スイスすごろく++スタートはドイツ++

計らずもドイツからスイス(ドイツ語圏)へ移住 両国の生活を比べつつサバイバル方法/学習記録をメモしていきたいと思います。

スイス建国記念日は皿洗い


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ある日の事、スイス建国記念日の8月1日にご近所の村の屋台でちょっと手伝ってみない?と聞かれました。そこまで乗り気ではないけれど、まあ良いですよ、どうせ暇なんで、と引き受ける事にしました。

 

その時はスイスの村の屋台でお手伝いができるなんて、新しい体験だ、悪くはないだろうと思っていたのですが当日になって村に向かう前に段々とお腹が痛くなってきました。

 

嫌だ…安請け合いしてしまったが、よく考えたら屋台で販売なんてさせられたらスイスドイツ語が分からないのでお客さんに「え?何ですか?もう一度お願いします。」と何度も言って怒らせるに違いない。いくら優しいスイスの人でもこの暑さの中イライラするだろう…と思い始めたのです。

 

ぎゃあぁー( ;∀;) 一応言語の分かるドイツでもこういうのは苦手なのに何故二つ返事でやると言ってしまったのか…と大後悔の嵐。。それでも今更断れないのでお腹が痛いまま集合場所へ向かいました。

 

集合場所についてから、私と同じようにお手伝いで来ていた人々が屋台の配置場所を説明され、私はどこかと思っていたらサラダ販売なのであっちのキッチンへ行ってくれと言われ、食券販売に比べればマシ(お金を扱いたくないので)か…とキッチンへ向かうと忙しそうにしている初老の男性がいました。

 

自己紹介をして何をすれば良いですかね?と聞いたらサラダ販売は人が足りてるし、実は繁盛時間は過ぎて今は少し片付けを始めてるので皿洗いをして欲しい、と言われました。

 

な、なに…皿洗いだと!? う、嬉しすぎる!!!!( ´∀`)これでスイスドイツ語対応などせず黙々とひとり作業に没頭できるではないか…と。

しかもその数日前に仕事に疲れて、もう嫌だ…昔学生の頃にやったレストランの皿洗いは楽しかった、あれをもう一度やりたい、と思っていたのですよ!すごい、ちょうどやりたかった事ではないか!と。

 

しかもその初老の男性が話すのはスイスドイツ語ではなく標準ドイツ語、英語圏の人の訛りがありました。あぁ~彼も外国人なのね、だから標準ドイツ語なのね!分かりやすい、彼の言ってる事なら理解できるわー!と一安心。

 

徐々にお腹の痛みも消え、緊張しつつも皿洗いに徹して食器を拭いて、外の空気を楽しみました。

段々と洗えるお皿も少なくなったので、どうしよっかな、と思っていたら初老の方がやってきて、今落ち着いてるからそこで休憩してて良いよ、忙しくなったら呼ぶからと好きなドリンクを持っていきなさいとビールを一本くれました。

 

連れていかれたスイス人グループのテーブルで「う…見知らぬ団体の中に連れて行かれた…。しかもスイスドイツ語…。辛い。。( ノД`)…」と思ったのですが黙っているのもなんなので、屋台とお祭りについてちょっと質問したりして、意外と話が弾むので驚きました。職場でスイス人の団体に囲まれて毎日コーヒー飲んだりお昼ご飯を食べている、という経験(まあまあ辛いです)が、なんと役に立ちました。何となくスイスの人が団体の時に話すペースや話し方を知ってるので変な雰囲気にもならず。。ほ…と安心。

 

そうこうしている内にまた皿洗いとして呼ばれたのでまた黙々と皿洗い。

その内暗くなってきて、花火が打ち上げられ始めました。綺麗だな、と思いつつ食器を拭き、一度大きな花火が私の真上で打ちあがり、生まれて初めて真下から花火を見れたので感動でその瞬間が止まったかのような感覚になりました。

感動的な瞬間の記憶はスローモーションになるのはなぜでしょうかね。

 

花火もほぼ全て打ちあがり、お祭りもお開きという時に初老の男性がやってきて沢山お礼を言って褒めてくれました。普通にお皿洗ってただけなんだけどな、ここまで言ってもらえるとは悪くない、とありがたかったです。

 

片付けもほぼ終盤に入った頃に焼きたてのソーセージとパンを貰い、明日も仕事で早いので帰らせてくださいと早めに一人で帰りました。

 

真っ暗な中、電動自転車で走って家に向かいながら、あまりの暗さに少しパニックになりつつも森の横を走っていたので虫の鳴き声や森の匂いが気持よくて、何故か一人で笑ってしまいました。10年前の自分が、10年後にスイスの屋台で皿洗いして電動自転車に乗って森の横を走って家に帰る生活を送ってるなんて思いもしなかっただろうに…と思ったからなのです。

 

不思議です。流れるように生きてきて気がついたら新しい土地が私の住む場所になっている。そしてそこで私の事を知っている人が増えていって、それが普通の日常になる。なんとも不可思議な事ですな。しかもスイスの建国記念日なんて、気にもしなければどこ吹く風と言っても良いかもしれないのですがよく考えたらスイスが存在しなくてスイスがこういう体制でなければ私はスイス暮らしをできないので遠くの次元の話のようで実は私の生活に関わっているという建国記念日

 

以上、スイスで三度目の建国記念日の話でした。

もう一度同じ事をやれ、と言われると二つ返事で引き受けるかは微妙ですが、いい経験をさせていただきました(´∇`)。

 

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親知らずの抜歯費用の内訳 -スイスにて-

Teeth gone wild

 

以前書いた親知らず抜歯(三本)の請求書が届いたので約束通り内訳を披露させていただきます。

 こちら↓からの流れです。

当初、約2300chf (約25万円-本日のレート)の見積書を出されショックでフラフラになってしまいましたが覚悟を決めて治療に挑みました。

 

その後は経過診察一回と抜糸が一回だけという治療でシンプルに終わり、最後の診察の後に先生に話しかけられました。

「そういえば、上の歯二本は保険が利かないけど下の歯が保険が利くかどうか確認しましたか?」と聞かれたので、え?何のことですか?と聞いたら、「下の歯は健康な歯に食い込み始めてるから保険が利くかもしれません。こちらから保険会社に確認しておきましょう、と言われました。」

 

え!?え!?
( 〃▽〃)

 

保険が一本でも利けば支払いが少なくなるじゃないかあーー!!
と真顔でそうですか…と言いながらクールを装いつつも心の中では大喜び...

 

その後3週間位は毎日ポストを覗くのを楽しみにしていました。

変な話、ギャンブル的な…興奮が。

だって保険が利けばあの見積書の金額より高くなることはないし、もし保険が利かなければ見積書よりも高くなる可能性があるという…

 

お、恐ろしい(◎-◎;)(◎-◎;)(◎-◎;)
にも関わらず変な興奮が。。

 

3週間ほどたっていつも通りわくわくしながらポストを覗くと口腔外科からの請求書が届いていました。

家に帰るまで待てず階段を登りながら慌てて開封する30代。逸る心を抑えきれない!

