スイスすごろく++スタートはドイツ++

計らずもドイツからスイス(ドイツ語圏)へ移住 両国の生活を比べつつサバイバル方法/学習記録をメモしていきたいと思います。

親知らずの抜歯を勧められてから - スイスにて③

wisdom tooth you suck.

 

 

術後から腫れていた左のほっぺたを見て、まぁ体の中にあったものを切開して取り出したんだからこれくらい腫れるのは自然な事か…と思いつつ腫れが段々大きくなってきたので手術の次の日もホームオフィスをする事にしました。

 

本来ならば術後一週間、病欠をとっても良かったのですが痛みがなかったのと職場の同僚が数人休暇やプロジェクトで不在の時だったのと、新社屋へ引越しも重なっていたので会社に行った方がいいなと思い出社する事に。

 

私のハムスターの様に腫れ上がったほっぺを見て、驚く人、笑いをこらえる人、同情してくれる人…様々いましたが今度は腫れだけでなく痛みも出てきてしまったので段々と不機嫌になり…。見かねた同僚が、もう帰った方が良い、と言ってくれたので午前中だけ働いて帰る事にしました。

 

その後2日ほど腫れがどんどん進んでいき、内出血もはじまり反対側の抜歯していないほっぺまで腫れてくる、内出血し始める、しかも内出血は首までいってしまう。

あまりに腫れが引かないので一生こんな顔のままだったらどうしよう、と思ったりしてネット検索すると、同じような事を考えている人がいるものなんですね…結構似た悩みが出てきいました。

 

しかし一度満月の日に大きく腫れあがったかと思うと次の日から引いていったのでした。海がめの産卵が月の引力で満月の日に増える、みたいなやつで私のほっぺの腫れもひっぱられたのでは?!なんて仮説を思い立ちましたが、いや…ちょうど腫れが引くぐらいの時期だわ。。と冷静になったり( ´,_ゝ`)。

 

まだ抜歯も終わっていないし費用の請求も勿論終わっていないのでどうなることやら、という感じですが今のところ術後の経過は良好です。

 

術後一週間で診察に行った時に、抜いた親知らずを貰いました。実はてっきり捨てられたとばかり思い込んでいたので大喜び。

日本だったら抜いた親知らずを貰えるはずなのに…欧米文化ではゴミ扱いなのかもしれない、悲しい(;_;)と思っていましたが、よく考えると術後すぐのフラフラな時に渡されるものでもないかもしれませんね。。

 

しかし何が嬉しかったって、綺麗に洗浄した状態で渡されたこと。歯肉などついておらず。あまりに上の歯の親知らずが綺麗なので、これあまりにも観賞したくなるので机の引き出しにしまっておくのは勿体ない気がする、どうしよう。と夫に言ったら『そんなに気に入ってるなら原始人みたいにネックレスにしたら良いんじゃない。敵の首をとってやったぞ、的に。』と言われたのでアハハ!!と笑ったけどなきにしもあらずか…?? 

気持ち悪がられて友達が減りそうだわ

( ´∀`;)やめとこ。。

 

何かの折に抜歯後の事や実際の請求額についても、気が乗れば書きたいと思います。

 

これにて一旦私の親知らず抜歯話は終わりです。

 

 

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親知らずの抜歯を勧められてから - スイスにて②

 

wisdom tooth you suck.

do-sui.hatenablog.com

上の投稿の続きです。

 

見積額がかなり高額でショックを受けながら家に帰り、まずは夫に相談。

夫も…なんだこりゃ…高い。。とショックを受けていました。ネットで相場検索も出来たのですが私はショックでフラフラだったので今日は何も行動を起こす気がしない、と告げソファに深く座りうなだれ、見かねた彼がネット検索をしてくれました。

 

検索したところ、どうやらチューリッヒ辺りでは法外に高い訳でもなさそうだしむしろ平均より少し高い位だけどもまあ許容範囲っぽいよ…という事でした。

ちょうど、その数日後に夫が近所の歯医者さんに予約をとっていたので、そこで受付の人にこれはスイスで普通の額なのか聞いてこよう、と言ってくれたのでそれを待つことにしました。

 

数日後、歯医者さんで聞いてきてくれた話によると例の口腔外科はこの界隈では腕が良いという事でかなり有名で、うちの街にも口腔外科があるけれど受付の人がもし親知らずの抜歯が必要ならばむしろうちの街の口腔外科ではなく例の口腔外科にお願いしたいくらい、との事でした。そして見積額はチューリッヒ辺りでは至って普通。例の口腔外科はチューリッヒ州ではなく隣の州なので、チューリッヒ州での診療よりも税率が低いらしく腕も良いのに税率も低いなんてむしろ文句のつけようがない、との事でした。

 

なるほど…そんな事を聞いてしまえばショックでマイナスに落ち込んでいた気持ちが一気に上がるではないか!と。

 

それでも高額なのでまだ悩み続けました。それだけの費用なら日本に帰って抜歯してもらってもお釣りが出るはずだし、どうしようか… 色んな人の意見を聞きつつ、日本に帰ってももしもの事情で他に予約が必要になったり、術後に化膿したりして。。その時スイスに戻ってきていたらややこしかったり、うーん。うぇーー…っていうか休暇取れるのか?他の人の休暇バックアップの予定が先に数ヶ月埋まってたような…。あぁ、そんな事を考えるのもめんどくさい!!!

 

と思いつつ、湧き上がってくる別の想いも…。

それは…スイスに住んでるんだからスイスのものを体験したい。そこまで腕が良いのならむしろそれを体験してみたい。全身麻酔をドイツで何度か経験したけど、もう一度体験してみたい。。などなど。いつもの好奇心旺盛な姿勢がふつふつと前面に出てきました。

 

あー!もうじゃあやっぱりスイスの口腔外科で親知らずを抜歯してもらおう。

見積書通りに三本まとめて全身麻酔だ!と二ヵ月後に予約を取ったのでした。

 

手術は午後二時から、午前中に出勤もできましたがお化粧をしてはだめ、だとか数時間前には水を飲んでいいけれどそれが最後…など注意点がちょこちょこあったので、上司に聞いて午前中はホームオフィスをする事にしました。

 

お昼前になり口腔外科へ向かい、いつも通り入って受付に行っても誰もいなくて10分待たされ何だか不安になってくるという口腔外科…。電話も繋がりにくいのでメールでやりとりや予約が必要な口腔外科…こんなところに手術をお願いして大丈夫なのだろうか?と不安が段々増してくる。。

 

そうこうしている内に看護師さんがやってきてくれて、別室にてシャワーキャップみたいなものをかぶらされ、靴も脱ぎ、抗生物質と痛み止めを事前に飲まされました。口の中もうがいして、いざ手術台へ。

 

三人くらいの看護師さんが皆スイスドイツ語で話しかけてくる…分かってるつもりだけどちゃんと理解できているのだろうか?と自問。どうしようもなくなったら標準ドイツ語にしてもらおう、と思いつつ鼻に管をつけられ、あれ?これが全身麻酔かな?と思いつつも何も起きず。しばらくして先生がやってきて麻酔しますからねー…と言われて注射をされたら天井の電灯が二重に見えてきたところで眠ったようです。

 

目が覚めたら椅子の上に座っていました。口の中が血の味がして。

迎えに来た夫の足が見えて、そして看護師さんと喋る声が聞こえてくる。腕をつかまれ車に乗り込み、横断歩道を渡る双子みたいなおじいさんが二人居て、まあソックリ!と思ったけど、まだ麻酔がきれていなかったようで一人のおじいさんが二重に見えていただけみたいです。

 

その後、スイス郵便に引き取りが必要だった荷物を取りに行き、関税を支払わされチクショー高いぜ!と思った記憶はあるのですが、その後は家に帰って眠ってしまったようでその日の記憶が曖昧です。

 

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親知らずの抜歯を勧められてから - スイスにて①

wisdom tooth you suck.

