合わせて、色も毎回違ったものをキレイに組み合わせていて、見ていてうっとりするような。その彼女が選んだ服を着ていた捜査官は大変華やかに見えました。 それがある日、なんだか地味な感じになって、あれ?と思っていたら、友達は衣装担当を○月からもうやっていない、なんて話で、なんだか納得したのでした。
気が乗った時に、今度またスイスのTatortを見てみたいと思います。
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