 

…そして合計金額に目を通して…やったーーー!!!約1300chf(約14万円-本日のレート)。見積書の合計から約1000chfの減額…涙 それでも高いよ、、でもその差約10万円。いやもう正気の額じゃない。私は大富豪じゃないんだからさ、さらっと当然の様に恐ろしい見積書を出さないでくれよ…と。

 

では内訳をこちらに書いていきたいと思います。

見積書の中に含まれていた細かな治療費が保険が利いて省かれたようです。

 

見積書の内訳は以下の様でしたが、結局請求されたのは青字部分だけでした。

(ざっくり載せただけなので詳細は少し違います。)

 

-見積およびセカンドオピニオン     73chf (約8000円)

-治療説明     52chf (約5700円)

-レントゲン     156 (約17000円)

-麻酔(浸潤麻酔     38chf (約4100円)

-手術     404chf (約44200円)

-創傷治療     62chf (約6700円)

-うがい薬     5chf (約540円)

痛み止め,抗生物質     42chf (約4600円)

-保冷剤?(コールドパック)     8chf (約870円)

-鎮静剤、無痛剤?(Analgo-Sedierung Pauschale)     400chf (約43000円)

 

そしてこちらに詳細のはっきりしない諸々費421chf (約46100円)が加わり

合計約1300chf(約14万円-本日のレート)となりました。

 

相変わらず高額ですけどね、一本500chf位、それが三本と最初は腹を括っていたのでそれ以下になったのは有難いです。そして毎月支払っている健康保険料の意味をここで実感したという利点もありますので。。

 

あ、治療後の経過ですが腫れましたが恐らく通常の腫れ方でその後何か問題があった訳ではないので今の所満足しています。

 

 

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チューリッヒの財務博物館 その②


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 こちら↑の続きです。

 

その後も歴史の話を聞いたのですが、出てくる企業名がネスレやバリー、と他にもスイス企業の名前が出てきたので親近感が湧くというか、意識的に話を聞くことができました。

 

そういえば解説員の方がファイナンス系出身者ではなく、歴史教養や芸術を学んで来た人間です、と仰っていました。館内の解説については淡々と行われていましたが何かの芸術作品について参加者が意見を述べる部分があり、その時に急に「芸術は見る者の主観や製作者の考えなど様々な要素があるので一部分の意見だけを正解だと定めることはできません。」とキラっと輝きながら仰ったので、本来の専門分野に関してだと水を得た魚の様に生き生きとされるんだなぁ…と思ったりもしました。

 

歴史の他、スイスの過去の証券取引所の白黒映像や金融ジャーナリストにインタビューしたものを見聞きできたり、博物館を運営している会社が提供しているカード読み取り機があったり、証券取引ゲームもあったり、とワンフロアで小規模ながらも集中して楽しめるものがいくつかありました。

 

こういう解説員の方に解説してもらえるもの、ドイツに居た頃はほぼ参加した事がなかったので何故だろう?と考えたら、私の気になったものは事前に団体申し込みが必要であったり、子供のグループ向けのものが多かったからかもしれません。

 

今のところチューリッヒで顔を出した博物館の解説では事前申し込みが不要で、団体申し込みでもなくて良いようで、また一人や二人で出向いても問題がないので、気が向いたら行けるというのがとても有難いです。

 

そして解説員の方に博物館が提供している事でもちょっと離れたものでも質問できるのが参加できる利点だとは思うのですが、私の場合は聞きたい事を考えているうちに、他の人々が質問して、その回答を一生懸命聞いてるうちに終わってしまう、というのがいつものパターンです。。。

 

気になっている事があっても、ドイツ語でなんて聞けば良いのだろう?あれ何ていう単語だっけ?と考えているうちに時が過ぎるのです…。

恐らく自分が事前に知っている分野や精通している情報に関してであれば、既にドイツ語でもどこかで見聞きした事がありそれに関する単語を知っていたりするので質問できるのですが、全く無知な分野に関する事だとこのようにタイミングを逃して悔しい思いをする、というのが大体のいつもの流れです。

 

四苦八苦ばかりしています。そしてこれが日本語だったらなぁ、きっともっとすばやく質問できるのにな、と悔やんだり。海外生活なので仕方ないのと、長く住めば住むほど言語的に理解できる事が増え、言いたい事も言えるようにはなってきているのもあるのでそこまで悔やまれる事ではないですが…。日本に帰ってこういう館内解説があったら絶対に参加して絶対に質問を沢山投げかけてやるぜ!という甘い夢を描いたりもしています。

 

 最後に、この解説ツアーに参加して思った事をひとつ…。

すごく当たり前の事ですが、スイスベースの事を解説されるんだな、と。ここはスイスだもの、スイスの歴史、スイスの有名企業、スイスの今後の発展について…。当然だけどこうやって私のスイスに関する情報は地味に、亀の様なペースで増えていくのだろう、と。

 

海外生活者あるあるかもしれませんが、私は自国の日本の事をじゃあどれだけ知っているのだろう?と考えてみて、少し寂しくもなったりします。

インターネットのおかげでどこでも情報は得られますが、自国の事より詳しい事が増える度にちょっと切なくなるのです。

 

覚悟が足りないのか…?!

 

それともそんなものイラナイのか…?!

 

以上、チューリッヒの財務博物館に行った話でした。

気になる方はFinanzmuseum Zürich、Führung(解説)で検索してみて下さい。

この博物館以外でもFührung入力で結構、色んなものがでててきます。

 

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チューリッヒの財務博物館 その①


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ある日の事。

スイスの大手スーパーMigrosから割引券が満載の冊子が送られてきました(会員向け)。冊子をめくるとスーパーに直結したものだけでなく、系列会社の割引券やポイント倍増券が付いており

財務博物館(Finanz Museum)なるものの入場無料券も付いていました。

 

その時に初めて財務博物館なるものがチューリッヒにあると知ったのですが、何の冗談なんだ!?と最初は笑いました。しかし何だか気になるぜ…と頭の片隅にいつかは行ってみたいという思いを抱え日々を過ごしていました。

 

激務が落ち着いてきた時期に、ふと次の火曜日に午後半休を取ってプールに泳ぎに行こうと思い、半休申請を出しました。そしてその後に偶然にも毎週火曜日の昼間に財務博物館が無料で展示解説をしているという情報を入手。

 

これは…行くしかない!