 

自主的に行った歯科検診で親知らずの抜歯を勧められました…というか口腔外科の紹介状を出すことまで勝手に話が進んでいました。

 

左下の親知らずで、日本で反対側の親知らずを抜いた時にも先生にはいつか左下も抜かないといけなくなるだろうね、と言われていました。

 レントゲンを見ると確かに奥歯に食い込みはじめていたので、見てみぬふりはもうできない状態でした。

 

仕方ない…先生に恐る恐る費用を聞くと、高くても500chf位(約52000円)と言われたので、20万円位を覚悟していた身にはかなりの安心材料になりました。

ほ…高いがスイスでそれで済むならありがたい。。と数日経ってから紹介状を出してもらった口腔外科へ向かいました。

 

まずはレントゲンをとって、その後に診察室へ。初お目見えの先生。直前に対応してくれた看護師さんはスイスドイツ語バリバリだったので、さすがに先生も同じなら標準ドイツ語で話して貰えるようお願いしないと、と思っていました。

 

先生が話し出すと標準ドイツ語だったので、外国人の私のため?と思ったらドイツ人でした。早口でばーっと説明されたけどまあ理解できたので良いか、と。

 

そこで衝撃的な事を聞いてしまいました。

上の親知らずの一本も少し奥歯に食い込み始めてて、これも抜かないといけない、と言われたことでした。二本抜くなら部分麻酔でなくて全身麻酔のひともいる、と。なんならどうせ二本抜くなら残った一本も抜いてしまうのが良いかもしれませんね。見積書を出すので判断してください、とのことでした。

 

え…!?三本を抜くだけでも想定外なのに全身麻酔なんてしたらめっちゃ高くなりますよね!?と見積書が出てくるまで戸惑う私。。

 

診察が終わってすぐ、待合室にいきましたが入ってすぐに名前を呼ばれ見積書を渡され…費用を確認して、その場で心の中ではショックですってんころりん、と転げてしまいました。実際は平静を装ってじっと見積書を見つめていましたが。

 

総額2400chf (約26万円)でした…。

詳細を記入する事は可能なのですがどこまで需要があるのか分からないので、省きます。細かく書かれた項目の中で高かったのは、やはり全身麻酔400chf +手術費用404chf+もろもろ400chfでした。もちろん診察費、術後の経過検診、抜歯、抗生物質など全ての費用が含まれています。

 

部分麻酔にすればもう少し安くもなりそうでしたが、目が覚めた状態で抜歯されるのが怖くて…やるなら全身麻酔しかない、と決めていました。

 

結局どうするか決めるまでに悩みましたが詳細については次回の投稿にて…

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ノスタルジーと共に新社屋へ

NOSTALGIA

 

地味に建設中だった新社屋が完成したので初出勤してきました。

勤務地の最寄り駅が変わり、駅から新社屋への行き方も知らなかったので初日はグーグルマップの指示に従い新しい建物へ向かいました。

 

駅から徒歩8分らしい…これは遠いのでは?と思いつつ、グーグルマップ様の指示通りに進むとなんと上がり坂が出現!!ええー!毎朝上がり坂を登って出勤!?「ちくしょー!こんな会社辞めてやる!」と最近不満がたまっていたので怒りながら坂を上がりました。

 

上がりきったところで今度は下り坂が出現。「あら♪下りがあるなんて楽チン!ふふーん。」と喜んで下って行くとまた上がり坂が目の前に。「コンニャロー!こんな会社絶対にすぐ辞めてやる!」とひとり息巻いていた先に新社屋が見えてきました。

 

あら?思ったより遠くなかった。おまけに川のせせらぎも聞こえてくる…

いいじゃないの~、と思いつつ社内へ。

 

入っていくと朝早くにも関わらず多くの同僚が引越しで持ってきたダンボール箱を開けてファイルを棚に詰めていました。

 

私も荷物を置いて、自分のダンボールを開け、ささっと棚にファイルを入れていく。

大方終わったところで、これどうしよう…というファイルが数冊現われました。

 

私の前の前に勤めていた人が使っていた自作のマニュアルファイルです。

横幅50センチ位はスペースを必要とするので、この際捨ててしまおうか…と思ったのですが前の社屋で、これどうしようか?とドイツ人の同僚に聞いた時に「俺だったら捨てないな。だって彼女の(前の前の勤め人)歴史が残ってるんだもん。ほら、中を見て。」と言われて一緒にファイルの中を見てしまったのです。

 

手書きで書かれたメモや、スクリーンショットを印刷して何か添え書きしたもの、紙が古くなって黄ばんできている説明書などなど。

 

うーむ。この数冊の中に頑張ってきた人の想いが詰まっている気はする…。しかも定年退職した人のファイルだしな…嫌々辞めて置いていったファイルとは訳が違う。

でもうっすら心の中で、彼の言うことも分かるけど捨ててしまったらもう二度と思い出す事もないし、一年に一度開けるかどうかも分からないファイルを置いておくのは正直意味がない気もするなぁ…と思いつつファイルの中を一緒に見ていました。

 

そしたら同僚が、「置いてても意味がないのは知ってるんだけど、ノスタルジックな理由で捨てられないんだ。」と言うので、何だかしんみりしてしまいました。

友人のドイツ人男性達の何人かが手書きのポストカードを旅先から送ったり、人にもらったちょっとした物を二度と見る事はないのに大切に取っておいたりするのを思い出して、あ…ドイツ人男性ってこういう事するのあるな…と思ったので傷つけてはいかん、と思い(多少渋々)ダンボール箱に例のファイル達を詰めることにしました。

 

そのファイルを新社屋で見て、あまり収納棚も無さそうだしどうしようかな…

と思っていたら、まだ開いている棚があるけど、何かまだ入れるファイルがある?と聞かれたので、あ!あるある、このファイル達よ、ノスタルジーが理由で持ってきたからもう二度と見る事はないと思うんだけど…その棚のスペースを使っても良いかな?と聞いたら同僚がクスっと笑いなら、「分かった、ノスタルジーね。(ドイツ語発音ではノスタルー)」と棚に入れてくれました。

 

他の同僚達も、ノスタルジー用ね、と言いながら笑っていましたが、そういう一見効率の悪そうなことも受け入れてくれる穏やかな雰囲気がいいな、と棚に入れながら思いました。

 

他にも最近になって定年退職した人が使ってた分厚いフランス語辞書とスペイン語辞書も一緒に持ってきた人がいて、今はみんなオンラインの辞書を見るのでその辞書をひく事はないのですが何か捨てられなくて…と持ってきていました。

 

去った人間を思って残った人間がちょっとノスタルジックな気分になるのは自然な事なのだと思いますが、案外よくあるのは去った方は何とも思ってなくて「そんな古いファイルさっさと捨てちゃえばいいのにー!」と言ったりして。。

 

以前、例の女性が退職後にオフィスに顔を見せに来た時はタンクトップから出たよく日焼けした腕に頭にはサングラス、で南国から帰ってきたみたいにぱーっと明るかったので残ったこちらのイメージとは違う人生を送ってそうな感じでした。

 

亡くなった人の物なら遺品になるのでそれこそ形見になるし、意味合いがもっと変わってくるのでしょうが。

 

去った人と残った人の思惑が違うのって別れた恋人同士みたいなものかも??と思ったり…

 

例のファイル達はいつかドイツ人の同僚がいなくなり、私もいなくなった時に誰かがこのファイルもう要らないよね?と捨てられるのだと思いますが、それまではノスタルジーを理由に新社屋に置かれるのだと思います。できれば存在をスッカリ忘れて去りたいけれど、こうやってブログ記事にしてしまったので変に忘れられないかもしれません…。

 

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ヨーロッパパークで何故か泣けた

https://www.instagram.com/p/Bxc7y9kIuWh/

チューリッヒに引っ越して来てからというもの、よく見聞きするテーマパーク

「ヨーロッパパーク」。南ドイツのフランス国境近くに位置するヨーロッパの各国をモチーフにしたテーマパークです。

 

同僚が行ってきた話や、何かの懸賞の当たりがヨーロッパパークの入場券だという事でよく見聞きするようになりました。元々テーマパークというものがあまり好きではないので、幼い頃に行った近所の遊園地やUSJに数回位しか行った事がなく、東京ディズニーランドにも行った事がないのでよく驚かれます。

 

このようにテーマパークに興味はないのに、あまりに見聞きするのと中々評判が上々なので段々と気になってきた折に夫がヨーロッパパークへ行こう、と提案してくれました。

 

夫の方は気にはなるけれど、デンマークレゴランドで人の多さに疲弊したのと私は私でテーマパークに興味はないので、とりあえずヨーロッパパークの近くに宿をとって朝起きて気が向いたら入場する、という作戦でいこうと決めました。

 

朝起きてみて、まあ元気で天気も良かったので下見程度にちょっくら行ってみようぜ、と気軽に行ってみる事に。朝10時位だったと思います。子連れやカップルの沢山の入場者達で既に溢れていました。

 

入り口入ってすぐはドイツがテーマの様でドイツらしい建物が並んでいました。

どうしたら良いのか、何をしたら良いのか分からずちらちら周りを見渡していたらミニ列車みたいなのがあったので乗ってみる事に。

 

