数年前にドイツの雑誌を読んでいたら、ドイツの結婚適齢期が載っていました。
女性は33歳、男性は36歳。
結婚しないカップルも多いのですが、確かに私の周りはこんな年齢で結婚したドイツ人が多い気がします。この年齢プラス1,2歳、というカップルも多いですが。
ドイツでは大体18歳、19歳でギムナジウムという教育機関を修了し、アビトゥーアという大学入学に必要な試験を受けたあとに兵役代替義務で1,2年を費やし(男性のみ、世代によってはこの義務がない場合もあります)、修士課程で3年、学士課程で2、3年、その後に職業訓練などで2年ほどを費やし、大卒女性の場合は最短で25歳くらいでやっといっちょまえのお給料がもらえる年齢になります。
最短の話なので、当然、一年世界旅行をしたり、交換留学で半年伸びたり、留年してしまったり、でなんだかんだ27歳くらいでも大学生なんてザラにいますし、30歳過ぎても大学生もめずらしくありません。
もちろん大学を卒業せず、ギムナジウムの後すぐに職業訓練をして20代前半で結婚する人もいます。
ハンドワーカーや職人ともなるとギムナジウムではなく別の専科学校で学ぶのでこちらの方も20代半ばで結婚したり、と様々ではありますが、ドイツでも大卒じゃないと職が見つかりにくい、という理由で大学進学率は年々上がっているそうです。
スイスで求人を見ていると、大卒募集よりも、職種にもよりますが職業訓練の経験がある人を募集している求人が多く目に付くので、大学進学率はドイツほど高くはないのかな?とスイス人の言語交換パートナーに聞いたところ、最近は大学進学率は上がってきているけれど、やはり職業訓練の方が重視される国なのでドイツほど大学にはいかない、と言っていました。
なのでやはりいっちょまえに独り立ちできる年齢も早く、結婚適齢期は彼女の知っている限りでは男女合わせて31歳と言っていました。
確かにスイスの銀行や私の不動産会社など、20代前半から半ば位だろうな、と思われる方々がマネージャーなどしておられます。日本でも普通のことかも知れないですが、ドイツでは前述の理由もあって、20代半ば位でマネージャーというのは珍しく、どちらかと言えばまだまだ研修中と言う感じだったので驚きました。
こんな感じで教育システムの違いで結婚適齢期にも違いが出るようです。
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