実は最近、別の博物館で無料の展示解説に参加してその面白さに目覚めてしまったので、これは行っておかないといけない!という熱い想いと何故か興奮と緊張が同時にやってきました。

 

前日の月曜日にもそわそわ…

火曜日の午前中は早めに出社し急いで仕事を片付け博物館へ向かいました。

 

チケットカウンターで無料券を出していたら解説員の方が近づいてきて、地下の入り口まで案内してくれました。

 

中に入るとワンフロアだけの小さな展示室、ちらほら数人の人々が展示解説が始まるのを待っていました。

 

時間になって、最初の解説コースに通され、お決まりの「スイスドイツ語でいきますか?それともドイツ語で?」と聞かれるので、遠慮せず私がドイツ語でお願いします。(見た目がしっかり外国人の私がお願いするのだ。どや!という気持ちと、ちょっとスミマセンという気持ち。)

 

まずはスイスの財務関連の歴史上、必ず名前が上がるであろう重要人物や何かのマーク、建物のパネルなどを見て解説が始まりました。

 

最初にエッシャーという人物の名前が上がったのでアホなわたくしはですね~ 何故か一瞬騙し絵で有名なM.Cエッシャーかと思いましてね… そんな訳ないのですが。。

 

スイス鉄道網を発展させるために資金調達を行った起業家兼、政治家でありクレディ・スイスの前身のスイス信用銀行の創設者であるそうです。

 

あれ…?スイス鉄道の何かの資料で読んだような。。。しかし彼のお陰で今日の鉄道王国スイスがあるようなものらしいのに、スイス鉄道好きを言いふらしている割には知りませんでした。。口先だけという感じが情けない。

 

その後はお金ができた歴史、オランダが世界初の株式会社を設立に至った話、活版印刷が発明された事の重要性、どれほど現在の私達の暮らしの基になっているか…うんぬん。

 

こういう話、ドイツのテレビ番組や自然科学雑誌、スイスの他の博物館でも見たのですが結構出てくるいつものパターンです。オランダの株式会社とグーテンベルク活版印刷の歴史はセット。

 

だからどうした、と言われたらそこまでなのですがどこでも繰り返し見聞きすると忘れないものですね。

 

そして話は解説に戻り、20世紀前半には何の保証もなく大人子供皆が工場で働いていた白黒映像、その後は戦後の長期休暇文化の発展。

 

解説員さんが「休暇文化も戦後のものなので実は新しい文化なのですね。」と仰るので、は!と驚きました。確かに…まるでヨーロッパでは当たり前の様に感じた休暇制度や、労働者に対する人権意識や権利意識も実は新しいものなのか…と。

 

また長くなりそうなので続きはその②へ。

 

 

 

 

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イタリア系移民について小話


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チューリッヒにはイタリア系移民が多いです。なのでイタリア語を聞くのは珍しい事ではありません。

 

スイス内にイタリア語圏があるのでスイスの方かもしれませんがチューリッヒ州の外国人比率を見ても一番多いのはイタリア人、その次にドイツ人、となっているのでイタリアの方の可能性が高いかもしれません。

 

社内にも結構な数のイタリアンな名前の方が居て、二世の割合が多いのか母国語はスイスドイツ語だけど、親が話すのでイタリア語も話せるという方が多いです。

 

両親がイタリア人で本人はスイスで生まれ育った人がある日、小学校に入学した時の話をしてくれました。

 

まだ小さかったけど、教室に入ってすぐに自分と同じような境遇のイタリア人(国籍はスイス)を探した、との事。

 

イタリア人ぽい見た目の人や、名前がイタリアンな人をいつも無意識に、どこに行っても探していたと言っていました。

 

年頃にはやっぱり、自分は何者なんだというアイデンティティーについての葛藤があって、もう今となってはそんなのもなくて自分はスイス人なんだな、と思うけれど若い頃は結構悩んだ、と言っていました。

 

イタリア語を話せるしイタリアンなフルネームなのにイタリア人のようなイタリア語は話せないし、イタリアに帰ったからと言って故郷に戻ってきた気もしない、と。

 

彼いわく二世の人はそういう葛藤があり、三世の場合はそこに加え声高に私たちの故郷はイタリア、私たちはイタリア人!と誇るべき事の様にわざと言う人が最近は多い気がする、と言っていました。

 


その話を聞きながら、ドイツで知り合ったイタリア系移民二世の男性二人の事も思い出しました。

 

片方は見た目はピッチピちのティーシャツに金のネックレス、ピッチぴちの細身のズボンでこれぞイタリア人!という感じなのに中身はとってもドイツ人なんだ笑(^_^;)、と自分で恥ずかしそうに言ったひと。

 

もう片方の人は割と控えめな感じの方で、他の友人も交えてイタリアンレストランに行った時に、イタリア人のウェイターさんとイタリア語で話した後に「やっぱり僕のイタリア語は本場イタリア仕込みじゃないからアクセントでドイツ育ちとバレちゃった。。」と恥ずかしそうにしていました。

 

この男性二人がどう感じていたかは不明ですが、前述のスイス人男性の様に年頃には自分のアイデンティティーについて悩んだのかもしれないな…と。


オーストラリアに行った時に船で大量に移住してきたイタリア系住民の多い地域に行くことがあり、昔の白黒写真を見ながらイタリア系移民って私の周りでよく出会う気がするな、と思ってたのですがよく考えると今も仕事がないからと他のEU国で仕事を探すイタリア人も多いし、移民するのは最近始まった文化でもなさそうですね。

 

詳細は不明ですが何か機会があればイタリア人移民の歴史に関するものを調べてみたいです。イタリアにお住まいの方にはもしかしたら周知の歴史的事件があったりして?

 

 

私は日本人として日本で育ったので年頃にアイデンティティーの事で悩むなんてもちろんなく、彼らの気持ちを想像してみようとしてもなかなか難しいです。

 

スイスは三割が外国人の国です。帰化してスイス人になった人も相当数いるそうなので、表には大きく出ないけれど、イタリア系以外にもアイデンティティーについての葛藤を経験してきた人が多いのかもしれません。これからも減ることはなさそうだし。

 

大人になって自由意思で移民となった私の状況と二世、三世の想いは交わる部分はあまりないかもしれないと改めて感じたのでした。

海外生活、辛い時あるある


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海外生活、辛い時あるあるを調子に乗って披露していきたいと思います。

 

海外生活をしたことがある方に
は一つぐらい当てはまる事があるかもしれません。

 

何故こんな悲しみをぶり返すような記事を書こうかと思ったかと言うと、今日も「つっら(辛い)…」と思うことがあり、辛いけれども慣れたし流すのも上手くなったな、と我ながら思ったからなのであります。辛いものは辛いんで変わらないんですけどね、対応の仕方が変わった。

では心して読んでくださいませ…

 


まずひとつ目…
他の国とひとまとめにされる。

アジア人だからという事で人様の結婚式で知らないアジアの方と同じテーブルにされ、それだけでもちょっとビックリだったけどその方の酒癖が悪く…
結婚パーティーを乱している最中に私も仲間だと思われた事…

 

つ、つっら(辛い)
(´;ω;`)

 

 


二つ目…

ドイツ語で説明された事で、ドイツ語が分からないんじゃなくて説明された内容が分からなかったので聞き返したら流暢な英語で説明し直されるというもの。。

いや…英語だから分かりやすいとかそういう問題じゃなくて…まず目標をはっきりして話して欲しいだけなのですよ。。

 

つ、つっら(辛い)
(´д`|||)

 

 


三つ目…
辛い食べ物が得意と思われている…

アジア=辛いものを食べる国、という認識の方が多くて辛い食べ物を食べる時に決めつけるように「辛いものは大丈夫だよね!」と言われる…

大したことないけどもう10年以上言われてるのでいい加減しんどい。。

 

し、しんど…(しんどい)
( ̄~ ̄;)

 

 