子供向けだと思っていたら大人も乗れるようで気が付いたら、アイルランドを通りすぎスペインまで走っていました。草木が生えたメルヘンな道を走り、合間に流れる心地よいメロディとそよ風の気持よさで段々とメルヘンの世界へ入っていきました。

 

スペインに到着してからもその辺をちら見しよう、とオーストリアへ行ってみたり、行き当たりばったりで混んでないところへ行ってみて、中の展示が細部に渡って恐らく見えない所まで手を加えられているのに感動しました。

 

どうやらこのミニ列車に乗ると入り口付近からパーク内の一番遠い所まで行けるようで、間に何駅か下りれる所があるようでした。他にも似たようなミニ汽車がありこれも違うルートでパーク内を周れるようでした、あとエクスプレスなるものもあり、これも違うルートでパーク内をぐるっと周れるという。私達のように楽したい人間には持ってこいの素晴らしい仕組みでした。

 

ヨーロッパパークというだけあって建物がその国の特色を現すように再現されているので、ヨーロッパに住んでいるにも関わらずあまり普段行く事のないスペインやギリシャではちょっぴりその国に行った様な気分になり嬉しかったです。

 

あと、行列ができた待ち時間の長いものについてもただ待たせるだけじゃなくて待っている間も展示物を見て楽しめるというところが良かったです。

 

ヨーロッパパーク内の詳細については他のブログでも何人かの方が画像付きで説明されているので、興味のある方はそちらを見られた方が良いかもしれません。

こちらでは全体をさくっと、ぐらいしか書けませんので…すみません。

 

最初はちょっと下見ぐらいで、の勢いだったので細部の装飾に愛を感じる、待ち時間がしんどくない、シンプルな説明で簡単に楽しめる、という部分に激しく感動した私達…なぜか…なぜならば…実は全く期待していなかったのです。。

 

ドイツ人夫と共にドイツのエンターテイメントとサービスは普段から落胆させられることが多いので、そのどちらもが合わさったドイツのテーマパークなんて期待せずに行くべきだと思い込んでいたのです。

 

それが見事にくつがえされ…何故なの?!と二人で話し合いました。

フランス国境からも近くフランスのお客さんも多い。細部にこだわった愛のある装飾はやはりフランスはお得意。そしてスイス国境からも近くスイスのお客さんも多い。スイスのサービスはドイツに比べるとかなりちゃんとしている印象…。そして南ドイツは何だか余裕を感じる穏やかさがある(私達からすると)、そう思うとこの辺のお客さんを対象にするとコレぐらいのレベルじゃないとやっていけないわね、と。

 

そうは言ってもフランス、スイス、ドイツ、だけでなくヨーロッパ中からお客さんは来ているようで、駐車場のナンバープレートが国際色豊かでした。

 

それにエンタメとサービスはドイツは不得意だけどヨーロッパの他の国の水準はもっと良いもんね、と。ここまでまるでドイツをけなし続けているようですが、ドイツは他に得意な部分があるので良いのです。得意分野が違うだけなのです。

 

さて、タイトルの「ヨーロッパパークで何故か泣けた」についてですが、最後に乗ったカンカンコースターというパリのムーランルージュをテーマにしたミニジェットコースターが思いのほか素晴らしく、乗っている最中にスピードが出ているにも関わらず感極まって泣いてしまったのでした笑

 

私達の目の前に乗っていたグループがフランスの人々で、コースター内で何かフランス語でアナウンスするとちゃんと嬉しそうにリアクションするのです。それも微笑ましかったし、来る人をちゃんと楽しませよう、という工夫が感じられたのと私の期待以上だったヨーロッパパークの総評がそこでぶわっと溢れ出たようでした笑

 

ここでも何だか、ドイツを批判するような事を書いてしまいますがドイツからスイスへ引越しする手前にあまり良い思いをしていなくて、いつも思っていたのが別にベストを尽くさなくても良いし、良い人である必要はないけれど人に対してもう少し敬意をはらって相手の気持を汲むことはできないのか?!と憤る事がちょくちょくあったので、そのあまり良い印象のないままドイツを去った悲しさがそこで癒されたというか…かなり大げさですが笑 

 

あぁ、怒る事で何とか自分の気持のバランスを取ってたけど私は悲しかったんだなぁ…傷ついてたんだなぁ…と実感したのでした。。

 

夫の出身国でもあるし、これからもドイツには関わっていくのでドイツを去る時に感じた悲しさを何とか癒してまたドイツを好きになりたいです。

住み始めて数年は大好きだったのに、合わない街に引っ越してしまってからはあまり良い思い出がなくて気持ち的にいつも塞ぎこんでいました。あと、ここ6,7年位で好きだったドイツの印象から少しずつ変わってしまっていった気もします。言っても全て私の感じる印象なので人それぞれ違うはずですが。

 

スイスからは今まで知らなかった南ドイツにももっと行くチャンスが増えて、ドイツの違う部分が見えそうなので楽しみです。夜行列車で東ドイツにも行けるのでもっとドイツの色んな部分を見ていきたいと思います。

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電動自転車を買った話

 

_DSC6154

 

do-sui.hatenablog.com

昨年、ちらっと電動自転車の試乗会へ行った話を上の記事で書いたのですが、今年はついに電動自転車を買いました。

 

正直、少し気にはなるけど安くはないので購入に乗り気でもなく、夫の電動自転車があればあれもこれも出来るよ話をふ~ん、と聞いていました。

 

ある日、君に似合いそうな電動自転車を見つけた、と大真面目に夫に告げられました。

ま、またか…私の興味のないものをつぶらな瞳でゴリ押ししてくる。

興味はないがせっかくなので画像を見てみることに。

 

なんと!可愛い色合いで夫の乗っているようなマウンテンバイクっぽいゴツいものでもなく、むしろ乗ってみたい!と思うようなデザイン。しかも最新なのにお値段が他のものに比べてかなりお安いではありませんか!…こ、これは一度見に行ってみるべき!と数日後お店へ向かいました。

 

例の自転車を見つけて近寄り、キラりと光る可愛さにうっとりしながらこれが気になるんですが、と店員さんに告げたところマシンガンのように大量の知識とトークで利点を述べる述べる!

 

驚きつつも店員さんの情熱にこれまた感動ポイントを一つ増やされ。

念のため試乗しましたが気持は固まっていたので即決でした。

 

早めの購入を決めてくれるお客さんには荷台に設置できる取り外し可能なカゴと簡易の鍵を無料で付けてくれる、という事だったのでこちらも即決により快諾していただけました。

 

鍵の設置や引渡し準備の為に時間が必要なので来週引取りに来てください、との事でした。頭金ではないですが、一部をカードで支払い残りは引渡し時に支払うという支払い方法にしました。

 

購入後のまだ引き取っていない間、妙な興奮と自転車の画像を見てはニヤニヤする日々でして、まるで彼氏ができてすぐみたいな心持でした…。長らく味わっていないような感情。。

 

数日経って、仕事が忙しい中引き取る時間がないぞ、と焦っていたのですが今日行っておかないと来週はもう時間がない!という日があったので、天気の悪さに気持が落ちていましたが気持を奮い立たせて自転車屋さんに行きました。

 

最初にマシンガン説明をしてくれた店員さんはおらず、おそらく店長さんであろう方に対応してもらいました。

請求書の私の名前を見て、日本人だね、と言われたので驚き。

苗字は日本語じゃないのでともかくとして、私の名前は一応国籍不明でいつもどこ出身か聞かれるのに…ビックリ!と思ったところ、年初に日本へ旅行に行ってきたそうです。

それで日本人女性の名前の知識が増えたのか!?同じ名前の人に出会ったのかもしれませんが…。あ、待てよ。。無印良品チューリッヒの布バッグ持参だったから?

 

何が面白かったって、出身地を聞かれてその後すぐに「本州?」と聞かれたところ。

そんな聞き方をするなんて北海道の人みたい(勝手な私の思い込みです)、と思ったら日本旅行は東京から北海道へ行ってほぼずっと北海道にいたらしく…なるほど。

 

そんなこんなでスモールトークをした後、良い気分で自宅へ帰ったのでした。

 

自分が運転する乗り物であんなにスピードが出せるなんて経験する事が普段ないので、興奮気味でした。車やバイクも運転しないので、乗り物に乗ってスピードを出せる人は普段こんな気持なのか…と少し思ったり。

 

今年は電動自転車のおかげでスイスでできる事が増えるはず。

楽しみだな~ うきうき♪

 

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使えるものを捨てる時の解決方法 ドイツ+スイス編

at the local brocki

 

まだ使えるのに手元に置いておいても仕方ないというものはありませんか?

私はあります…人並みにあります。

 

でも仕方がないのでどこかに中古品として売るか捨てるしかない。

中古品として売るにはネット上で買いたい人を探す、という手があります。

ドイツに居た頃は小さくて価値のあるものは手間が掛からないのでネットを利用して解決していました。マットレスや棚など大きいものに関しては夫はネットを利用し売却していました(私は手間が掛かるのは嫌なので粗大ゴミ派でした)。

 

ドイツで3000円位で買ったステッパーを段々と使わなくなり、まだまだ使えるのに捨てるには勿体無いが誰か買ってくれる人もいなさそうな代物がありました。

 

どうしよう?と考えて、ふと浮かんだドイツでの光景。

ドイツでは不要なものをダンボールに詰めて「ご自由にお持ち帰りください(ドイツ語でZu verschenken)」と書いて近くの公園に置いておけば、遅くともその次の日に無くなっているのです。場所やものによっては一瞬で無くなります…

 

これで解決したい!…でもスイスではそういうものを見ないのです。

古紙回収日の前日から綺麗に紐で縛られて整然と積み上げられた、古紙の山々やダンボール回収日の前日から綺麗にダンボールに詰められたカートン達などを見るにつけ、街の景観を壊すかもしれない「ご自由にお持ち帰りください」をやってもいいのだろうか?と…悩みました。

 

2度、ご自由にお持ち帰りくださいの札が書かれたものを見たことがあるのですが、整然とした景観を壊す感じだったので、これはまずいぞ!と思ったので同じことをする勇気がありません。

 

あと、もう一つドイツでよく利用した解決方法は街中にあった寄付ボックスに不要なものを入れておく、という方法でした。オフィシャルに「ご自由にお持ち帰りください」状態な訳です。凄いのが、物を入れた瞬間に人がわらわらとやってくる…もちろんドイツ全体の事ではなく地域差も当然あると思います。以前住んでいた地区は私も含め外国人の多い地域で、恐らく仕事にありつくのが難しいのであろうという方々が持って帰ってくれました。

 

とりあえずこのようなものは今住んでいるスイスの地域では見かけないので、どうしたものかと考えた所、夫がセカンドハンドのお店を見つけてくれました。

お店、というかスイス中にある施設?的なもののようですが、詳しいことはよく分かりません。スイスにお住まいの方は見た事があるであろうBrockiです。

 

早速、次の土曜日にステッパーとその他のまだ使えるものを持ってBrockiへ向かいました。念のためステッパーだけ持って中に入って、受け取ってもらえるかを確認。その後他のものも持ち込み可能かを確認してから持って行きました。

 

テレビのモニターも引き取ってもらいたかったのですが、場所がないので他のBrockiなら可能かも、との事でした。

 

施設内はものや人が溢れ、購入者がレジに列をなしておりなかなか盛況のようでした。

土曜日だったからかな?

 

今後も同じようにまだ使えるのに捨てるのは勿体無いというものがあればBrockiへ出向きたいと思います。

 

追記:他のスイスの地域ではGratis/無料とかかれて外に置かれている事があるそうなので、私の経験は私の地域でのことだけかもしれません。

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犬が鳴いていたらどうするのか?スイス編

Sad Dog

 

うちのアパート内にゴールデンレトリーバーと小型犬がいます。

 

ゴールデンレトリーバーは5人家族に飼われていて、小型犬は女性の一人暮らしで飼われています。

 

恐らく小型犬の方が、毎日ではないのですが平日の昼間時々鳴いているようです。

勝手な思い込みかもしれませんが、ひとりで寂しくって鳴いているように聞こえます。

 

私からすると、鳴いてるなあ…寂しいのかな、位なのですがお犬様国家ドイツから来たからなのか?夫に言わせると犬の精神衛生上ずっと家にいて寂しくて鳴くのはよくない、これが続くようなら可哀想だから飼い主のところへ言いにいこうと思う、とのこと。

 

ドイツだとそれで良いのだろうけど、共同洗濯場のことで以前ほかの住人から手紙をもらったことがあったのと、スイスでは(ドイツに比べて)控えめに、と聞いているのでそんな直接訪問するのはよろしくないのでは?ちょっとスイス人の同僚に何がベストか聞いてみるので一旦待って、と伝えました。

 

情報を集めるべくスイスの人に聞いてみたところ、もし鳴き声がうるさくて迷惑になっているなら直接言いに行った方が良いといわれました。迷惑になっているから止めるべきだ、と。ただ犬が可哀想なだけなら、もしかしたら人によっては自分の行いが責められていると思ってのちのちの付き合いが悪くなるかも、との事でした。

 

そのスイス人の人は、彼女の一意見だからスイス全体でこうな訳ではないからね、と言っていましたが大体において人付き合いのうまい彼女のいう事に従っていればハズレはない気はします。

 

この意見を聞いた時に、そうだよな、責められてると思うと人間は身構えちゃうものだし場合によっては憎悪の念が湧いて怒って仕返ししようという人もいるだろうしな…と思いました。

 

ドイツだとそういう事までは配慮しない気がします。はっきり言うこと、伝えることが良きこと、だという前提があるので時として言わないことは悪である、という感覚がある。

 

でも言い方ももちろん大事で、相手を責めるように言うのなんてどこの国でも良ろしくないと思うのですが...ドイツでは場合によっては思いっきり相手を責め攻撃するように言う場合もあり、私はいつも冷や冷やしていました。

言い方次第で人間関係なんていくらでも影響の度合いを変えれるのにな、そんな言い方しちゃう?!ってな状況も多く。

でもドイツ人同士では根に持つことも少なくけちょんけちょんに言い合った後も仲良くしてたりするので、なかなかその基準に慣れるのが難しかったです。

 

人によってはやっぱりどこかで傷ついてしまっていて、少しの他人の反論でも激高する人も居たりして… いや、そうなると思いますよ。。持って生まれた性格が繊細なら辛いと思いますもん。。。

 

ところで話は最初に戻って、こんな意見を聞いたので犬が可哀想という理由で飼い主さんの所へ行くのはやめておいた方がいいらしい、と夫に伝えました。

 

夫も妙に納得していました。今後彼がどうするかは知りませんが、もし飼い主さんのところへいくことになれば私に何か意見や助言を求めてくると思います。

 

このように私達は未だに、恐る恐るスイス文化を石橋を叩いて渡るようにチェックして暮らしています。

 

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またまた日本の歯医者にお世話になった話 -2019年編その②

Tooth, brush

またまた日本の歯医者にお世話になった話 -2019年編その①の続きです。

 do-sui.hatenablog.com

 

 

予約日当日、高鳴る胸の鼓動…緊張しすぎて変な咳が出て気持ち悪くなってきました。

 

なぜここまで緊張しているのか…それはドイツでの歯科治療のトラウマと、スイスでの歯科治療での高額治療のトラウマと、全てのトラウマが入り混じって何もかもが信用できない時の不安が一気にあふれ出たからでした。

 

このまま予約をキャンセルしてしまおうか…

いや、そんな事をしたらスイスで高額治療が待っているぞ!!と天使と悪魔のせめぎあい。

 

覚悟を決めて自動ドアの前に立って、中に入ると綺麗な女性三人が笑顔で出迎えてくれました。問診表に必要事項を記入して待つも、相変わらず体は硬直したまま。

 

名前を呼ばれて診察室へ向かうと、またまた綺麗な女性が優しい笑顔で席に通してくださりひざ掛けをかけてもらい、そのおかげで徐々に安心感が増えていきました。

 

先生が来て、歯の状態を大まかに見てもらい、まずはレントゲンをとりましょうとレントゲン室へ通され。やたらと大きくて日本じゃ見慣れないであろう機械だけれども、私は既に知っていました。それがドイツやスイスでよく見るレントゲンの機械だと。

あぁ…あちらからやって来たのね…とここでも妙に安心感が増す。

 

席に戻って説明を聞くと、一日で治療は完了できるとの事でした。

 

セラミックの歯の種類が二種類あり、オーストリア製とドイツ製どちらにしますか?と聞かれつつ、いや、元ドイツ在住で現スイス在住のくせに日本に来て一体何をやってるんだ、みたいな気持になりましたがとりあえずオーストリア製をお願いしました。

 