四つ目

頑張ってこっちはドイツ語で話してるのに返しは英語… 欧州滞在期間が長くなったのでさすがにここ数年はないですが渡欧すぐはたまにあったので悲しかったです。

良かれと思ってやってくれている場合もあるし、ドイツ語力が低いから英語の方が良いのかとやってくれる場合もあると思いますが、まあまあ辛い。

 

つ、つっら(辛い)
(/´△`\)

 

 


5つ目…
みんなの会話の中にいるし一番事情をよく知ってるのに話し相手としてスルーされるときがある。悪気はないのは知っています。日本人だって日本人の集団の中に外国人がいたら無意識のうちに日本人だけに語りかける人がいるのは知っています。かなり無意識に。
人間は自分の近しい人に寄っていくというのは私の今までの人生で学んだことなので。(当然ながら私調べ)

 

つ、つっらああああああーーー
。・゜゜(ノД`)

 

 


六つ目…

全体の事情を加味して、あえてここは何も言わずまず様子を見守ろう、という態度でいると何も考えてないと思われる。挙げ句の上に何か言えよ、とおこられる。


つ、つっらあああーーー
辛いんじゃあーーー
ι(`ロ´)ノΣ( ̄皿 ̄;;(/´△`\)


ちょっと書いてて冗談抜きで辛くなってきました。。
まあ今は夏で天気が良いしまだ何とかなるんですけどね、どんより曇り空の冬なんかにこういうのが起きると床につっぷして、私の何が悪かったの…このまま粉状になってどこかの海にバラまかれたい…シクシク。。となってしまうので相当ダメージ食らってますね。


でもまあ変な話、私は自分が外国人として異国に空気循環(換気)、新しい風を入れる為に来ている有難い人という前提で生きてますので結果オーライ!という部分もあります。

辛いですけどね。。

 

自分が自分を可愛がらなかったら誰がやるんだ、と思っているので。

 

で、こう思ってるのをドイツ人の同僚に言ったらドン引きした後に爆笑してたので、引かれてるとは思いますが、まあそれもありでしょう。


私の心が健康であることが大事。

 

以上、海外生活、辛い時あるあるでした。

第二段は調子にのれる時にしか書けません。。。

スイスの信用商売

https://www.instagram.com/p/BaBkYQUARTP/

 

無人販売なるものに憧れていた時がありました。一体どんなものだろう?!と密かな憧れをじんわりと長い間持ち続けていましたが、スイスに引っ越して来てからというものこれでもか!というほど無人販売を見るようになりました。

 

上の画像の様に、自分で切って持って帰ってね、というようなお花の販売から秋にはカボチャの販売、その他よく見かけるのは卵の無人販売など。りんごやジャガイモ、にんじんの無人販売もよくあります。

 

当然のことながら支払いは購入者に対する信用で成り立っているので、こういう無人販売を見かける時は、通常はきちんと支払われているものだと思っていたのです。

 

家の近所の農家がやっている小さな小屋の無人販売をたまに利用します。

農家の方の家の一角にある小さな小屋です。そこでは卵、ジャガイモ、にんじん、りんご、チーズ、ミルク、などが扱われています。お代は壁に開いた貯金箱の切り目の様な穴に入れてしまえば良いと言う仕組みです。

 

小銭がない場合は多目に支払って、その分を台帳に自分で記入。次回来た時に採算が合うようにしておく、という。その逆もあり少なめに払って次回に未払い分も払う、という方法もあるようです。

 

とにかく購入者の信用にかかってますので、壁の切り目にお金を入れる時は私はしつこく確認しています。ここまで私の肩にどっぷりかけられた信用を無碍にはできないからなのです。

 

…とまあ、こんな感じで購入しているのですが先日また例の小屋に言ったら、小さくですが正式文書の様なものが貼り付けられていてその内容は、売り上げの20パーセント強が支払われておらず悲しい思いをしている、というような物でした。

 

いや、ショックでしたよ、わたくしは。この静かで穏やかな村でそんな事をする不届き者がいるなんて!!

 

その無人販売に限らず近所のスーパーなどで販売されている鉢植えもお店が閉店しても外に出しっぱなしで、防犯カメラもないし誰でも盗めるような状態にも関わらず(恐らく)事件は起きておらず、安全がキープされているのです。

信用で成り立っているこの村の平穏を犯す者がいるのかい!!?と衝撃を受けました。

 

一応スイス内では大きめのチューリッヒ州の中にありつつも郊外な故、田舎風情の残ったこの村(を愛しています)の穏やかさは私にとっては何事にも変えがたい平穏の証なのに。。。

 

ここまでちょっと大げさに書きましたが、実際のところ無人販売とはどこでもこんなものなのでしょうか。綺麗に小屋を管理している販売者さんのことを思うと私も悲しいですが、かといって防犯カメラなんて設置したり店番をつけたりしたらのんびりさが奪われる上にスイスのバカ高い人件費で採算とれなさそうだし…。

 

そういえば、スイスのセルフレジでも結構きちんと品物がスキャンされず未払いで持っていかれたりしていると何処かで読みました。しかも理由は金銭的には困っていないけれどスリルを感じるためだとか…それを読んだ時に何だかスイスの闇を見てしまったような気もしましたが、人によるのでこれ以上は何とも言えません。

 

とりあえず私はスイスの信用商売を妨害するような事をしたくないので、信用を守れるよう真面目に生きていきたいと思います。

 

なんつって。

すみません、言い過ぎました。

 

人並みの常識は守って生きていく所存です。

 

以上。

 

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オランダの結婚式 その②


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そうこうしている内にディナータイムになりました。信じられない!!17:45にディナーですって!と夫と興奮。今まで私達が経験した結婚式は19時以降のディナーでほぼ予定通りに始まらず、一時間待たされて心も体もかピかピに乾燥してしまいそうになるという…しかもその手前の写真撮影で二、三時間の時間潰しがあるので余計に辛く。。。
(失礼発言の連発失礼します)


しかもちゃんと料理が出来上がって時間通りに準備完了しているよ(涙)と感動続きでした。

 

食事はビュッフェ形式なのでスタートの合図がかかると基本的には長蛇の列ができます。しかし長蛇の列の解消法が!


7つあったテーブルにそれぞれ歌の曲名が付けられ、その曲が流れて来たグループから順番にビュッフェに行けるということでした。

こりゃあ良いアイデアだね!と言っていたのですが、三曲流れてもまだ私達のテーブルの曲が流れない…

 

お腹をすかせていたので曲を流していたDJに手を振って、ジェスチャーでここに(テーブルを指差し)、ビュッフェ(ビュッフェを指差し)の順番を回してくれ!