治療に入る前に見積書もいただきました。ここから別途費用が上乗せされたりするような事はないとの事。

ドイツ時代に急にもらった意味不明な追加請求のトラウマのせいで、先生にしつこく本当に治療費はこの見積書に乗っている分だけですか?!と念押ししてしまいました…。

 

自由診療でセラミックの被せ物、しかも一日で治療が完了するのでお安くはありません。それでも、それにしたってスイスの被せ物に比べれば断然安い、選んで損はないはずだ!と自分に言い聞かせて治療を開始してもらいました。

 

被せものは数時間後に出来上がるとのことだったので、時間を潰すべく街へ繰り出し。

ウィンドウショッピングがかなり楽しくあっという間に被せものの接着時間に。

 

ここでも高鳴る胸の鼓動…

実は失敗でーす!!と言われたり…私が被せものうっかり飲んじゃったり!?ととにかくネガティブ妄想が炸裂。

 

まあでもそんな心配をよそに治療は順調に終わったのでした。

ふう…一安心。無事に終わって良かったです。

 

歯の治療に対するトラウマをどうにか取り去りたいです(;´д`) こんなに緊張するなんて普通じゃないよ。。

 

実は親知らずも抜かないといけなくて、そこにもびびっておりますが、せっかくなので後日またその様子をこちらにて報告したいと思います。

 

心臓に悪い話はせめてブログネタにして爽やかに昇華させていきたいと思います(;´д`)

 

 

 

またまた日本の歯医者にお世話になった話 -2019年編その①

Tooth, brush

このブログは歯の治療体験に特化したブログですか!?と言いたくなるほど、歯医者さんに行ってますので、今回もまた日本の歯医者さんにお世話になった話を書きたいと思います。

前回は2017年にお世話になっておりますので、ご興味のある方はこちらからどうぞ↓

 

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歯に関して特に問題のない日々を送っておりました。

ある日ふと、上記の歯の治療体験のように欧州で高額治療を受けるのが恐いという思いがわき上がり、今問題がなくても予防する事はできるはずだ!未来の自分の為に検診と調査を兼ねてスイスの歯医者さんへ行ってみよう、となりました。

 

会社の近くで予約できたので行ってみたところ、虫歯は無いが上の奥歯二つの銀の詰め物が相当古くなってるのでこれをはずして新しくしないといけない、と言われてしまいました。

 

えぇ…と思いましたがお金儲けの為に嘘を付かれている感じもないし、自分の健康の為だ、仕方ない治療してもらおうと別の日の予約を取りました。

 

検診日には歯のクリーニングもしてもらいました。詰め物の取替えについては一つの歯につき約350フラン(約38,000円)と言われたので、歯のクリーニングや検診費用も合わせてもろもろ1000フラン(約11万円)位だろうと覚悟しましたが後日もらった請求書は実際にその位の合計金額でした。

 

治療は順調に進みましたが、片方の詰め物を取り替えている時に先生から落胆の声…

え?!何、何?!怖いんですけど!!!と思っていたら、レントゲンには映らなかった奥歯の虫歯を発見、とのこと。

 

すぐに影響は出ないから2、3ヶ月待ちましょうか…もう一度予約を取って、と言われました。えーっと…その奥歯の銀歯はかなり大きいのでもしかして全部まるっと取替えですかね?新しいものを?と聞いたら、そうですよ、スイスでは銀歯は使ってないのでセラミックのものになりますね、と言われました。

 

はぁ…そうですか。。じゃあ数ヶ月後に私からまた予約の電話を入れますね、と落胆しつつ歯医者さんをあとにしました。

 

ショックすぎる…

ええ… こんな事ってあっていいの… 新しい被せ物って…

ぎゃあーーー!!!絶対に高いに違いない!!だってスイス人の友達が新しい被せ物に2800フラン(約30万円)払って衝撃的過ぎたと言ってたもん!!涙

 

あぁ…もう無理、無理すぎる。普通の治療費だって保険が効かないからバカ高いのに…と思いつつ、ネットでチューリッヒの被せ物の価格を検索。

うーんピンきりだがやはり1800フラン以上はどうやら普通のようだわ。。

 

いやいやいや、高すぎるでしょ。フフっって思わず笑いがこぼれたりして(;゜∇゜)。

 

落ち込みつつ夫に事の成り行きを説明すると、ちょうど春に日本行きのチケットを買ったんだから、前(2017年)みたいに日本で治療してもらえば?スイスみたいに高くないでしょ、と言うのです。

 

うーん。まぁ、確かに。でも今回は既に予定がみっちり詰まっているので歯医者さんに通うことができない。一日で済むような治療があればどうにかなるけど…と思いながらネット検索を始めました。

 

いやー びっくりしましたね。自由診療で保険は効かないけれど一日で治療が完了する歯医者さんがある、しかも結構ある。

もうこれにお世話になるしかないな、と思ったので胡散臭さ(失礼)を結構疑いながらもある歯医者さんを予約する事にしました。

 

その②へ続く

 

 

 

日本へ一時帰国にて驚いた出来事を三つ

Shinbashi - Tokyo, Japan

休暇を使って日本に一時帰国しておりました。

それはそれは毎日が楽しく、パラダイスの様でございました。もちろん母国ですので勝手が分かる上に言葉も分かるのでもうお気楽万歳という手放しで喜べる感じでして。

 

しかしながら、欧州生活も12年目(たぶん)に突入したので変に感覚がドイツ+スイス化したところもありまして、時々驚くことがありました。

我ながらこんな事で驚くとは!と意外な上に衝撃的だったのでここで簡単にまとめたいと思います。

 

その①:電話予約が信用できない

合計7名ほどでランチを食べようと思い、週末に街中へ行くという事もあり事前に座席を確保した方がいいだろうと思い、あるレストランに電話をしました。

 

「○月○日の土曜日に12時半から7名で、名前は○○です。」と告げたところ、

「はい、分かりました。」とだけ言われたので、復唱してくれないの!?と慌てて私が復唱しました。「○月○日の土曜日に12時半から7名で、○○が伺いますのでよろしくお願いします。」…。

 

だ、大丈夫なのか!?はい、分かりましただけでノートとかメモ帳に書き忘れなんてされていたらどうしよう…と思って家族に不安を吐露するも、大丈夫だって、そんなの忘れられる事ないから、日本だったら予約をちゃんとメモしてなかった店側が責められるから、と言われてしまいました。

 

本当に…?でも店員さんだって忙しかったらうっかり忘れるかもしれないし。。疑って申し訳ないけれど電話に出たのが若い学生さんの様な声だったので、空返事はいいがメモ忘れとかあるんじゃない?と予約日直前まで不安にかられていました。

 

あまりの不安具合に、家族にやはりもう一度念のため電話をして予約を取れてるか聞こうと思う、と言ったら大げさすぎる、心配するな、と笑われてしまいました。

 

そうか、私は大げさなのか…と思い電話で再確認は控え、最悪の事態を覚悟しながら当日レストランへ向かったところ、あっさり座席に通され当然の事7名が座れる様にテーブルのセッティングがされていました。

 

あぁ、、やっぱり杞憂だったのねん。

 

でも…ドイツとかスイスじゃあ電話で予約忘れなんてよくある事なので当日になっても不安でイライラなんて珍しくもないのです。そのトラウマ経験が今回の日本での電話予約に対する不安を煽ったようでした。

 

そして電話予約がちゃんと機能した感動をドイツ人夫に伝えましたが、ドイツだってそんないつもいつも電話予約が忘れられる訳ではないじゃないか、と言われて…まぁ確かに。。でも日本から来たばかりの頃は、電話予約を忘れられる経験すらした事がなかったのでかなり驚いたんだよな~…。

 

その②:若い女性はおばあちゃんみたいなものが好き

これは以前、ドイツ人夫に言われて憤慨した事なのですが、なぜ日本人の若い女性はおばあちゃんが好むものをあえて購入するんだ、という発言でした。

 

具体的にはボディラインの強調されないふんわりしたフォームの自然素材のワンピース、そして場合によってはそのワンピースに小花柄があったり。あとビルケンストックのようなつま先が大きく丸くなった履き心地の良いシューズ、細かい装飾がほどこされたブローチやポーチ、ハンカチなどの小物。

 

私も小花柄のワンピースは好きなので、結構着るのですがドイツ人夫からするとおばあちゃんを連想させる、との事でした。細かい装飾のある小物ももちろん大好き。

 

以前、こんな事を言われたので、君、失礼じゃないか!日本人女性は細部の美しさや自然素材に価値を見出しているのだよ!!と反論したのに今回帰国してデパートなどに行った時に「なぜこんなにおばあちゃんアイテムみたいなものが沢山?!」と無意識に思ってしまったのです。

 

ショックでした…この感覚に私は染まる事はないだろう、と思っていたのに。

ドイツのおばあちゃん達が持っていそうなものが若者向けに日本では売られている、と本当に無意識に思ったのです。

 

日本に住んでいた頃に好んで行ったヨーロッパのヴィンテージものを扱うお店に入って陳列されたワンピースを見ながら、「あかん、完全にドイツのおばあちゃんが着てるやつや!」と思い、ゴールドの小物やアンティーク雑貨までおばあちゃんの家にありそう!と思ってしまってすぐさまお店から出てしまいました。

 

これは、日本の若い女性の感覚を批判しているのではないです。

言いたかったのは、私の感覚がいかに自然にドイツ+スイス的感覚に流されているかというところです。。元から好きではない方向ならともかく、自分も好きだったのに!…。私が流されやすいだけなのか、割と普通の事なのかは不明です…。

 

その③:女性専用車両はどう使う?

平日の朝早い時間に電車に乗りたかったので、どうせ混むなら女性専用車両に乗ろうと思って行列に並び電車を待っていました。

駅のアナウンスで「○○車は女性専用車両です。ご理解とご協力をお願いします。」的な事が聞こえてきて、なんて抽象的な…と思ってしまいました。

 

女性専用車両なんだから女性しか使ってはいけない事は分かるはずなのですが、こういう時ドイツ+スイスでは「○○車は女性専用車両です。それゆえ女性しかご使用になれません。女性以外は乗車しないで下さい。」まで言う気がするのです。

 

日本語の「ご理解とご協力をお願いします。」にその意味が込められているとは思うのですが、ドイツ+スイス生活の影響か、そんなやんわり言うだけで大丈夫!?と心配になりました。

 

ま、ちょっと私が大げさになりすぎてるだけかもしれませんが…。

特にドイツでは個人での会話では鬱陶しい位に注意喚起は何度もするのが当たり前だったので、やたらと長い私の説明とかはドイツ生活の賜物でして、ここまでシンプルに言われてしまうと驚きでした。

 

「○○車は女性専用車両です。それゆえ女性しかご使用になれません。女性以外は乗車しないで下さい。」まで言ったら直球すぎて、しかも説明が重複して日本では嫌がられてしまいそうだな、と思うのでやはり単純に文化の違いですね。

 

以上、驚いた出来事を三つまとめてみました。

まだまだ他にもありますが、気が向いた時にでもまた書いてみたいと思います。

 

 

 ドイツとスイスの病欠のこと

Krank.

 ドイツとスイスの有給休暇のこと、の続きです。

 

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病欠の時は、一日位ならそのまま業務は放置され、長引くようなら休暇時のバックアップの人(前回の投稿を参照してください)に業務が振り分けられることが多いかと思います。

 

ドイツでは病欠二日までは医師の診断書が不要で、三日目からは診断書が必要となります。もちろん病欠は病欠として扱われて有給休暇日数から差し引かれることはありません。

 

精神的に参っているというだけでも一週間位休んだ方が良い、という事でドイツのお医者さんはさらったと診断書を出してくれる印象はありました。どこまで本当か知りませんが、ドイツでは医師が診断書を出さなかったことにより病状が悪化して、それを訴えられたりしたら困るので簡単に診断書を出す、という事も聞いた事があります。

 

私自身はあまり風邪などひかずに元気な方でしたが、それでも時々不調で1日休んだりはしました。

 

スイスでも恐らく同じような感じで病欠三日目からは診断書が要るような気がしますが、未だに不明のため正確な情報が載せられずすみません。

 

この病欠の事、これこそバックアップの人に仕事の負担をかけるとなると日本なら気を遣って余計に休みにくいのではないでしょうか。

その気持は分かりますが、かといって風邪をひいた状態で会社に来られて周りに感染させてバイオテロを起こされるのも…いかがなものか。不調で働いてもミスしやすい気がするし。

 

でも気を遣って休みにくい…。じゃあ普段から風邪をひかないように、病気にならないように努めよう!と頑張られる人が多い気がします。それでも人間だからやっぱり不調になる時はある。それを自己管理がなってない、と言われると…いやもう…。

スーパー人間じゃないですからね、、無理じゃないですかね。

 

そりゃもちろん、人様の生活を見ていて、そんな食生活と生活態度じゃ体調崩しても不思議じゃないわ…という人もいるので、その人に対しては自己管理がなってない!と言いたくなる気持は分かります。

 

でもね、人の体質なんて本当に様々違って当たり前だから同じことしても丈夫な人とそうじゃない人がいるんですよね。不調になりがちな人の事を責めたり排除しようとするのは、実はもの凄く相手を傷つけているし残酷だと私は思います。

 

ドイツの会社でもいましたし、今のスイスの会社でも不調になりがちな同僚はいます。

元からの体質かもしれないし、何か別の事情があるのかもしれません。

よくあるのが、偏頭痛持ちの人。大陸の天気は変わりやすい、という事で気圧の変化にやられて偏頭痛がひどくて病欠になる人は私の周りでは多いです。また天気が変わりやすいので風邪もひきやすい。それから天気の変化は精神にも影響を及ぼします。ドイツの長い冬は寒いだけじゃなくて薄暗い時期がずっと続く事も多いので、気持の問題からなのか急に起きれなくなったり、やる気がでなくなったり。このように冬季うつと呼ばれるものを患うひとも多いです。

 

ドイツで冬の長さに精神的に参っていたときは、年間30日位の休暇がないとやってられない、と納得できました。どこか遠くの暖かいところへ行くとか、何か仕事以外でリフレッシュできないとこんなままでは元気が出ない、と…。

 

まあ、こんな感じで二三日の病欠はあって当然かと多くの人は思っている気がします。

ただ、長期で病気になる人もいてその人のバックアップをする時は大変です。

 

ドイツでも何度か経験しました。ある人は本当に体調を崩しがちで、生活態度を聞くと不調になってもおかしくないと思ったので遠慮がちにアドバイスをしましたが、効くこともなく、上司からもやんわりとアドバイスをしましたがプライベートな生活を強制的に変化させることはできませんので特に効果なく。。

私が割と暇していたのと相手の事を好きだったので、これはもう仕方ない、と半ば諦めてバックアップをしていました。

 

他のもう一人の人は体調を崩しがちなのと、忙しくなると精神的に参ったから、という理由でよく休んでいました。この方は結局業務の事で不祥事があり解雇になったようです。

 

私の職場以外でも精神的に辛い、という理由で長期で休む人の話はドイツではさほど珍しくありませんでした。結局、出社している人の業務負担が増えるのでそうなると現場もバタバタしつつ上司に意見して業務負担を減らしたり、できる事をしつつも会社が機能しなくなってるなぁ…というのは取引先を見ていて感じた事もあります。

 

それでも改善される様子もなく…。重要な請求書が半年間未発行なんて事はありましたが、顧客としてできる事はないのでそのままでした。半年後に発行してもらって経理に提出して経理が呆れるけど何とか処置するしかない、みたいなのもありました。

 

理想を言えば皆が健康で病気などせず毎日勤務してくれる事でしょうが、そんな事は夢物語なんだろうと思います…

 

普段元気で出社している人が、ある日腹痛で病院に行きそのまま二週間入院した事もありますし、事故に巻き込まれて背中を強打したから入院し、三週間出社できなかった上司もいます。

 

普段マメな健康管理をしていても、急に病気になることはあるし事故に巻き込まれることもある。

そんな時にバックアップ体制が整っておらず、業務が進まない事の方が問題ではないでしょうか。

病欠をさせず社員にばかり負担と責任を課すというのは組織のあるまじき姿ではない気がします。

 

病欠を悪用することを心配する声も聞きますが、どんな事でも悪用するひとはするし真面目に働くひとは働くし、そんな事を心配するより全体が健やかに生活しながら働き、いい気分で生きることが結局社会貢献なのではないかと…。

 

病欠を悪用というか、度が過ぎる使い方をするひとを見たことはあります。

病気を理由で解雇されることはないですが、何なりと他の理由を見つけて解雇させられますので悪用されっぱなしの制度でもありません。

 

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ここ最近は寒いのと変わりやすい天気のせいで、一週間病欠の人がグループ内にいたり私もどうしても起き上がれなくて1日お休みしたり、と病気がちになりやすい時期です。