とダメ元でお願いしたら、クールなDJが頷いてくれたので、これはイケるぞ!と思ったらちゃんと次に曲を流してくれました。きゃあーー!!ありがとーう( 〃▽〃)とまたジェスチャーでお礼を言っておきました。

 

 

食事はさすがオランダらしく半分は魚介類だったので鰹やムール貝などを喜んで頂きました。さすが海に面した国ですね♪
ありがたや~

 

食事が始まり少ししてから新郎新婦の今日は来てくれてありがとうのスピーチ。簡単ななれそめと、新婦さん個人のスピーチと新郎さん個人のスピーチ。

 

新郎さんのスピーチでは、僕らが出会った時、僕には何もなくて将来を決める為の希望もなくて人生で一番ダメな時だったのにそんな僕を好きになってくれてありがとう、と言うのでうるうるしてしまいました。

 

よく喋る新婦さんで、ちゃきちゃきしているけれどどこか不安になるような部分があるように見えて、そこを静かだけど気持ちの安定した新郎さんの存在が守ってるのかなぁ、という印象でした。

 

なので静かな自信の備わった新郎さんは元からの性格ではなく彼女と出会って一緒にいるからなのか?と思ったり。

 

いずれにせよ、お互いの事を好きなのがよく伝わってきたしサポートしていた友人達にもよく愛されているんだな、と分かるカップルでした。

 

 

食後はダンスタイムなのでしばし踊り、疲れたら外で歓談、という感じでした。だだっ広い一面が緑で覆われた土地にポツンとあるお城っぽいホテルだったので、外で休憩するのも気持ちが良かったです。

 

深夜をすぎると揚げたてのフライドポテト(マヨネーズつき!)がふるまわれ大喜び。
さすがオランダだわ!!と皆で大絶賛。

 

外でフライドポテトを食べなながら中で踊る人を見て、新郎さんとそのお母さんがブギウギを一緒に踊ったり新郎さんのお姉さんが激しく踊ったり、仲良し家族なようで微笑ましい風景でした。


あんなにドイツ式の結婚式を嫌がっていたのに、結果的に良い結婚式だったね、と。よく考えたらオランダで結婚パーティーだったから食事の時間も早いし段取りが良かった、というのもあるよね、結婚したのはドイツ人カップルだけども、と…。

 

色んな人の結婚式にいったけど、お互いが好き同士なのがよく伝わってきて、周りにも愛されてる人達だとよく分かる結婚式というのは良いものなんだね、という結論にも。結婚式に興味のない私達夫婦でしたが、いやむしろネガティブな意見が多かったですが今回のこの式に参加させてもらって見る目が変わったのでした。

 

以上、オランダの結婚式の話でした。

 

結婚式参加のためオランダへ その①



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結婚式へ参加の為にオランダへ行っていました。車でドイツの高速道路を使ってオランダへ。

 

猛暑が予想されていたので朝の六時頃の涼しい時間に出発。幸いにも渋滞もなく順調にオランダまで向かうことができました。

 

オランダと言えどもドイツとの国境まで200mの所に宿を取ったので、少し歩けばドイツ。界隈のお店の店員さんはドイツ語もペラペラ、ドイツ人も普通に働いていたり、とオランダ語とドイツ語が自然と飛び交っていました。

 


結婚式は土曜日の午後からだったので、到着した金曜日は特に予定がなくオランダ名物の揚げ物屋さんでコロッケやフライドポテトを食べたり、とブラブラしていました。

 

土曜日は朝方のんびりしながら結婚式への準備をして、結婚式のパーティー部分はオランダだったのですが、その手前の教会式はドイツだったので車に乗って向かいました。

 

久々に会う人々に挨拶をして。ドイツ式の結婚式で未だに驚くのが教会に入る前に新郎新婦が外に居て出迎えてくれる場合があること。新婦さんのみ入場後のマリッジロードを歩いた後に会える場合もあるのですが、たまにこうやって先に二人と話せるというのは未だに新鮮に感じます。


教会に入り、一応親族側なので前の方に座ってもいいの!?とキョロキョロしながら様子見をして前方に着席。神父さんの話が始まり、それだけで涙ぐみはじめる人がチラホラ。

 

教会に行って困るのが、讃美歌を知らないのでちゃんと一緒に歌えないこと。一応歌詞と音譜の載ったものを渡されるので見よう見まねで歌うのですが合ってなさそうなのがよく分かる… でも私だけじゃなく結構多くの人が歌えないようで何だかんだマイク音量高めの神父さんの声が教会内に響いていました。

 

教会式の後はオランダのホテルへ向かい、結婚式というか結婚パーティーです。

通常ならば教会式のあとすぐに場所移動をして、移動先で新郎新婦の写真撮影がありその後に招待客とも撮影したりと大体二、三時間はそこに費やされます。

 

これを数々の結婚式で経験した私たちはとにかく数時間ただ待たされるというのが耐えられなくなり、今回取った対策は教会式のあと自分たちの泊まるホテルに戻って一時間ほど休憩、その後に結婚パーティー会場へ向かうというものでした。

 

罪悪感がない訳ではないけれど耐えられないので、事前にドイツ式の結婚式を嫌がる夫婦だというのはちょくちょく人に話しているので知られています。私はともかく夫がちょっと変わってるので、あの人だったら仕方がない雰囲気も漂わせて強行突破です。


タクシーを呼んで会場へ行ってもらいましたが、運転手さんがドイツ語ペラペラなのにオランダ人だと言うので若干疑ってたのですが、電話がかかってきた時にちゃんとオランダ語を話していたので疑いは晴れました。。


タクシーが到着したら…なんと新郎新婦と親族や近しい友人達がもろに屋外のすてきな並木道の下で撮影中で…こっそり会場へ入ろうとしていたのに彼らの前でしかタクシーも止まれず…。


うわ、、気まずい上に罪悪感がマックス!と思いつつタクシーから降りると親族達に「今までどこにいたの!?ホテルでお昼寝してたんでしょう??」と詰め寄られ…

えへへ(;´_ゝ`)と誤魔化して…


ごめんなさい、本当に。。。と思いつつも長時間待機が耐えられないので今後も同じ事をしそうですが。


…と長くなったのでその②へ小分け投稿にしたいと思います。

「なんだこれ?」を目指す

https://www.instagram.com/p/BlfUTrpBg7W/

 

突然ですがブログを書籍化したいです。書籍化したい理由は様々ありますが、まずは「なんだこれ?」になりたいのです。

 

個人的な経験で言えば、長距離フライトの前に空港の本屋さんで気軽に買った本を「なんだこれ?」と特に期待もせず、淡々と読むだけなのに読んだ後に何だかまあ読んで良かったな、と思えるものがあります。そういうものを実はこっそり目指しています。

 

最初は誰かの役に立てるかも、や自分の日記にもなるしと思って始めたのですが気が付いたら「なんだこれ?」を目指していました。世の中には次のページを早く読みたくて仕方ないような本、装丁が美しくてページをめくるだけでうっとりする本、一体どこの誰がこれを書籍化しようと提案したんだ、と思えるような本、一生の宝にしたいようなありがたい参考書など、様々なものがあります。

 

その中でも特に気張らず可もなく不可もなく、一回読んだら次に読むのは掃除中にパラパラくらいか…みたいな本も私は結構好きなのです。そもそも人の生活の話を聞くのが好きなのでそういったものを読みたく。せっかく書いたので出版してスイスにもドイツにも海外生活にも興味の無さそうな人にも見てもらいたい。そこだけに特化した訳ではなく出来るだけ私の必死な生き様や想いも載せているので、こんなに適当でも何とか生きてる人がいるんだと思ってもらいたいのです。私の人生より自分の方が全然マシだわ、と思ってもらってもいいし、こういう考え方の人がいるんだな、とかよくこんな文章で書籍化しようと思ったな、と思ってもらっても良い。海外生活のあるあると思って読んでもらっても嬉しいです。