 一週間病欠の人のバックアップをしながら思う事は、はやく戻ってきて欲しいなぁ、でも偏頭痛持ちにはこの天気はキツイだろう…この間も青ざめた顔してたしな、可哀想に。私は何だかんだ元気な方だし病欠して後々自分の業務が増えるのが嫌なので会社に来てしまう方だから、必然的にバックアップを請負いやすい人生を歩むのだろう、と。

 

結局、バックアップ中の気持の持ちようをどうするかに掛かってるな、と自分の事に関しては思います。何で私ばっかりこんな損な役回り!と思う事もできるのですが、そうなると気が付いたらイライラが止まらない、とにかく同僚が病気になる事が許せない!という八方塞がりになると思うので、仕方ないよね、と思うようにしています。

 

そして、同僚が会社に来た時にこの書類をこうしておけば見やすいかな?とかこのメールにはCCに入れておくべきかな?という事を配慮するのを楽しんでみたりもしています。それから、似たような仕事をしていても進め方や情報の保存方法が私と違ったりするので、ほほう、こんな風になってるのか、というのを楽しんだり。

新しい事が学べるだけいっか…気分転換になるし。何より誰かの手助けを出来るというのは実は自分に対して誇りを持てることなのかもしれない、と思ったり。

 

ずっと元気なうちはこういった余裕をのある心持でバックアップをしていますが、ちょうどこの間一日病欠しました。翌日、会社に来たら同僚数人が私の業務をさばいていてくれていて本当にありがたかったです。こうやって周りに助けてもらえて感謝の気持ちが生まれることは、普段の順風満帆の時にはあまりない事なのでそういうのを味わえるなんて良い機会だな、とも思いました。

 

簡単に病欠時の事について書いてみました。

病欠制度、どこでも必要だと思います。明日はわが身かもしれないし、自分に降りかからない事であっても人を助けたり助けられたりって人間らしくて悪い事じゃないと思うんですが。(相手の事が好きじゃないとキツいとは思いますが… そこはおいおい考えていきましょう、自分の気の持ちようについて。)

 

 

ドイツとスイスの有給休暇のこと

Beach

数年前からネットでちょくちょく、ヨーロッパ内での有給休暇日数の多さと取得率に関する事を目にするようになりました。

 

ドイツの休暇事情についてもちらほら。

日本の有給休暇の取得事情に比べると年間で約30日(詳細は契約により異なります)の有給休暇のあるドイツの状態は、冗談ですよね?という感じかもしれません…。

 

私もドイツでこの休暇日数を消化してきた身なので、日本でもこういう風になれば友達がもっとヨーロッパに気軽に遊びに来てくれるかもしれない、もっと会えるようになるかもしれない、とたまに夢見ていました。

 

ネットで見るドイツの休暇事情に関して、おおむね間違ってはいないのですが不思議に思っていたのが誰かが休暇に出た時の業務がどうなっているかがあまり書かれていなかったこと。私が目にしたものがそういった記事が多かっただけかもしれませんが。

 

なので、ドイツとスイスの有給休暇の経験者としてあまり他で書かれていない裏側について書いていきたいと思います。

 

私の知っている限りの事しか書けませんのであしからず…。

主にドイツで経験したものは出張とホームオフィスベースの外勤の仕事と、事務がメインの内勤でした。

 

外勤のものは私が休暇に出たら代わりに働く人はほぼいませんでした。

どうしても見てもらわないといけないものに関しては、時々同僚に見てもらう程度で私がいない間の仕事は動きません。

 

内勤のものは、私の代わりに業務をしてくれる同僚がいます。

休暇の際にバックアップをしてくれる人、というのは事務職だとドイツでは決められているのが一般的かと思います。ドイツの勤務先では1対1でのバックアップの相手が決まっていました。年間の休暇の予定も相手の休暇事情と合わせて相談して決めます。部署内で他のペアを組んでいる人ともあまり休暇をかぶらせないように、との上司からの指示もあったのでそこも加味していました。病欠の際も基本的にはそのバックアップ相手が業務を代わりにしてくれます。

 

私の勤務先では1対1でしたが、ドイツ人の友人の職場では3人でグループを組んで、一人が休めば残りの2人がバックアップ、という所もあるようでした。

 

今現在のスイスの勤務先では約8人の部署内で、最高2人までが同じ時期に休暇取得が可能、残りの人に休暇に出る者がバックアップを振り分ける、という仕組みです。

年間の有給休暇日数は25日です。(これも契約により異なりますが一般的には25日)

 

ドイツで働いていた時は、休暇や病欠時での業務負担も加味して業務量が決められていた様に思います。何もない日は緩やかな業務内容で、むしろ暇だと思う時間が多かったです。それでも私が働いた会社だけの話かもしれませんが、他のドイツ人の友人に聞いてもそこまで忙しい!という発言はあまり聞いた事がなかったので、日本での働き方に比べたらのんびりなのかもしれません。

 

スイスの勤務先ももちろん、バックアップ時の負担も考えて業務量が決められていますが基本的には毎日みっちりとやることがあり忙しいです。ただ、ドイツの時のように1対1でバックアップをする訳ではなく1対4、1対5、などの割合なので普段の忙しさにバックアップ業務が増えてもさほど影響はありません。

 

こういう風にバックアップ業務がある事が必須の状態なので、部署内でできるだけ皆が似たような業務が出来るように振り分けられている様にも思います。

 

ヨーロッパでの長期休暇の裏にはほぼバックアップ業務があると思います。

管理職や営業職の人の場合はバックアップが無く、その人達がいない間は業務は止まる、または一部は1週間に2日ほどメールを少しチェックしたりどうしても緊急の場合は電話対応も可能ですが、基本的に連絡する側も休暇を邪魔するなんてナンセンスという考えですので職場にいる人間が出来る範囲でサポートしている印象です。

一部上司で休暇中もメールをチェックする人がいましたが生粋のドイツの人ではなくむしろ仕事が趣味の様な人でした。

 

このシステムを確立させられれば日本でも長期休暇を取ることは可能だと思います。

また、休暇とは誰かに迷惑をかけて楽しむものではなく、バックアップをしてもらうのもするのも業務のうち、という前提であれば気を遣うことも少なくなると思います。

以前スイス人の同僚が言っていたことですが有給休暇も稼ぎのうちですので、無銭飲食でもなんでもなくきちんと労働という対価を払って取得するものです。有給休暇を取らないのは貰うべきお給料を貰っていないのと同じ事。(↓の投稿です)

 

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もちろん、人間ですので誰かに業務をお願いするというのはこちらの人も気を遣います。ドイツで1対1でバックアップをお願いしていた時は、急に2日位休みたくなった時など相手に気を遣いながらお願いしましたし、長期休暇に出る前には数日前から準備をしてできるだけ相手の負担が少なくなるよう心がけていました。

 

休暇後のメールチェックなどは量が多いので緊張するものがありますが、長期休暇中にできるリフレッシュの醍醐味を思うと休暇明けのバタバタなどは…まぁ、仕方ないよね、と私は思っています。

 

スイスの職場では決められた相手ではなく自分でバックアップ相手を振り分けないといけないので休暇前には少々ストレスを感じます。私は大体5人位に振り分けるのでひとりひとり訪ねて行って、バックアップしてくれる?と聞くのです。

 

これがなかなか緊張します。私が日本人だからかもしれませんが…。

もちろん皆快く引き受けてくれますが、それでも忙しそうにしている人には言いにくい…。かといってその人抜きにすると残る人の負担が増える、、となかなかお腹痛い案件ですが物は考えよう、やはりそういう経験を重ねるうちに苦手だったことが気づいたら苦手事項ではなくなっている、などあるので乗り越えた身としては悪くありません。

 

言いたいことは言ってなんぼ、自分の意思は表明してなんぼ、の欧米文化ですので遠慮ばかりしているとやはり個性が埋もれてしまうのは事実。

日々葛藤でございます…はい。

 

で、まあこの状態に関してはお腹痛い案件だけではなくて、ポジティブな面もあります。バックアップをお願いし合うという事で部署内でギスギスできません。

皆とある程度仲良くいないと。同じ部署内でも業務で関わりがないとギスギスすることは可能かと思いますが、このシステムだと絶対に誰かと関わりしかもお願い事をするという事で仲違いなど許されないのです!! …いや、許されますが…そんなのめんどくさいでしょ後々。。なんて。

 

内勤の事務職のバックアップ事情について簡単に書きましたが、ドイツ人の友人でデザイナーやメディア関係で働いている人々の事情は違うようでした。デザイナーの友達はいわゆるブラックな会社だったようで業務時間外でも電話が鳴り、休日に急に数時間働いたりもしていました。メディア関係の友人は休暇でドイツを出ていない場合は急に駆り出されることもある、と言っていたので休暇中はドイツから遥か遠くに旅に出ていました。

 

以上、ここまではざっくりと有給休暇時のバックアップシステムについて書きました。

(もちろん私の経験談なのでドイツ、スイス全体に言えることではないです。)

 

次の投稿で病欠についての話を書いていきたいと思います。

 

クロスカントリースキーの90分コース

Bossard/KVT Langlauftag mit Seraina Boner in Davos (3.1.2014)

 

クロスカントリースキーの初心者向けコースに参加してきました。

ドイツでも何度か雪のあるところへ行って経験した事があるのですが、どうにもこうにも運動神経の悪さもあいまってちゃんと楽しめていないのでは?と気にしていました。

 

クロスカントリースキーとは簡単に説明すると、細長いスキー板とストックを使って、既にシュプールのあるなだらかな雪の上を前に進むだけというもの。

 

スキーも何度か行ってますが、恐怖心が前に出てほぼ楽しめてないのですが、クロスカントリースキーなら危険でも無さそうだし、と気楽にできているとは思います。

 

それでも周りの人に比べると何とも不器用さが顕著なので、いちど習った方がいいのでは?と夫が探してきてくれました。

 

場所は家から車で45分ほどのところにあり、家のある場所は標高400m位ですがそのスキー場は標高700m位のところにあり、家の付近で雪が降っていなくても、そこでは降っているというような場所です。雪のあるところへすぐに行けるのは、山々の多いスイスならではの冬の楽しみ方かもしれません。

 

90分のグループコースで30フラン(約3300円)、スキー板やストック、靴までレンタルさせてもらってこのお値段!しかも最新のもの。

物価の高いスイスでは破格のお値段でございます。

 

最初にグループを二つに分けられ、クラシックというシュプールの上を前進するだけのグループか、スケートというシュプール無し、スキー板を逆八の字にして前進するグループ。

 

私達はもちろん簡単な方で…。指導者一人に対して8人の受講者、という構成でした。

 

ストックの紐の長さの調整が大事なようで手の大きさに合わせて指導の方が一番最初に調整してくださいました。その後は、手の上げ方から下げるタイミング、どこで力を入れる、とかカーブのコツ、ブレーキのやり方など、ざっくりですが教えて下さいました。

 

大方の予想はできてたのですがやはり私が一番ダメ受講者で後半の自由時間ではマンツーマンレッスンになってしまいました。

 

いや、しかし人から教えてもらえるというのはやはり有難い。

何となく出来ていることでもプロに教えてもらうと細かい訂正ができたり、そのおかげでもっと楽しめるようになったり。それが、この人件費が最強に高いスイスで90分コースでたったの30フランって?!大丈夫なのーー!?と思いましたが、もっとスイス中で多くの人にクロスカントリースキーをしてもらいたいそうで、広めるためのお値打ち価格なようです。

 

そして最初っから懸念していた、やはりスイスドイツ語での指導…。

 

7割位は分かるのですが、残りの3割が急に分からなくなるのでドイツ人夫に通訳として横についてもらいました。やっぱりスイス(ドイツ語圏)生活、スイスドイツ語が分からないとできない事が多いなと実感しました。頼めばスイスの方はすぐに標準ドイツ語に切り替えてくれるのですが、申し訳なさと自分に対して「じゃあいつになったらスイスドイツ語を理解するわけ?!」という思いもありますので(;´д`)。。。

ここはスパルタで…。

 

そういえば、スキー板やストックのレンタル小屋が人でいっぱいでぐちゃぐちゃなのに、ちゃんと何とか貸し出してもらえて、思ったよりちゃきちゃき、と事が進むというスイス流に感動しました。

 

帰りは念願のマクドナルドへ寄ってセットを食べて来たのですが、渋る夫が店内が綺麗な事に驚いていました。

彼の腹痛の原因になるから、とあまりファーストフードへ普段は行けないのですが今回は無理やり一緒に来てもらい、たまたまですが同じセットを食べました。

 

外から見るとコンクリートがポツン、の建物でこの施設は大丈夫なのか?!と思う雰囲気なのに中に入ると綺麗で暖かみがあるというのが私が経験したスイスでのよくある印象ですので、今回もそのギャップに驚いたのでした。

 

どこでもこういう訳ではないと思いますが、期待していないとその分ギャップに対する驚きが大きい。

 

クロスカントリースキー、冬が終わる前にあと1,2回は行ってみたいです。

 

習ったことをどれだけ実践できるかチェックしなければ。

詩の朗読会

4. U20 Poetry Slam Vorarlberg

 

クリスマスプレゼントに、詩の朗読会のチケットを貰いました。

 

Poetry slamという名のイベントで、参加者が自作または多作の詩を詠み、他の朗読者と対決し観客が勝ち進む人を決めて、最終的に優賞者が決まる、というものでした。

 

ドイツでも何度か名前を聞いたことのあるイベントで、そこそこ有名なコメディアンがその朗読会の出身だったり…とどこかで耳にした事があるものでした。

 

行く前は、スタンドアップコメディみたいに誰かが一人で面白い詩を詠むのかと思い込んでいたのですが、行ってみたら面白くなくてもとにかく詩を詠むのなら何でも良いとのこと。

 

100人くらいが座れる小規模な会場で、開演ギリギリに行ったので最前列の席しか空いておらずスピーカーの真ん前に座るしかない、という初っぱなからの失態…

 

うすうす気づいていて懸念してはいたけど…やはり司会の人がスイスドイツ語で話し始めた…!

だってここはスイス(ドイツ語圏)だもの…スイスドイツ語で喋って何が悪い!!

 

で、でも私はあんまり理解できないから…あと二時間楽しめるのかなーん(;´д`)??と一気に不安になりました。

 

その方の説明によると、合計8人がオリジナルの詩を朗読し、第1ラウンドで4人に絞り、第2ラウンドで二人に、第3ラウンドで優賞者を決める、との事でした。

 

勝敗は観客の拍手とリアクションの多さで決まる、とか。人を罵倒したり傷つけることを朗読するのは禁止、とのことでした。

 

最初に司会の人も簡単な詩を詠み…

その後すぐ東スイスから来たという女性がノートを開いて詩を詠み始めました。

うん…スイスドイツ語…まあまあ分かるが完全には理解できず。でもどんどん早口になる詩に惹き付けられ…あっという間に6分経って終わりました。

 

次も女性で、今度は最初の挨拶はスイスドイツ語だけど詩自体は標準ドイツ語だったので理解できました。市販のカレンダーになりきって詩を詠むというものでしたが、会場は共感できる部分が多かったからか爆笑していました。

 

その後も男性が朗読しスイスドイツ語だったり、標準ドイツ語だったり…

 

日本でも普段は方言を話していても、詩となると標準語というものが多いので、同じようなものなのかもしれません。

 

なので思いの外、内容が理解できて楽しめました。

制限時間は6分なので、それを越えそうになると司会の女性が朗読者の横にじわりじわり、とにじりよってきてプレッシャーをかけるという方法でした。

 

一人スキンヘッドの女性がいて、ファッションでスキンヘッドなのかと思いきや抗がん剤治療の影響で髪がないとのこと。

病院が嫌いな理由、理想の病院、悲しくなる理由、などを詩にして詠んでいました。

 

この時ほど、チクショー!なぜこの詩に限って標準ドイツ語なんだ!聞き取れるじゃねーかよぉーー!と思った事はありませぬ。

さすがに心に響くので泣きそうになるわで、一人慌ててしまいました。

他の観客も同じようなものでしたが。

 

優勝は二番目にカレンダーになりきって詩を詠んだ女性でした。

三回彼女の詩を聞きましたがどれも表現力豊かで笑うところも多く、なによりも彼女の存在感が強くてそこに惹きつけられた気もします。

 

他の人の詩だって十分面白いのに、彼女が出てきた時の自信と余裕と穏やかさ、全体的に愛があるような、会場がその雰囲気に包まれるので詩の内容も大事だけど本人の雰囲気とかも影響するんだろうな、と思ったのでした。

 

プレゼンでも内容は良いのに本人が自信なさげだったりすると、伝わってこなかったりというのがあるし、逆に内容はふわふわしているのに自信のある人が話す事にはひきこまれたり…と人間の発するものは形あるものだけで構成されていないところが、いつも感動するところ。

 

ああいう熱気の中にいて、ただの観客なのに緊張に包まれてしまう感じ、たまに触れると生きてる!という実感があり好きです。

 

また、何かの舞台を見てみたいな。