  

実は特定の読んでもらいたい人もいます。中学生の頃の担任の先生で、なぜか日記を提出する課題があり週に一回位はノートを提出していたのですが、その先生が私の日記を絶賛してくれたのです。物を見る観点が変わっているので新しい発見があって面白い!と。その当時はそうなの?位の地味な反応でしたが、普段は厳しい先生だったのでそう言って褒めてもらえて嬉しかったのです。クラス全員の前で朗読させられるという辱めを受けましたが、三者面談か何かでも母に向かって私の感性が独特なのが良いと言っていたような気がします。

 

思春期の色んな事が変わっていくよく分からない時期で、自分としてはボーっといつも通りに生きてるのに、あらよっと!急に普通にやってる事で褒められるとは嬉しくて。まぁ、その時のノリで20年経ってからブログなんてのを始めるとまともな成人が書いた文章にも見えませんが、そこもわざとやっている部分でもあります。

 

ふーん、そうなんだ、と気楽に読んでもらいたいので肩肘はらないようにはしています。こんな事を気楽に書いて大丈夫か?と思うけど言わないと伝わらないこともあるし、書いた先から書籍化に興味がなくなるかもしれないので…これも日記的に書き残していこうと思います。

 

夢をポロっと披露しとくのはアリでしょ、アリ?!!ね?!

 

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スイス国立サーカスを避けていた

https://www.instagram.com/p/BxnMO6ro5Br/

 

以前の以下の投稿でも触れましたが、私のスイスに対する印象はサーカス大国。

 

何故なのかは不明ですが、スイスには国立サーカス「KNIE(クニー:膝という意味)」というサーカス団があるくらいなので、もしかしたらこの伝統あるサーカスクニーの影響でサーカス大国なのかもしれません。

ちゃんと調べてくれよ、という感じかもしれませんが調べる気力がないのでこの勝手な仮説を適当に聞き流していただけると幸いです。

 

スイスに引っ越して来てから、サーカスクニーの広告はよく見かけました。サーカス好きにはなかなか気になるサーカス団。いつか、いつか見に行ってみたい!と思いつつも実は避けていました。

 

なぜならば、サーカス大国スイスにはかなりの数のサーカス団があり、その最高峰?とも言えるクニーのサーカスを見てしまったら他のサーカスを楽しめなくなるのでは?と危惧していたからなのです。

 

なので、今年の巡業の広告を目にしようとも見て見ぬふり。あまり有名でないサーカス団を何度か見た後にクニーデビューを果たすぜ!と心に決めていました。

それなのに、今年は創業100周年という事もあって、サーカスだけでなくスイスで有名な俳優さん兼コメディアンの方々とコラボ企画とのこと。しかもその俳優さんは私達がスイスに引っ越して来てからスイスドイツ語学習の為に全シリーズを見たスイスドラマの主役の方なのです。夫に至ってはそのドラマのエキストラをしてちゃっかり画面にも映っているので私達にとってはスイスドイツ語とスイス生活の恩師のようなもの…。

 

彼とのコラボか…う、気にはなる。気にはなるがまだクニーデビューを果たしてはいかん!とまたもや見て見ぬふり。。。そんなある日、夫が「クニーの今年の巡業広告見た?マイクミュラー(例の俳優さん)が出るみたいだし、見に行こうか?」と言うのです。

う…そんなの…そんなの見に行きたいに決まってるやん!!と即答してしまったのでした。

 

サーカス当日は公演開始ぎりぎりに駅に着き、サーカステントまであと一歩!という所で強風と豪雨に見まわれ。。傘を持っていない人々…私達ももちろん持っていなかったのでなかなかテントまでたどり着けない、という謎の遅延をくらいそうでした。何とか小降りになった瞬間に猛ダッシュでテントへ向かうとあらゆる方向から雨宿りしていたであろう人々が猛ダッシュしてくる。。。仲間…仲間達よ…人の事を言える立場ではないけれど公演開始ぎりぎりに来過ぎではないのか?

 

何とかテント内に入って、赤が基調のロビーの雰囲気に興奮をかきたてられながら席に着きました。内容は他のブログやウェブで書かれている方が結構いるので具体的には省きます。

 

創業からの歴史を見せる映像が時々出てきたり、例の俳優さんともう一人の方が様々なキャラになって掛け合いで観客を笑わせていました。スイスドイツ語会話なので、最初は頑張って聞き取れていたのですが後半は集中力が切れてしまって、ぼーっとしていると周りの爆笑が聞こえてきて…いいなぁ…言ってることが分かって、夫も笑ってる、、いいなぁ。。と思ったのでした。こういう時にスイスドイツ語学習のモチベーションは上がりますね…

 

芸については、人様が体を張ってますので例のごとく何かこみ上げてくる想いがあってまた開始しょっぱな泣く、という我ながらこんな自分が嫌かもしれない…という事もあったり。

 

感想としては素晴らしかったの一言に尽きるのですが、以前見た小さなサーカス団

 (以下の投稿です)

のレベルも全然悪くないのだと分かりました。雲泥の差みたいなのがあるものなのか、と思ってましたがそんな事もなく。どちらもそれぞれ違った良さがありました。

(具体的に各々の良さを書き並べる事もできるのですが、何だか個人的観点が強すぎるので省きます。)

なので、クニーを見た後でも尚まだまだ他のサーカス団を見る事が出来るぞ!と安心できました。

 

この巡業はスイス全土で行われるので、俳優さん達もフランス語圏やイタリア語圏に行って現地の言語で掛け合いをするのだろうか?と気になり調べてみたら、フランス語圏ではフランス語を話す俳優さん達と公演されるようで、そんな所もきちんと考えられてるのだな、と。この方達はイタリア語圏でイタリア語でも公演するのでしょうか?今は謎ですがスイスで暮らしているうちにどこかから勝手に情報が入ってきそうなのでその機会を待ちたいと思います。

 

以上、スイス国立サーカスデビューをした話でした。

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親知らずの抜歯を勧められてから - スイスにて③

wisdom tooth you suck.

 

 

術後から腫れていた左のほっぺたを見て、まぁ体の中にあったものを切開して取り出したんだからこれくらい腫れるのは自然な事か…と思いつつ腫れが段々大きくなってきたので手術の次の日もホームオフィスをする事にしました。

 

本来ならば術後一週間、病欠をとっても良かったのですが痛みがなかったのと職場の同僚が数人休暇やプロジェクトで不在の時だったのと、新社屋へ引越しも重なっていたので会社に行った方がいいなと思い出社する事に。

 

私のハムスターの様に腫れ上がったほっぺを見て、驚く人、笑いをこらえる人、同情してくれる人…様々いましたが今度は腫れだけでなく痛みも出てきてしまったので段々と不機嫌になり…。見かねた同僚が、もう帰った方が良い、と言ってくれたので午前中だけ働いて帰る事にしました。

 

その後2日ほど腫れがどんどん進んでいき、内出血もはじまり反対側の抜歯していないほっぺまで腫れてくる、内出血し始める、しかも内出血は首までいってしまう。

あまりに腫れが引かないので一生こんな顔のままだったらどうしよう、と思ったりしてネット検索すると、同じような事を考えている人がいるものなんですね…結構似た悩みが出てきいました。

 

しかし一度満月の日に大きく腫れあがったかと思うと次の日から引いていったのでした。海がめの産卵が月の引力で満月の日に増える、みたいなやつで私のほっぺの腫れもひっぱられたのでは?!なんて仮説を思い立ちましたが、いや…ちょうど腫れが引くぐらいの時期だわ。。と冷静になったり( ´,_ゝ`)。

 

まだ抜歯も終わっていないし費用の請求も勿論終わっていないのでどうなることやら、という感じですが今のところ術後の経過は良好です。

 

術後一週間で診察に行った時に、抜いた親知らずを貰いました。実はてっきり捨てられたとばかり思い込んでいたので大喜び。

日本だったら抜いた親知らずを貰えるはずなのに…欧米文化ではゴミ扱いなのかもしれない、悲しい(;_;)と思っていましたが、よく考えると術後すぐのフラフラな時に渡されるものでもないかもしれませんね。。

 

しかし何が嬉しかったって、綺麗に洗浄した状態で渡されたこと。歯肉などついておらず。あまりに上の歯の親知らずが綺麗なので、これあまりにも観賞したくなるので机の引き出しにしまっておくのは勿体ない気がする、どうしよう。と夫に言ったら『そんなに気に入ってるなら原始人みたいにネックレスにしたら良いんじゃない。敵の首をとってやったぞ、的に。』と言われたのでアハハ!!と笑ったけどなきにしもあらずか…?? 

気持ち悪がられて友達が減りそうだわ

( ´∀`;)やめとこ。。

 

何かの折に抜歯後の事や実際の請求額についても、気が乗れば書きたいと思います。

 

これにて一旦私の親知らず抜歯話は終わりです。

 

 

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親知らずの抜歯を勧められてから - スイスにて②

 

wisdom tooth you suck.

do-sui.hatenablog.com

上の投稿の続きです。

 

見積額がかなり高額でショックを受けながら家に帰り、まずは夫に相談。

夫も…なんだこりゃ…高い。。とショックを受けていました。ネットで相場検索も出来たのですが私はショックでフラフラだったので今日は何も行動を起こす気がしない、と告げソファに深く座りうなだれ、見かねた彼がネット検索をしてくれました。

 

検索したところ、どうやらチューリッヒ辺りでは法外に高い訳でもなさそうだしむしろ平均より少し高い位だけどもまあ許容範囲っぽいよ…という事でした。

ちょうど、その数日後に夫が近所の歯医者さんに予約をとっていたので、そこで受付の人にこれはスイスで普通の額なのか聞いてこよう、と言ってくれたのでそれを待つことにしました。

 

数日後、歯医者さんで聞いてきてくれた話によると例の口腔外科はこの界隈では腕が良いという事でかなり有名で、うちの街にも口腔外科があるけれど受付の人がもし親知らずの抜歯が必要ならばむしろうちの街の口腔外科ではなく例の口腔外科にお願いしたいくらい、との事でした。そして見積額はチューリッヒ辺りでは至って普通。例の口腔外科はチューリッヒ州ではなく隣の州なので、チューリッヒ州での診療よりも税率が低いらしく腕も良いのに税率も低いなんてむしろ文句のつけようがない、との事でした。

 

なるほど…そんな事を聞いてしまえばショックでマイナスに落ち込んでいた気持ちが一気に上がるではないか!と。

 

それでも高額なのでまだ悩み続けました。それだけの費用なら日本に帰って抜歯してもらってもお釣りが出るはずだし、どうしようか… 色んな人の意見を聞きつつ、日本に帰ってももしもの事情で他に予約が必要になったり、術後に化膿したりして。。その時スイスに戻ってきていたらややこしかったり、うーん。うぇーー…っていうか休暇取れるのか?他の人の休暇バックアップの予定が先に数ヶ月埋まってたような…。あぁ、そんな事を考えるのもめんどくさい!!!

 

と思いつつ、湧き上がってくる別の想いも…。

それは…スイスに住んでるんだからスイスのものを体験したい。そこまで腕が良いのならむしろそれを体験してみたい。全身麻酔をドイツで何度か経験したけど、もう一度体験してみたい。。などなど。いつもの好奇心旺盛な姿勢がふつふつと前面に出てきました。

 

あー!もうじゃあやっぱりスイスの口腔外科で親知らずを抜歯してもらおう。

見積書通りに三本まとめて全身麻酔だ!と二ヵ月後に予約を取ったのでした。

 

手術は午後二時から、午前中に出勤もできましたがお化粧をしてはだめ、だとか数時間前には水を飲んでいいけれどそれが最後…など注意点がちょこちょこあったので、上司に聞いて午前中はホームオフィスをする事にしました。

 

お昼前になり口腔外科へ向かい、いつも通り入って受付に行っても誰もいなくて10分待たされ何だか不安になってくるという口腔外科…。電話も繋がりにくいのでメールでやりとりや予約が必要な口腔外科…こんなところに手術をお願いして大丈夫なのだろうか?と不安が段々増してくる。。

 

そうこうしている内に看護師さんがやってきてくれて、別室にてシャワーキャップみたいなものをかぶらされ、靴も脱ぎ、抗生物質と痛み止めを事前に飲まされました。口の中もうがいして、いざ手術台へ。

 

三人くらいの看護師さんが皆スイスドイツ語で話しかけてくる…分かってるつもりだけどちゃんと理解できているのだろうか?と自問。どうしようもなくなったら標準ドイツ語にしてもらおう、と思いつつ鼻に管をつけられ、あれ?これが全身麻酔かな?と思いつつも何も起きず。しばらくして先生がやってきて麻酔しますからねー…と言われて注射をされたら天井の電灯が二重に見えてきたところで眠ったようです。

 

目が覚めたら椅子の上に座っていました。口の中が血の味がして。

迎えに来た夫の足が見えて、そして看護師さんと喋る声が聞こえてくる。腕をつかまれ車に乗り込み、横断歩道を渡る双子みたいなおじいさんが二人居て、まあソックリ!と思ったけど、まだ麻酔がきれていなかったようで一人のおじいさんが二重に見えていただけみたいです。

 

その後、スイス郵便に引き取りが必要だった荷物を取りに行き、関税を支払わされチクショー高いぜ!と思った記憶はあるのですが、その後は家に帰って眠ってしまったようでその日の記憶が曖昧です。

 

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親知らずの抜歯を勧められてから - スイスにて①

wisdom tooth you suck.

 

自主的に行った歯科検診で親知らずの抜歯を勧められました…というか口腔外科の紹介状を出すことまで勝手に話が進んでいました。

 

左下の親知らずで、日本で反対側の親知らずを抜いた時にも先生にはいつか左下も抜かないといけなくなるだろうね、と言われていました。

 レントゲンを見ると確かに奥歯に食い込みはじめていたので、見てみぬふりはもうできない状態でした。

 

仕方ない…先生に恐る恐る費用を聞くと、高くても500chf位(約52000円)と言われたので、20万円位を覚悟していた身にはかなりの安心材料になりました。

ほ…高いがスイスでそれで済むならありがたい。。と数日経ってから紹介状を出してもらった口腔外科へ向かいました。

 

まずはレントゲンをとって、その後に診察室へ。初お目見えの先生。直前に対応してくれた看護師さんはスイスドイツ語バリバリだったので、さすがに先生も同じなら標準ドイツ語で話して貰えるようお願いしないと、と思っていました。

 

先生が話し出すと標準ドイツ語だったので、外国人の私のため?と思ったらドイツ人でした。早口でばーっと説明されたけどまあ理解できたので良いか、と。

 

そこで衝撃的な事を聞いてしまいました。

上の親知らずの一本も少し奥歯に食い込み始めてて、これも抜かないといけない、と言われたことでした。二本抜くなら部分麻酔でなくて全身麻酔のひともいる、と。なんならどうせ二本抜くなら残った一本も抜いてしまうのが良いかもしれませんね。見積書を出すので判断してください、とのことでした。

 

え…!?三本を抜くだけでも想定外なのに全身麻酔なんてしたらめっちゃ高くなりますよね!?と見積書が出てくるまで戸惑う私。。

 

診察が終わってすぐ、待合室にいきましたが入ってすぐに名前を呼ばれ見積書を渡され…費用を確認して、その場で心の中ではショックですってんころりん、と転げてしまいました。実際は平静を装ってじっと見積書を見つめていましたが。

 

総額2400chf (約26万円)でした…。

詳細を記入する事は可能なのですがどこまで需要があるのか分からないので、省きます。細かく書かれた項目の中で高かったのは、やはり全身麻酔400chf +手術費用404chf+もろもろ400chfでした。もちろん診察費、術後の経過検診、抜歯、抗生物質など全ての費用が含まれています。

 

部分麻酔にすればもう少し安くもなりそうでしたが、目が覚めた状態で抜歯されるのが怖くて…やるなら全身麻酔しかない、と決めていました。

 

結局どうするか決めるまでに悩みましたが詳細については次回の投稿にて…

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ノスタルジーと共に新社屋へ

NOSTALGIA

 

地味に建設中だった新社屋が完成したので初出勤してきました。

勤務地の最寄り駅が変わり、駅から新社屋への行き方も知らなかったので初日はグーグルマップの指示に従い新しい建物へ向かいました。

 

駅から徒歩8分らしい…これは遠いのでは?と思いつつ、グーグルマップ様の指示通りに進むとなんと上がり坂が出現!!ええー!毎朝上がり坂を登って出勤!?「ちくしょー!こんな会社辞めてやる!」と最近不満がたまっていたので怒りながら坂を上がりました。

 

上がりきったところで今度は下り坂が出現。「あら♪下りがあるなんて楽チン!ふふーん。」と喜んで下って行くとまた上がり坂が目の前に。「コンニャロー!こんな会社絶対にすぐ辞めてやる!」とひとり息巻いていた先に新社屋が見えてきました。

 

あら?思ったより遠くなかった。おまけに川のせせらぎも聞こえてくる…

いいじゃないの~、と思いつつ社内へ。

 

入っていくと朝早くにも関わらず多くの同僚が引越しで持ってきたダンボール箱を開けてファイルを棚に詰めていました。

 

私も荷物を置いて、自分のダンボールを開け、ささっと棚にファイルを入れていく。

大方終わったところで、これどうしよう…というファイルが数冊現われました。

 

私の前の前に勤めていた人が使っていた自作のマニュアルファイルです。

横幅50センチ位はスペースを必要とするので、この際捨ててしまおうか…と思ったのですが前の社屋で、これどうしようか?とドイツ人の同僚に聞いた時に「俺だったら捨てないな。だって彼女の(前の前の勤め人)歴史が残ってるんだもん。ほら、中を見て。」と言われて一緒にファイルの中を見てしまったのです。

 

手書きで書かれたメモや、スクリーンショットを印刷して何か添え書きしたもの、紙が古くなって黄ばんできている説明書などなど。

 

うーむ。この数冊の中に頑張ってきた人の想いが詰まっている気はする…。しかも定年退職した人のファイルだしな…嫌々辞めて置いていったファイルとは訳が違う。

でもうっすら心の中で、彼の言うことも分かるけど捨ててしまったらもう二度と思い出す事もないし、一年に一度開けるかどうかも分からないファイルを置いておくのは正直意味がない気もするなぁ…と思いつつファイルの中を一緒に見ていました。

 

そしたら同僚が、「置いてても意味がないのは知ってるんだけど、ノスタルジックな理由で捨てられないんだ。」と言うので、何だかしんみりしてしまいました。

友人のドイツ人男性達の何人かが手書きのポストカードを旅先から送ったり、人にもらったちょっとした物を二度と見る事はないのに大切に取っておいたりするのを思い出して、あ…ドイツ人男性ってこういう事するのあるな…と思ったので傷つけてはいかん、と思い(多少渋々)ダンボール箱に例のファイル達を詰めることにしました。

 

そのファイルを新社屋で見て、あまり収納棚も無さそうだしどうしようかな…

と思っていたら、まだ開いている棚があるけど、何かまだ入れるファイルがある?と聞かれたので、あ!あるある、このファイル達よ、ノスタルジーが理由で持ってきたからもう二度と見る事はないと思うんだけど…その棚のスペースを使っても良いかな?と聞いたら同僚がクスっと笑いなら、「分かった、ノスタルジーね。(ドイツ語発音ではノスタルー)」と棚に入れてくれました。

 

他の同僚達も、ノスタルジー用ね、と言いながら笑っていましたが、そういう一見効率の悪そうなことも受け入れてくれる穏やかな雰囲気がいいな、と棚に入れながら思いました。

 

他にも最近になって定年退職した人が使ってた分厚いフランス語辞書とスペイン語辞書も一緒に持ってきた人がいて、今はみんなオンラインの辞書を見るのでその辞書をひく事はないのですが何か捨てられなくて…と持ってきていました。

 

去った人間を思って残った人間がちょっとノスタルジックな気分になるのは自然な事なのだと思いますが、案外よくあるのは去った方は何とも思ってなくて「そんな古いファイルさっさと捨てちゃえばいいのにー!」と言ったりして。。

 

以前、例の女性が退職後にオフィスに顔を見せに来た時はタンクトップから出たよく日焼けした腕に頭にはサングラス、で南国から帰ってきたみたいにぱーっと明るかったので残ったこちらのイメージとは違う人生を送ってそうな感じでした。

 

亡くなった人の物なら遺品になるのでそれこそ形見になるし、意味合いがもっと変わってくるのでしょうが。

 

去った人と残った人の思惑が違うのって別れた恋人同士みたいなものかも??と思ったり…

 

例のファイル達はいつかドイツ人の同僚がいなくなり、私もいなくなった時に誰かがこのファイルもう要らないよね?と捨てられるのだと思いますが、それまではノスタルジーを理由に新社屋に置かれるのだと思います。できれば存在をスッカリ忘れて去りたいけれど、こうやってブログ記事にしてしまったので変に忘れられないかもしれません…。

 

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